ナンバー1907 2020.11.20 太陽磁気圏ヘリオスフィア
『空洞地球/ポーソロゴスの図書館ミコスからのメッセージ』(ダイアン・ロビンス著 徳間書店発行)によれば、地球内部からもれ出てくる発光性ガスが、オーロラの原因だとありました。
しかし現時点の物理学では、地球内部が空洞であることは実証されていません。
地球の周囲には、バンアレン帯という磁気圏があります。
現在の物理学によれば、このバンアレン帯が、太陽が活発に活動して猛烈に吹き荒れる太陽風の高エネルギーによって、地球が丸焦げになることから守っているといいます。
一方でこの太陽風を地球の磁極のある北極と南極から取り込んでもいます。
太陽風が活発になるとオーロラが発生して、その影響を地上からも見ることができるといいます。
バンアレン帯は極地から太陽風を取り入れるための漏斗のような役割もしているといいます。
これに対してボイジャー1号の観測で解明された、太陽磁気圏、ヘリオスフィアがあります。
ボイジャー1号は、2012年8月に太陽圏(太陽風の影響が及ぶ範囲)の端の内と太陽圏外からの荷電粒子が入り混じる領域にたどり着きました。
ヘリオスフィアは、太陽風から生まれる太陽系をおおう磁気圏です。
地球にバンアレン帯があって太陽風から地球を守っているように、ヘリオスフィアは恒星間に吹いている恒星風、銀河由来の強力なエネルギーの放射線である宇宙線から太陽系を守っています。
太陽風と宇宙線がぶつかり合う境界はヘリオポーズと呼ばれています。
ボイジャー1号が初めてこの領域に達したとき、太陽風が宇宙線の侵入を70%以上遮断していることを発見しました。
その後、ボイジャー2号が収集したデータによると、ヘリオポーズの温度は最高で31000度に達していたといいます。
これは天文学モデルが予想していた温度のおよそ2倍で、太陽風と宇宙線の衝突は予想をはるかに超える激しいものだったといいます。
ヘリオポーズのプラズマバリアは、予想されているほど均一なものではありませんでした。
これは細かな穴がたくさん空いたような多孔質の構造になっていて、完全な泡となって太陽圏を包んでいるわけではありませんでした。
ボイジャー2号も、そんな穴を2つ検出して、その穴のポイントでは宇宙線のレベルが大幅に高くなっていました。
ボイジャー2号もこうした穴を通ることで、燃え尽きないで太陽圏から星間領域へ抜けることができたのかもしれません。
星間領域から太陽圏には、強烈な宇宙線は30%しか入らないですんでいます。もし、太陽風がなければ、太陽系は星間領域から降り注ぐ強烈な宇宙線が入っていたかもしれません。
ナンバー1908 2020.11.24 につづくかしら
『空洞地球/ポーソロゴスの図書館ミコスからのメッセージ』(ダイアン・ロビンス著 徳間書店発行)によれば、地球内部からもれ出てくる発光性ガスが、オーロラの原因だとありました。
しかし現時点の物理学では、地球内部が空洞であることは実証されていません。
地球の周囲には、バンアレン帯という磁気圏があります。
現在の物理学によれば、このバンアレン帯が、太陽が活発に活動して猛烈に吹き荒れる太陽風の高エネルギーによって、地球が丸焦げになることから守っているといいます。
一方でこの太陽風を地球の磁極のある北極と南極から取り込んでもいます。
太陽風が活発になるとオーロラが発生して、その影響を地上からも見ることができるといいます。
バンアレン帯は極地から太陽風を取り入れるための漏斗のような役割もしているといいます。
これに対してボイジャー1号の観測で解明された、太陽磁気圏、ヘリオスフィアがあります。
ボイジャー1号は、2012年8月に太陽圏(太陽風の影響が及ぶ範囲)の端の内と太陽圏外からの荷電粒子が入り混じる領域にたどり着きました。
ヘリオスフィアは、太陽風から生まれる太陽系をおおう磁気圏です。
地球にバンアレン帯があって太陽風から地球を守っているように、ヘリオスフィアは恒星間に吹いている恒星風、銀河由来の強力なエネルギーの放射線である宇宙線から太陽系を守っています。
太陽風と宇宙線がぶつかり合う境界はヘリオポーズと呼ばれています。
ボイジャー1号が初めてこの領域に達したとき、太陽風が宇宙線の侵入を70%以上遮断していることを発見しました。
その後、ボイジャー2号が収集したデータによると、ヘリオポーズの温度は最高で31000度に達していたといいます。
これは天文学モデルが予想していた温度のおよそ2倍で、太陽風と宇宙線の衝突は予想をはるかに超える激しいものだったといいます。
ヘリオポーズのプラズマバリアは、予想されているほど均一なものではありませんでした。
これは細かな穴がたくさん空いたような多孔質の構造になっていて、完全な泡となって太陽圏を包んでいるわけではありませんでした。
ボイジャー2号も、そんな穴を2つ検出して、その穴のポイントでは宇宙線のレベルが大幅に高くなっていました。
ボイジャー2号もこうした穴を通ることで、燃え尽きないで太陽圏から星間領域へ抜けることができたのかもしれません。
星間領域から太陽圏には、強烈な宇宙線は30%しか入らないですんでいます。もし、太陽風がなければ、太陽系は星間領域から降り注ぐ強烈な宇宙線が入っていたかもしれません。
ナンバー1908 2020.11.24 につづくかしら