ブリコルールの日々

キャッチし、発信するアンテナ。ANTENNE アンテーヌ 芦屋・宝塚・三田よりのレアで@な情報発信基地より

走る、走る東へ西へ

2009-05-13 23:47:01 | NEWS
会社の決算書があがったので、銀行へもってあがる。
いろいろお願いしなくてはならないし(笑い)
後は打ち合わせが続く。かたまるなー。

基本、経営ってスタッフがいかに元気で楽しく働ける環境を作るかとお金をどう引っ張ってくるか、どう分配するかに尽きると思う。

最善と、最悪の場合を想定してことにあたらねばならないわけで。ストレスは自然にたまる。まあ、最近は食べることで発散するしかないかな。



というわけで今夜の夕食。

ボンゴレ・ビアンコ、明太子ソースのサラダ、オニオンスープ、パン。

バターと白ワインで開かせたアサリ。これからが旬ですから。パンは苦楽園の「ケイズベック」  もっちりして、焼くといい香り。

最近、食後にコーヒーを点てている。ゴディバのCOFFEE。ミルクと砂糖多目。

少し睡眠不足。早めに寝よう


みんな集まれ

2009-05-12 22:41:58 | NEWS
朝から月一回の全スタッフが集まる日。



元気な顔、顔、顔。午前中はビデオ「おもてなしの心」をみて、感想文を書いてもらう。
そのあと先月の反省と今月の目標の発表。これは全スタッフなので時間がかかる。しかし、みんなの前でしゃべって、宣言することに意義がある。新一年生からスタート。さすがに疲れもでているのか声に元気がないぞ。二年生は、逆に元気いっぱい。

昼から外部講師にお願いし、新しいカラー技術「ゼロテク」を勉強。これ地肌にカラーリング薬剤を浸けないで、髪の毛だけに塗布するという離れ業。みんな真剣に取り組んでいました。

この日はヨーグルトをやめてバニラアイスクリームにフルーツ(パイナップル、キィーウィ、イチゴ)。パティシエ・Tが大活躍。
そんな感じです。
家にもどり、ワンコと散歩、阪神百貨店で、懲りずに「海老くるみ」をまた購入。 いかん、ついつい。百貨店の食料品売り場には行くもんでないな。


初物のアメリカンチェリーも。甘くて、肉厚。嬉しい美味しさです。


テレコテレコでチグハグな一日

2009-05-11 22:54:41 | NEWS
日曜日、家人がグループホーム主催の母の日の遠足(有馬富士公園)に行ってくれた。
たいへん喜んでいる母の写真が送られてきた。ありがとうございます。



月曜日、へんな一日であった。

朝から、いつものように三宅接骨医院に身体をまっすぐにしてもらいに行き、帰りに甲南山手の喫茶店「OGA」でモーニング¥450をいただく。トーストにソーセージ、スクランブルエッグとサラダ、コーヒー。
今朝は、仙一さんはおられなかった。

のんびりしようと庭でワンコと遊び、部屋でギターを弾いていたら、携帯が鳴る。

ここから、チグハグな攻めが始まる。

母をお願いしているグループホームから電話。「お母様の検査があるのでは」と。

「しまった!」CTスキャンの予約をしていたのだ。急いで、クルマで走り、母をピックアップして西宮の笹生病院へ。

電話でその旨を伝えて、遅刻だがその後を何とかとってもらう。よかったと胸をなでおろして病院へ。受付を済ませ、車椅子を押して、超スピードで検査室に向かう。少し待って、ようやく検査の技師の方が出てこられ、ひとこと「ひょっとして、食事をとってこられました?」

そうだった。朝から絶食させて連れてこないといけなかったのだ!!検査はお預け。

来週の予約を取り直し、ひと山超えて母をグループホームへ。

その後、前にもご紹介した「すじかま」でうどんを食べた。
勿論、やけ食いである。


その後夕刻まで、ふて寝である。

まあ、こんな日もあるさ。

今年はうまい、グレープフルーツ

2009-05-10 01:57:17 | NEWS
このところ、ヘビー級の重たい話題を何度か取り上げた。とたんにブログへのアクセスが少なくなります。(笑い)
できれば、最終的に一日、500くらいはいきたいと願っているんですが(笑い)なかなかうまくいきません。小難しいことを書きすぎかな。



というわけで、このところ毎日、2分の1個は食べていますグレープフルーツの話題。(笑い)

今年は特に豊作で、おいしい。特にルビーと呼ばれるピンクのやつが甘くて美味しい気がします。私は普通、ハチミツか、砂糖をかけて食べてしまいますがそのままでもいけちゃいます。ビタミンも摂れますが、独特の苦味で食欲が刺激されるのがグレープフルーツのよいところ。ヨーグルトと一緒なら、すごい栄養です。みなさんも、ぜひ!

