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風邪とごはん―ひく前ひいたひいた後 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2009-12 |
ウチの母はもともとあまり体が丈夫ではなく、特に胃が弱いので、具合の悪い時のメニューに困ることがよくあります。
そんなとき、この本をAmazonのサイトで目にしたのです。
副題に、“ひく前 ひいた ひいた後”とあり、帯のあおり文句には“具合の悪いとき、作って食べたい、作ってあげたい57のレシピ”とあったので、こりゃよさそうだ、と買いました。
なかで作ってみたいと思ったのは、ザ・風邪ひきメニュー、といった感じの、《しょうが葛うどん》。具は無しで、しょうがのすりおろしをたっぷり入れて、葛でとじたシンプルなもの。
でも、いかにも温まりそうです。《大根雑炊》もいいと思った。
野菜や果物のピュレもあり、ああ、喉ごし優しいものもうれしいよね、と思いました。
そうして、実は数日前から母が風邪をひき込んでおり、殊に昨日は辛そうでした。
加えて、私もまたぶり返してしまい、まさにハマった状況。
そんな中、私が今日作ったのは、《人参雑炊》でした。我ながらチャレンジャー
オレンジページのサイトのレシピ(《にんじんの簡単リゾット》でした)を参考に自分なりに和風にアレンジして、だし、めんつゆ、みりん、天然塩で味付けたスープは悪くないようだったのです。
が、ごはんを入れてからもう一度味見してびっくり。人参はそれまでどこかに隠れてたのでしょうか。突然人参の野性味のある味が前に出てきていたのです。
思いました。そのわずかに泥臭いような風味、私は大丈夫だけど、デリケートかつ少し好き嫌いの多い母はOKか?
でも、できあがったら少し穏やかな味になり、母も食べてくれたのでホッとしました。
今後はこの本の“回復してきたときのレシピ”を参考にしようかな……
私もチャレンジしてみます[E:wink]
ただ…ウチの母は、食べ慣れないメニューが出ると、ちょっとダメなんですよねぇ[E:coldsweats01]
池波正太郎先生の『仕掛人 藤枝梅安』に出て来た、豆腐と葱の味噌汁にゴマ油をたらす、というのをやってみたら、不評サクサクでした[E:pout]
香りが良くなるのになぁ…
本の大きさも小さく、キッチンで見るのに手頃です。
池上先生はお味噌汁にゴマ油をたらすのが好きだったらしく、『剣客商売』にも出てきたように思います。
その話を母にしたら、茄子のお味噌汁の時、よくゴマ油を加えるようになりました。
ウチの母はお気に入りみたいです[E:confident]
しょうが葛うどん、チャレンジしたらどうだったかお教え下さいね[E:wink]