Angela Garden

シンプルに、そしてエレガントに。試行錯誤しながらも、そんな人生を送りたい。

三井住友銀行大阪本店営業部

2012年01月10日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

  

お正月前後のこの時期は、毎年体調がすっきりしません。
お腹をこわすとか、寝込むという症状ではなく、
胃腸の動きが悪くなるので、
ストレッチをしたり、あとは、とにかくウォーキングをしています♪

ほとんど性格が真反対の夫と私ですが、
唯一似ているのは、食べ物の好みが似ていることと、
スポーツジムなどに通って、黙々と身体を動かすのが、苦手なこと。
同じ場所で、同じことを続けるのが、つまらなくなってしまうタイプ。
ウォーキングも、同じ場所を歩くのが苦手で続きません。。。

毎回違う場所で、素敵な住宅や建物を見ながらウォーキングしていると、
いつのまにか、かなりの距離を歩いています。

素敵な建物をいろいろ見て歩きたいけれど、私は方向音痴なので
夫が、一緒に歩いて、方向指示をするのが苦じゃないタイプなので、助かっています

ちょっと前置きが長くなりましたが、
運動と、美しい建物を見るために、いろいろ歩いたのですが、
また写真が多くなってしまい、整理してブログにUPするのに時間がかかりそうです~



今年最初は、元旦に夫の実家へ行く途中に、
淀屋橋から、土佐堀、靭公園までウォーキング♪

三井住友銀行大阪本店のビルです。
1930年(S.5)
当時は、このような豪華な銀行建築を造る時は、外注が多かったようですが、
住友財閥がこの本館ビル建築のため、住友臨時建築部をするほど熱の入れようで、
設計者は、長谷部鋭吉、竹腰健造、
技師長は、イギリスで建築を学んだ野口孫市。

5階建てですが、かなり大きく、ものすごい存在感です。
内部もものすごい豪華さで、東京丸の内の、明治生命館のような造りだそうです。


外壁は、古墳時代から日本で使われている石で、
姫路城の石垣にも見られる竜山石。

 

明るく、やわらかい雰囲気ですが、威厳も感じられます。 

 

 

 

 

 

古い建築、明治~昭和戦前の近代建築は、様式建築とも言われ、
西洋の様式を、きちんと、そして日本の装飾と上手にミックスさせて
建築に取り入れているのですが、
銀行建築に多く見られるのが、ヒツジと、ライオンです。

ヒツジは富の象徴、ライオンは、スフィンクスのように、見張り役として
使われるようです。が、こちらでは、こんな所にライオンが。。。
屋根の雨水を、雨どいに流す場所のようですが・・・
実際はどうなんでしょう~?
威厳のある建物に、遊び心を感じます
雨の日に見上げてみたいです~

堺筋にも、2まわりくらい小ぶりの三井住友銀行のビルがあります。
そのビルは、この本店ビルより数年後に建てられましたが、
明治生命館と同じ、曽禰達蔵が設計に関わっていて、
表のコリント様式の列柱がとても美しいです。