そろそろアメリカンチェリーも出回る季節。楽しみです。



自分の身の処し方

2009-05-09 00:07:59 | NEWS
朝のTVを見るともなしに見ていたら、釘づけになった。

みのもんたさんの番組「朝ズバ」で特集が組まれていた介護老人保健施設がすごかった。

「老化」とか「老後」とか「死」とかまともに、向き合い考えたい人はいないと思う。しかし、確実に刻一刻と時間は過ぎ、ろうそくがジリジリと音をたてて燃え続けるがごとくに終焉に向けて我々はすすむ。誰一人としてそれから逃れ得る人はいない。自分がご老人と呼ばれるようになったときの不安を、心の奥底に抱えていない人いないだろう。



この埼玉の春日部市にある「しょうわ」という施設は、我々の抱くその不安を軽くし、勇気を与えてくれる。これはひとつの答えだと思う。

簡単に書くと、そこは「パラダイス」かもしれない。

その施設ではダブーがない。ここに来たご老人たちは、体育館のような広い施設内で、体の健康状態に関係なく煙草を吸い、習い事やお稽古にいそしみたい人にはそれを教えてくれ、やりたいスポーツや麻雀やカラオケなどなんでもできるし、基本的にどう生きて死にたいかを最優先に考えてくれる。

働いている職員の子供を預かる託児所もあり、広いフロアでは、子供と老人、そして介護犬が走り回っています。庭ではヤギやニワトリなどもたくさんいて、それらの世話をすることで、痴呆の治療に役立っているそうです。

まさに天国に近い。見ていてそう感じました。

もちろん、医師の指導の下、法に基づき、しっかりと管理はされている。が、施設の職員がおこなう介護には、他所にはない理念に基づいている。

薬漬けで、長生きするより、やりたいことをして、楽しく早く死なせてくれるわけである。結果として、痴呆を改善し、家族や周りに迷惑をかけず、家で死を迎え、幸せに旅立つことができる。

「在宅介護支援」を理念として掲げ、「家で死ぬ」という尊厳をもった介護を理想とする。詳しくは下のURLにアクセスしていただきたい。

http://www.showa.or.jp/

この施設に来ておられる老人はほとんど自宅に帰り、また迎えに来てもらい施設に戻ってくる。基本的にデイサービスなので昼間の決まった時間帯だけ介護保険の点数によって施設を利用できる。このあたりの介護保険の仕組みは、書くとたいへん長くなるし、理解するのに時間を要する。若い人には理解してもらうのは無理だろう。身近にそういう人がいて始めて理解できる。

私は自分の母の介護の際、介護保険で要介護2であった母を週に2回から3回、そういった老人介護施設に預かっていただいていた経験がある。たいへん助かった。四六時中、母だけを見ているなんて、仕事を持っている私には到底無理だから.施設でお風呂に入れてくれ、お昼ご飯を食べさせていただき、決まったメニューでお遊戯やお友達と好きなことをさせてもらって送迎車で自宅まで送り届けてもらえるのである。

そのように似た施設は全国に無数にあるんだけど、この「しょうわ」はちがう。すごいのである。とにかく、入れるものなら、私の老後はここに入りたいと思った。番組の中でも、このような仕組みづくりや理念の施設が増えることを願うというコメントが、出演している人からどんどん出されていましたし、おそらく、番組終了後、視聴者より問い合わせが殺到したにちがいない。

アルツハイマーのあるおじいさんは自分がオリンピックで金メダルを獲った英雄であると思い込んでいて、ことあるごとに人に自慢する。勿論そんな事実はないのだが、職員は毎回その話を聞き、話をあわせてくれる。一切否定はしない。

いっしょに暮らしていた愛犬の死をきっかけに、徘徊老人となり、毎日近所の人に迷惑をかけていたご夫人に、その施設は大きな犬のぬいぐるみを渡した。そうして「そのぬいぐるみの世話をしてください」とご夫人になすべき仕事を与えたのである。それから、そのご夫人は徘徊をしなくなった。

