大江戸温泉

２０１９年８月１９日（月曜日）：By Yahoo [ 25c/33c/50% 67K60F ] 曇りのち雨

お盆気分もすっかり消え去りつつある週明け。殺人的猛暑も姿を消して、普通の夏の終わりに戻ってきた。ただ、まだ子供達の夏休みが続いている。

というわけで、昨年はガラガラ山のキャンプ場の山小屋で一泊してバーベキューをしたが、今年は片山津の大江戸温泉物語「ながやま」で、一泊することになった。北陸高速を使わなくても、下道をゆっくり走って1時間少々で行ける加賀の温泉郷の一つ。

「ながやま」といえば、因縁の石川銀行、頭取お抱えの不良債権だったところ。片山津は柴山潟を囲んで温泉旅館が立ち並ぶ情緒のある場所。防風林を開発した広大なゴルフ場に、日本海は目の前。小松の飛行場は近いし、高速インターも近い。観光地としての立地は抜群だと、バブリーな頃の不動産屋は、誰も考えた。

しかし、日本中の温泉観光地同様、どんどん衰退した。投下しようとする開発資金を拒んだのは、まさに温泉街の小地主。街の発展など、我が身の目先の欲や財布と比べたらどうでもいいとばかり、無関心。で、結局、廃業に追い込まれて、街中には閉鎖した旅館にぺんぺん草の生える駐車場が、いたるところに点在する寂れた街になった。

ただ、格安大型温泉旅館に切り替わった湯快リゾート、アパ、そしてこの大江戸温泉物語だけが、関西あたりのお客を呼んで、多少息を吹き替えしている。

まあ、そんなことはどうでもいい。過ぎ去った過去の話。プールがあるらしいから、泳いでみるか？