24 黄釈天 Blog 「My Days」by Oldman+1(吉住)

コロナ予防接種0回、インフルも0回、30年間健康診断0回の後期高齢+1、元原告団長の下り坂人生、日々の戯言。

Oldman & 円が売られる

2024年06月27日 | 気象
2024年6月27日(木曜日):( 18c/29c/20%  ){ pm09:00-am04:00 } 晴れのち曇り

窓から流れ込む外気が、かなり「涼しい」。思わず、長袖Tシャツの上から、半袖ポロシャツを着込む。「寒い」。白血球が減少した友人に「生きているか?」と電話すると、明るい元気な声で「入院している」という。土曜日に電話した時は自宅で苦しそうな声だったから、あっという間に容態に変化が起きたようだが、声の調子は明るいから、悪い方向ではなさそうだ。

後期高齢者以上になれば、明日が分からない。

このところ、自室や古い家の内部の改善(?)を始めたら、やめられなくなっている。まだ、当分かかるだろう。作ったり、壊したり、それが、まあ、私の「老後」かもしれない。今日は、それに少しだけ、目の前の田んぼの草刈りをしよう。山椒畑の周りも、大いに草が繁っているが、しばし「あるがまま」に。

ところで、「円安」の話だが、石油や輸入品が上昇して、我々(いや、わたしゃ)低所得年金生活者は死ぬほど生活に苦しむのだが(嫌なら、死ねば、問題は解決するのだが)、一体誰が、為替市場で大量の「円売り」を仕掛けているのだろう?

答えを言う前に、その問題を考えたみよう。友人のジャックは、金持ちで、銀行に円口座とドル口座を持っている。円は1億6000万円、ドルは、100万ドル入っているから、円安は続くと考えて、円を全部売って100万ドルをドルの口座に移した。

で、放って置いたら、円が安くなって1ドル200円(私が昭和55年に結婚してハワイに旅行した時は、1ドル240円だったし、長い固定相場時代に1ドル360円だったことを知らないわけではないし、1ドルが100円を切ったことも、当然知っている)になったので、ドル口座から80万ドルだけ移して円を買うと、1億6000万円だから、円口座に入れておく。すると、ドル口座は120万ドル。円口座は元どおりとなって、寝ている間に20万ドルが増える。

ジャックは円安になって、20万ドル金融資産が「増えた」ことになる。この計算、間違っているか? どこから20万ドルが降ってきたのだろう?未来予測が「円安になる」と読んだから、ジャックに利益が生まれた。つまり「円高」になると予測した誰かが20万ドル損したのだ。(ジャックの1億6000万円の円を買った奴が、損をしている)

世界の通貨は変動相場制だから、波のように上がったり下がったりを繰り返すのだが、日銀だって、ジャックと同じことが出来る。円はいくらでも印刷できるから、少しも問題ないが、ドルを持っているかどうかが、問題となる。北朝鮮や経済的な貧困国は持っていないので、ジャックの真似はできないが、日銀は、つまり、日本は豚のように肥えた金融肥満国家だから、ドルなど腐る程持っている。

中国も持っているし、中東諸国の石油肥満国家も持っている。ヨーロッパなどは、寄せ集めても、多少の小金持ちに過ぎない。だから、日銀は、ジャックの真似をしていれば、まあ、円安だろうが、円高だろうが、たいして困ることはないのだが、庶民、つまり我々だが、うるさいし、石油業界もうるさいし、電力会社もやかましいし、ワインやチーズも高くなる。(一方で、海外からの旅行者はどんどん増えて観光地はイナゴの大群のようにあふれるし、輸出業者や海外の投資資金はウハウハだが)日本はすでに「貿易立国」ではなくなっているので、円安になると貿易収支は赤字に転落する可能性が高い。何せ、エネルギーの海外依存が高いせいだが、しかし、そこは肥満国家、海外投資資金が生み出す「利益」が、貿易収支の赤字など、あっという間に埋めてしまうほど、寝ているだけで「稼いで」くれるのだが、マスコミも政府も日銀も、あまり言わない。数字はちゃんと公表されているのだが、言ったところで、巷の輸入ワインが高くなって売れない、と言う店先の取材映像の方が、庶民には「好評」なのだ。

まあ、こんなこと書いていると、明日になって、我が身が持たないので、やめよう。

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