そんな奇跡ような出来事がたくさん起こっている。

その映像の中では、みんな老人が笑顔なのだ。ある老人がフォークを使い、口から食べ物をうまく食べられないでテーブルにこぼしていても一切助けないし、介助もしない。のたうちながらも、自分で食べるという行為をどんなことをしても自分で行い、食べたいという気持ちを最優先に考えてくれる。そうすることで認知症(アルツハイマー)にも改善が見られるそうだ。

みんな、老後に不安なく楽しく平和に自分のしたいことをして死にたいと思いませんか?こんな施設があるんだとうれしくなった。このようなところがもっと増えて欲しい。いや、絶対増やすべきです。

ぜひ、「しょうわ」のHPをぜひご覧になってみてくださいね。



クライマックスとリビドー

2009-05-07 06:49:40 | NEWS
4月に入社した新1年生が、シャンプーテストに合格してきました。

キャンベリーこと藤本さんが1番目に合格。すばらしい!彼女は香川県の小豆島から出てきて、一人暮らし。生活だけでもたいへんなんですが、よく頑張ったと思います。

5月から三田のサロンの勤務なので、とてもはりきって頑張っていました。



毎日、眠い目をこすりながら、早朝から出てきてシャンプーレッスン。今まで経験したことのなかった試練であったと思います。時間内に、お客様に感動していただける内容を身につけることは本当に難しい。何度も先輩に注意を受け、試験に落ちてようやく3人の先輩に合格をもらって、私のところへ最終の試験にくるわけです。

私としては、そのプロセスを見ているだけに合格させてあげたいんですが、規定の基準に満たない場合、不合格にせざるをえない。彼女にも何度か不合格を出しました。

そんなわけで、美容室に入って最大の難関をクリアした喜びは、言葉では表せないと思います。よかったね、キャンベリー。

「やったー!」といううれしいクライマックスとしての喜び。それは一瞬なんですね。

すぐに次のリビドーの時期がやってきます。「壁」というやつですね。普通のシャンプーに合格した後、次はカラーシャンプーの試験がある。そしてまた出来ないことに悩む。これがリビドーの時期。



人は、これを繰り返すわけです。しかし、その一瞬のクライマックスの喜びは何物にも代えがたい。成功体験を積み重ねて、はじめて自分の中に自信が生まれていきます。これがないとすぐにつらいことがあったら挫折してしまいます。

新一年生にはこれからまだまだたくさんの試験が待っているんですが、焦らず一歩一歩確実に進んで欲しいと思います。教える先輩もたいへんなんですね。

そのたいへんさは、来年に君たちの後輩が入ってきたときにわかります。
がんばっていこう!


急げ、海老くるみ

2009-05-06 01:47:23 | NEWS
三宮の楽器店へ、ギターの弦などの小物を買いに行き、帰りに西宮の阪神百貨店の食料品売り場で、先日ブログにも書いた例のものを入手してきました。

江戸一「海老くるみ」



これ最高に美味しい。噛むと海老の甘みがジューシーに口に広がり、胡桃がコクをプラス。栄養価も高いです。珍味です。職人技が光る。

先日書かせていただいた際には、もっと海老が小ぶりでした。小さいほうが美味いです。(写真参照)ということは・・。



そろそろ季節も終わりということですね。
海老が大きくなると、身も固くなり、大味になる。
作るのをやめるでしょう。 私は3つも大人買い(笑い)
食べてみたい方は、急いでください。大きな百貨店にはあるのでないでしょうか。

実はアサリの佃煮もいっしょに購入。
ショウガでしっかりと煮込んであります。
これも美味しい。あさりにしっかり砂を吐かせ、じっくり煮込んであります。しぐれのお茶漬けにピッタリ。三つ葉とアサリ佃煮。いいですね。

これも今だからアサリがこの値段で。¥280くらいでした。海老くるみは値上がりしていた。¥420
でも、価値ありです。
ぜひ。

デュエット2009

2009-05-04 22:47:34 | NEWS
高校のとき、同級生で大学時代まで同じバンドをやっていた宝塚の中山寺の坊さんHくんから、ジャズ・ギターを習いにいっている教室(三木楽器主催)の発表会に来て欲しいと頼まれ、大阪は京橋のIMPホールまで行ってきました。

