こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[旬な時に、旬なことを3]

2018-06-03 20:09:03 | 学習方法
はじめまして。2018年5月。JR南武線武蔵中原徒歩5分、大戸神社・武蔵中原駅徒歩15分新明神社で「こくご」を中心にした塾「こくごレストラン」を創業しました。塾では、思考・発表・文章にすることを軸として、ディベート・俳句・アクティブラーニング・ビブリオなどを取り入れます。ブログは毎日発信しています。体験したこと、考えたことを文字で表現することは、「こくご」です。

こくご食堂今日のお話は、[旬な時に、旬なことを3]

金曜日、「45歳の教科書」の著者の藤原和博さんの講演会に参加しました。
講演会参加では、びっくりすることがありました。

1 偶然知り合いに会う
2 偶然会った知り合いのRさんが、講演会をする藤原さんと知り合いであった
3 Rさんは、藤原さんが東京都で民間初の校長になった和田中学にお子さんを通わせていた

この3点。とてもびっくりすることでした。Rさんとは、今年の1月くらいから月に数回、多言語活動そしている会でお会いします。しかし、和田中学の話をしたことがありませんでした。今度お会いした時は、和田中学の「よのかか科」について、根掘り葉掘り聞いてみようと思います。

当時の和田中学では、放課後学校で民間の塾(サピックス)による学習塾を開いていました。そしてその月謝の価格が通常より安く提供していました。今でこそ、民間の塾が学校で授業をするのは、各地で行われていますが、当時は画期的でした。学校の先生は塾の先生が嫌いで、学校で塾の話はタブーな時代です。

そして、なにより「よのかか科」という授業を公開していました。この「よのなか科」の授業は注目され、今のアクティブラーニングの動きへとつながっています。

そして、藤原さんは、二年間奈良の一条高校の校長をしていました。そこでは、校内ワイハイにして、「よのかな科」の授業をしています。Cラーニングというシステムを使い、教室全体でテーマの答えを考えて、もっている末端から意見を送信すると、前のスクリーンに全員の意見がでるという試みをしました。藤原さんは、
「以前の教育のように、『はい。このテーマに意見のある人は手をあげて』と言われたら、みなさんだって静かになるでしょう。こんなときは、一斉にみんなで答えを言ってみてください。」
その手法だと、全員の声を聞きとれない。そこでCラーニング。普段、みんなの前で意見を言うのが恥ずかしい生徒も、この手法なら意見がでるというのです。そして、このシステムは無記名。誰の意見かわなからい。だから自由にいい意見がでてくるそうです。そして、授業を進めるうちに、当初のテーマは「運転免許は何歳までか?」などでしたが、「捨て子を救う赤ちゃんポストは必要か?」のように、生徒達自らテーマを決めていくそうです。

このスマホを通した意見表明では、2分間で6行(200文字)打つ生徒もでてきたそうです。大学入試が変革をしていますが、このスピードがあれば国語の記述問題も難なくできるでしょう。試験が手書きだとしても、頭のなかでは自分の意見をもつ練習をしているので、苦にならないでしょう。ちなみに、私も去年の初夏から毎日二つのブログを書いています。当初はとても時間がかかり、書く内容も頭を抱えていました。しかし、今では、早い時はほぼ1000文字くらいの文章を二本(2000文字)、30分で書くことができるようになりました。練習と努力で、自分の意見を書く能力はアップするのです。

一条高校では、「自分の意見を言える」生徒を育てようとしたそうです。これは、私の塾のコンセプトと同じです。一口に、「自分の意見」と言いますが、これが本当に難しい。それでも、自分の意見を発表する場があり、その意見について語る場があると、変化していきます。

藤原さんの[よのかかかnet]というホームページでは、無記名自分の意見を投稿するページがあります。藤原さんが感じることがあると、そのページで返信がきます。教育について質問する教育関係者もいれば、中学生、高校生の若者も質問しています。興味のある方は、投稿してみてください。

藤原和博のよのなかnet
http://www.yononaka.net/



▲「45歳の教科書」
戦略的「モードチェンジ」のすすめ
藤原和博著



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