24 黄釈天 Blog 「My Days」by Oldman+1(吉住)

コロナ予防接種0回、インフルも0回、30年間健康診断0回の後期高齢+1、元原告団長の下り坂人生、日々の戯言。

アジアモンスーン

2015年08月22日 | ニュース
送信from Y.Yoshizmi:MSN[ 23c/30c/50% 1003hPa Hum;96% 64p67k ] 雨上がり

明け方に本降りの雨がしっかり降って、夜明けとともに止んで青空が見える。湿度は96%どころではない。この時間は100%だろう。

このところずっと高い湿度が続いている。高温多湿は、まるで赤道付近の亜熱帯、雨期の雰囲気。インドネシアあたりを思わせる。長期間だから、やはり何かが、いや何かではない。地球の環境が狂っている。

同様に、狂乱サブプライム以降の世界経済の安定に寄与してきた中国巨大経済も、中身はボロボロだという。人民教育などを通じて、しっかりした基礎の上に立つ発展なら、一部表層の崩壊にも立ち直れるが、建物の土台の基礎コンクリートにさえ、まがい物のコンクリートが混入し、それも定量不足となれば、時間が来るとあっという間に、根元からボロボロに崩壊する。

社会資本の高速道路や高速鉄道、都市計画、巨大なホテルやマンションなどの近代的な建造物なども、ただ形が似て、見た目が立派であればいいというものではない。設計精度もさることながら、鉄筋の一本、ボルトのひとつ、溶接技術のどれを取っても、すべてが高度な現場技術と、製品企画に合致している必要がある。

随分昔、ポールニューマン主演のタワーリングインフェルノという映画があった。あ、私の好きだった俳優のS・マックインが消防士役で出ていた。高層ビルがオープンの日に燃える話だ。

原因は安く上げようと電気配線の規格を設計基準以下の安物を使ったせいだった。給排水管から配電技術まで、たった一つのビルでも、目に見えない様々な規格の製品の使用と、その現場技術が隠れている。それらは、単なる労働者の単純作業で積みあがるものではない。

関与する企業や人々の誠実さや技術力や知性さえも求められる。それが「文明」というものだ。豪華絢爛たる建物だけど、本当に「キチン」としたビル?ホテル?建物?

中東のドバイに建つ建造物なら、まだ信じられる。なぜなら、施主が金持ちで、世界の建築会社に建設を依頼しているからだが、中国は事情が違う、と私には見える。まあ、よその国の話だから、私の知ったことではないけどね。

世界の歴史に見られる過去の文明の遺跡や遺産は、それを支えたすごい技術や知性があった。同じものが、かの国の現代にもあったのかどうか、私は懐疑的なのだ。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ふむ・・・ (kyon)
2015-08-22 20:10:21
そね・・・経済的な事のムズカシイ話は分からないが、歴史を振り返ると、かの国の底力には目を見張るべきものがあったし、その影響も庇護も受けたものも沢山あるのに・・・と現代の状態と比べてしまうのも皮肉だけどさ・・・
ワタシ、かの国の歴史は凄いなぁと尊敬してるけどね・・・(^_^;)

タワーリング・インフェルノ・・・見た見た・・・
あの頃はエラクそういうパニック映画が多かった。あの消防士と企業側との対比はとても印象が深かったねぇ・・・
人が人で無くなる瞬間に失うもののあまりの大きさ・・・マックイーンはいい役者だったねぇ・・・
返信する
建造物 (店主:黄釈子)
2015-08-22 21:56:51
軽薄な婿養子が規格が落ちる製品を利用して、経費を浮かしたから、過重電流が流れショートして火災が起きたのです。幾らでも、現実にあり得る話なんです。
芦原温泉の閉鎖した巨大温泉施設から、天井裏を通る電気配線が全部盗まれていました。
最近の話です。何だか、関係ないけれど、思い出してしまいます。
返信する

コメントを投稿