そう。あの探偵ナイトスクープで、「キリンレモンなんて知らない」と訴えていた坊さんです。

さくら夙川駅からJR東西線で京橋へ。道に迷い、通路を走り、ギリギリ滑り込んだ。足がガクガク。



彼が演奏するひとつ前の組の方の演奏途中にようやく席に。37組の中で、8組しか最終ファイナルに残れないそう。3日かけてセミファイナル。その前にも予選会を勝ち抜いての出場らしい。ほとんどの席が埋まり、みんな静かにステージに注目している。審査員もいて厳かな雰囲気。
おっと、かなりマジだぜ、これは。

曲はジャズの名曲「フライミートゥザムーン」

ギター2本で、歌い演奏。ええ歳のおっさんが、たまたま教室で知り合ったパートナーと、一生懸命、何度も何度も練習。緊張して発表会で汗だくになり、懸命に歌い上げ、弾きまくっていましたよ。彼らをそこまで突き動かすものは何なんだろう?



結果はファイナルに残れなかったんですが、満足そうでした。
プロを目指すわけでもなく、生活がかかっているわけでもないのに、ひとつのことに打ち込める幸せ。

私も、自分自身が納得できるまで、やり続け、最後にニヤリと笑いたいものだ。

パティシエ・T

2009-05-03 21:53:38 | NEWS


格段に美味しい!

最近、宝塚の美容院アントゥンシュールヴォーグでは、仕事のあと各店で、ヨーグルトを作ってみんなに食べてもらっています。みんなの健康を考えて、腸内環境を整え、各種ビタミンを採ってもらうのが目的。

中心となって作ってくれているのが、スタッフのパティシエ・タユウ。太夫さんは、ウォンバットというれっきとしたニックネームが存在するのだが、これを機に「パティシエ・T」の称号を与えたい(笑)

底にブルガリアヨーグルトのブルーベリーを入れ、その上に共進のヨーグルトをベースに、青りんご、キーウィ、バナナ、グレープフルーツをトッピング。酸味と甘さのバランスが難しい。

 

うえからお好みで、お客さまにいただいた手作りマーマレードをのせて。うまい!酸味と甘さが疲れた体に効く。大好評です。

最初は、スッパイだの、フルーツの切り方が雑などクレームがありましたが、回を重ねるほどに彼女の腕はミルミル上達。いまでは弟子の五十嵐君も従えて、ますます鼻息は荒い(笑)

ええ奥さんになれるでー。がんばれ太夫!


病院紀行

2009-05-02 14:31:11 | NEWS
朝から電話があり、母の具合が悪いと。
呼吸のたびに、右の脇腹が痛いらしい。

午後からの仕事をキャンセルして、母をグループホームからピックアップ。西宮の笹生病院へ。笹生医師はうちのバンドのギター担当の医師、Iさんの先輩で大きな病院を経営されている。受付の応対、看護婦さんの処置、すべてしっかりとされています。
この日、4時からうかがったのですが、患者さんであふれていました。GW初日ということもあるのかな。以前私がうががったときも、朝はもっと混んでいましたよ。

かなりの時間待ってレントゲン、血液検査と続き、内科から外科へ。熱もないし、機能は正常。外傷はないし、内出血なども見られません。

「可能性としては、ヘルペスかなー」と担当の医師のお話。念のため、10日後CTの検査の予約と痛み止めをもらって病院から出る頃には、あれほどあふれていた患者さんは数人で、ガランとした廊下を母を乗せた車椅子を押して進むと、なんだか背中が小さく見える。でも、たいしたことがなくてよかった。

