今では、フリーシーズン胡蝶蘭の花を拝見することが出来ます。
そして、何処の町でもよく見かけます。
20年も前は、胡蝶蘭は高貴で高価なランでした。
その後次第に、バイオテクノロジーの技術が一般的になり、同時に多量の苗が出来るようになり、極一般的で、誰でもが手に入れられる様になりました。
ランの花は、基本的にはほぼ同じような形をしています。
花弁の中央に柱頭があり、そこに蜂や蛾などが、ミツを求めて入り込みます。
すると他の花から付けてきた花粉をその柱頭の中に接触させます。
そのことがあって受粉され、やがて種子が結実します。
花の美しさは、その受粉虫たちのためであって、人のためではなさそうなのです。
美しさだけではなく、甘い蜜の味や香りまで振りまいて、呼び込みしているのです。