日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

紙飛行機折り。

2016-11-25 21:59:04 | 発達応援
 夕べは寒くて、猫に「早く、寝よう!」と催促されました。

 私が布団へいくと、待ってました!とばかり、猫が三々五々に布団に集まります。
布団の中派は梅ちゃん。
布団の上、肩に近いところ派ちぃ。
布団の上、足の間派桃ちゃん。

 それぞれ、定位置があります。
そして、私は、猫に囲まれて朝までほぼ、爆睡しています。

 そんな風にして普段、寝ているので、
泊まるホテルでは、布団が軽くてびっくりします。

 先日、フォイヤーシュタインの時間に、
子どもがふと、手に取った折り紙で紙飛行機を折りはじめました。

 そこには3枚しか折り紙がなかったのですが、
子どもが「もう、ないのかー」というので、折り紙を出すと次々に紙飛行機を折りはじめました。

 フォイヤーシュタインの教材では、見て書く形の保持が得意ではないその子が、
学校で教えてもらった紙飛行機を折る姿に、
その子の中に、形を再現する力があることを知り、
驚くと共に、もっと、違うアプローチを考えた方が良かったのかもなぁ、と、
自分のやり方を振返る機会になりました。

 あまり勢い良く飛ぶわけではない紙飛行機でしたが、
その子はいくつもいくつも折っていました。

 真ん中できちんと紙が重ならず、白地が見えると、
何度も折り直すこともしていました。

 私は私で、飛ぶ紙飛行機を折れないか、試作を重ねていました。
でも、その子にその折り方を教えることはしませんでした。

 もし、やりたければ、勝手に真似るだろうと思ったからです。
最後まで、その子が真似ることはありませんでしたが、
私が折ったものを飛ばしては「おー、いいねー。」と言い、
再び、自分の紙飛行機に没頭していました。

 途中、保護者の方が
「ここを、こう折ったら飛ぶよ」とお子さんに言われましたが、
「いや!」とひと言答えて、また、自分の紙飛行機に没頭していました。

 大人は、より、良いものをと子どもに与えがちですが、
子どもには子どものペースでじっくり、楽しむことが必要なのですね。

 まだ、遠くまで飛ぶ紙飛行機よりも、
自分が折れるものをたくさん折りたい欲求がお子さんにはあったのではないでしょうか。

 たくさん、折ったその先には、
どんなことが待っているのでしょうね。

 紙飛行機を片付けながら、
そんなことを考えることでした。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする