あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

ほんのりとした哀感。

2010-04-06 23:35:59 | アニメ・コミック・ゲーム

ひとねこペネ (バンブー・コミックス) ひとねこペネ (バンブー・コミックス)
価格:¥ 880(税込)
発売日:2010-02-22
これは、高校の時の先輩に貸していただいた本です。

この本の話は以前聞いたことがあったので、“あ、あの本だ!”と思ったのですが、帯と表紙カバー見返しの写真の本当のぺネちゃんと、漫画のぺネのギャップにびっくり!

母と、“もー少し可愛く描いて~!!”と騒ぎました。(正確には、漫画のペネも微妙に可愛いのですが……)

でも、巻末の実録漫画を見て納得。ペネちゃんは、いがらし家に来た時、とんでもなくやせ細った猫だったそうなのですが、そのイメージで描かれたキャラクターなのね

1話完結タイプの漫画の内容は、人間になりたい猫、ペネが、ずれたことばかりをするギャグストーリー。ゆるい可笑しさです。

でも、どこかほんのりと哀感があるんですよね。

それがストーリーによるものなのか、それともペネのキャラクターによるものなのかは分からないのですが……(それとも先輩がまえに言ってましたが、ペネが人間になりたがる気持ちそのものが切ないのかな?)

ところで余談ですが、実録漫画のこと。いがらしみきおさんの奥さんとお嬢さんが、ペネを買ってきてしまったことについて“がりがりにやせていてかわいそうだった”と言い訳するシーンはとても微笑ましいのですが、そのペットショップ猫の扱い酷くないか?とちょっと腹が立ちました。

それと、猫に変わった女優さんの名前を付ける、というこだわりも微笑ましかった。

ふと、古畑任三郎氏に飼われている猫が、“ドモンジョ”という名前だったのを思い出しました。

コメント (2)
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