予定の時間を、過ぎていたのでグループホームに電話を入れ、食事に連れて行きました。
以前にもご紹介しています西宮の「そば辰」へ。

糖尿病で、認知症の母にはたくさん食べさせられないのできつねうどん、親子丼、ざるそばを注文。普段は、栄養士さんが作った献立できっちり食事をしています。



どこが食べさせられないやって、突っ込みがはいりそうですが。
いつもながら、おいしい。接客もすばらしい。



すっかり暗くなって、急いで送り届け、長い一日が終わりました。


■兵庫県西宮市越水町5-7
0798-72-3522
西宮から徒歩約14分

時間旅行へようこそ  TRANSIT2009

2009-05-01 10:22:31 | NEWS

彼女の水先案内で、昔訪れたいろいろな時代や場所にタイムスリップしていく。

さまざまな人と出会い、より素晴らしい夢を追いかけたり、予期せぬ出来事に行き先の変更を余儀なくされたり。

人生という時間旅行の旅は、これから先も続くけれど、気がつけば彼女の声にはげまされ、勇気付けられ、癒されてきた。


よりスタイリッシュに、そして変わらない姿で暗闇の中から彼女は姿を現した。ユーミンこと松任谷由美。「TRNSIT2009」のツァーは全国展開で始まったばかり。



ユーミンとの出会いは33年前。新井由美の時代で、もっと純粋に、そして稚拙で、不器用にしか人を愛せなかったころ。思い出話はたくさんあるけど、1番最初に思い出すのはこれかな。


■高校生のころ、仲間6名で神戸の文化ホールへコンサートにいった。

当時、大好きであったユーミンの。

美術部部長であったFくんの企画で、音楽好きが集まったのだが、その6名の中に、少し気になっていたMさんがいっしょでね。
クラスの中でも背中の中ほどまでのワンレングス、ロングヘアの彼女の背中を見るともなしに追いかけていた。

初めてのユーミンのコンサートもだけど、その偶然にドキドキしていたのを今もハッキリと思い出す。

「悲しいことがあると、ひらく皮の表紙・・ 
           ・・あなたは私の青春そのもの」

卒業写真をはじめ、数々の名曲を生で聴けて、大満足のエンディング。
最高だった。

興奮さめやらぬうち、終了して帰る段になったのだが、メンバーが一人足りない。

Mさんがいないのだ。

トイレかなんかだろうと待つこと10分ほど。
残りの5名で、手分けして探そうということになったとき、突然彼女が現れた。

「ユーミンに会ってきたの」

その言葉に一同、唖然とした。

ひとりで楽屋に行き、コンサートのスタッフに会いたいというと、楽屋に入れて会わせてくれたというのだ。そして本人と話して来たと。今なら絶対にありえないことだけど、アルバム「コバルト・アワー」をだして荒井由美としてメジャーになる寸前の、その当時ゆえにありえた奇跡。

なんたる幸運と強運。


その度胸と行動力に、すっかり参っちまった!

その後、Mさんには冷たい言葉で、したたかふられることになるのだが、今ではとてもほろ苦く懐かしい。

その声は、その歌心は、いつも明るい方向を指し示し、導いてくれたことに気づく。


独特の歌声と、倍音のおりなすあの雰囲気は今も健在だ。お洒落というひとことの言葉で語りつくせない衣装、舞台装置、照明と音響、構成とどれも4年ぶりとは思えない内容でした。会場を埋め尽くす人の波は、40から50代の人の姿が1番目立ちますが、中には若い人の姿もチラホラ。

ユーミンというと大掛かりにショウアップした絢爛豪華な舞踏会というイメージが強いけれど、今回のコンサートツァー「TRANJIT2009」は、オードブルからデザートまで計算し尽された大人のフレンチのディナーという感じかな。大阪では初日ということもあって、声が裏返ったりしていましたが、そんなことはご愛嬌。すばらしい内容でした。 ヴォーノ!

15年ほど前、知り合いの計らいで、当時ユーミンのコンサートツアーの舞台監督をしていたかたにチケットを取っていただき大阪城ホールのアリーナ、最前列で観させて頂いたことがある。何を着ていくか迷い、ムチャ派手ないでたちでわざと開演ギリギリに席についた。今なら恥ずかしい思い出だけれど、当時は必死だったな(笑い)

そのときコンサートが終わってから、舞台監督と梅田で飲んだけれど、名前も今は覚えていないその方の話の中で印象に残っていることばは「音楽で食べていくことは、そんなに甘くない」ということだった。

浮き沈みの激しい芸能界で何十年も、第一線で活動を続ける松任谷由美という人のすごさ、かっこよさを改めて感じた夜でした。

最高に似合ってるヘアスタイル、キメキメの服で颯爽と観にいきたいコンサート。

「みなさんをそれぞれの時間旅行の目的地にお連れします」というユーミンのMCのとおりに3時間、思い出と夢の世界に浸れました。
ユーミン、ありがとう。

みなさんも、ぜひボナ・ペェティ!