Angela Garden

シンプルに、そしてエレガントに。試行錯誤しながらも、そんな人生を送りたい。

明治25年建築の家で・・・

2008年08月19日 | ★日記

 

 

 

 

お盆の時期、新潟に住む夫の母方の祖母の家を数年ぶりに訪ねました。
90歳を越えて、福祉サービスを上手く利用しながら
今も背筋を伸ばしてお元気です。



祖母のご主人のお父様、が明治25年(1892)に建てた日本家屋。
敷地だけでも千坪以上はあるようで、
お庭は、当時、京都から庭師を呼んで造らせた回遊式庭園。
川から常に水が流れてきて、その水音の心地よいこと!
木々も樹齢100年は経っています。



いつも、ここに来ると、一日目は、時間の感覚が
おかしくなったように感じてしまいます。
ものすごく、ゆったりとした時間になります。
何度かの水害や、新潟の豪雪にも耐えてきた家は
見た目は、随分荒れて来たところもあるのですが
力強さを感じます。



テレビは1台、皆が集まる台所にのみ。
パソコンもなく、携帯のワンセグも受信できず・・・
照明のない部屋もあるので、縁側の月明かりで本を読んでみたり。

椅子の数が少ないので、食事はすべて畳の上に座って。
寝るのも、ベッドマットではなく、敷布団。
背中と腰がちょっと痛くて・・・



この時期、夫の母兄弟が滞在して屋敷、庭などのお手入れをしているのですが、
作ってくれる料理が、素朴なお袋の味♪
お野菜は、近所の農家の人が持ってきてくれる、
味の濃い新鮮なものばかり。
水道水も、新潟の雪解け水なのか、とってもひんやりとして
心なしか、手に感じる感触が柔らかい。
汗が出るたび、さっと、その水で顔を洗って、そのままでも
突っ張り感とか、乾燥とかを感じないから不思議。。。



この家を建てた曾お祖父さまは、趣味人だったそうで、
家の中に、大きな蔵をつくり、その中に方々から集めた骨董を
保管していました。
また茶室もあり、当時どんなお客さまをお招きして、
どんな飾り物をして、どんなお茶を出して、という記録を
丁寧に書き残していたそうです。
今も残っているらしいです。



天井は3m以上はあり、とっても広々とした空間。
外は暑くても、心地よい風が流れてきます。
エアコンもないので、最初は不安でしたが・・・

今回は、祖母とゆっくりお話することが出来て
いろいろなお話を聞きました。
戦前からのお話、戦中戦後のお話。。。
とっても貴重だな、と思いました。



夜は小さな花火を縁側で楽しみました♪
平均年齢がかなり、高いメンバーですが^^、
童心に帰って、祖母も笑顔でした!
私たちが帰るとき、ものすごいゲリラ豪雨が始まって、
「遣らずの雨、って言うんだよ~」って祖母。
「帰らないで、っていう意味だよ」って。

祖母の家にいる時は、エアコンもパソコンも無くても
大丈夫かも~なんて感じたりしたのですが・・・
帰宅後、エアコンを速攻でつけ、パソコンを立ち上げた私でした(*^o^*)
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