れっちゃん一家の日常、ときどきデンマーク住宅

音楽と猫が大好きなれっちゃん一家。デンマーク住宅(odinhome)が完成し、家族5人とChipieたんの日常記録です

No.1223 ■北欧旅行記2018 その15 E.グリーグ博物館(トロールハウゲン)

2018-08-31 12:09:54 | 旅行など


ファントフト・スターヴ教会の後はトラムでFantoftからHopまで向かいます(たった2駅なのでちょっと油断したら乗り過ごし・・)



トラムから見る風景きれいです♪



これ何でしょう、教会?

シルエットは目白の東京カテドラルに似てます



トラムからの景色はほんとに楽しめますのでオススメです



ちなみにここまでのphotoは動画を切り取った静止画像でした

上のHopの表示は動画撮ってて乗り過ごした証拠です(笑)

乗り過ごしたのでUターン



Hopから目的のグリーグ博物館までは・・徒歩しか手段がありません(約20分)

この博物館がある場所はTroldhaugenと呼ばれます

トロールとはあのトロルのこと・・日本語では「妖精」と訳され、ハウゲンは「小高い丘」を意味するそうです

つまり、妖精の住む小高い丘ということなんでしょう



やはりGoogle mapに駅が表示されないため、Hopに着いてからスマホ片手に進みました

上の地図の赤い線が私たちが歩いたルートです

地図で高速道路を越えたあたりになると下のような気持ちのよい小道になります



この小道に入る前のところに駐車場があり、バスが停まってました

それを見て少しだけ胸騒ぎがしたのですが、この小道を歩いているとき、向こう側からアジア系の団体がやって来てすれ違いました

数は30人くらい?

韓国系の方に見えましたが、後で思うとこの団体とかち合わなくてよかった~♪

Troldhaugenは小さいので、グリーグの家にあの人数がいたら、もう収拾つかないことになりそうです

この先の突き当たりを右に曲がります



表示が見えてきました



ようやく到着です





ベルゲンカードでちょっとだけ割引に

ここはフリーにはなりません(^^;



館内ではこのシールを貼ります

建物の外に出て左の階段を降りてと言われて進むと



屋根に草が生えた建物が・・ここ、実はコンサートホール





グリーグの胸像

コンサートホールのエントランスを入ったところにあります



コンサートホールはトロールサーレン(Troldsalen)と呼ばれます

ごく小さなホールで、客席数は200くらいでしょうか

窓の外(下)には有名な作曲小屋が見えます



ピアノソロ、あるいは器楽とピアノ伴奏、数人程度の室内楽ならなんとか・・くらいのステージの広さです



外にはグリーグの銅像があります

左の草ぶきの段々になった屋根、コンサートホールの天井部分を見てください

グリーグはとても小柄だったようで152cmと書いてありました

大柄なノルウェー人の中では相当珍しい方だと思います



ここからさらに下に降りていくと



作曲小屋が見えてきます



グリーグは赤く塗られたこの小屋がお気に入りで、もっぱらここにこもって作曲していたそうです



小屋の中にはいつも座っていたであろう椅子と机が

小柄なグリーグならこのソファーで寝られたかもしれませんね



ピアノには燭台が設置されています



小屋の外はすぐ海です

波はほとんどなく、とても静かで湖のようです(でも海です・・舐めて確かめました・・笑)



作曲小屋から外を見たグリーグにはこの景色が見えたはず



作曲小屋から上に行く途中で左に分かれる小道があり、そこを進んで見上げるとグリーグが22年間住んだ家が見えます



もちろん中に入って見学ができます



この小道を上がったところから見た景色は最高です



美しくて癒されます♪



ベンチも置いてありますので、丘の上り下りでくたびれた体を休めてしばし休憩

そして・・このあと、実はこの美しい丘にて事件?事故?は起きました(*_*)



きれいな鳥がやってきます(案外大きい)



作曲小屋を示す標識


グリーグと妻のニーナはここTroldhaugenに葬られており、それを示す一風変わったモニュメントがあるのですが、少し分かりにくいと書いてあるガイドを読んでいました

でも、それ以外のことは知りませんでした

要はあまり下調べしてなかったのです・・

その、葬られているということだけが頭にあって、どこだどこだ?といろいろこの作曲小屋のまわりや裏の丘あたりを探しまわりました

名前が刻まれているプレートがあるということだけを手掛かりに探し回ったのですが見つかりません

作曲小屋と丘を3往復くらいしてくたびれてしまいました(結構な高低差ありますよ)

上の写真のベンチがあるあたりは草が短く刈り込まれ、きれいに手入れされた丘になっています

そこを上り下りしているとき、上から1mくらい下りるところを早く下りようとジャンプしたのです

そして・・なんと着地に失敗!

着地したところに小さな木の根っこが出ており、平らでなかったようです

結果、不自然な形で左足が外側にぐにゃっと曲がった状態で全体重を受け止めてしまいました

当然激痛で、その全体重を支える負荷から逃れようと自然に体は地面に落ち、両手(しかもカメラを左手に持ってた)とヒザを突きました

幸いなことに、倒れたところが柔らかい草地だったので、カメラは無事

思いきり突いた手もヒザも特に擦りむくなどケガすることなく、何とか起き上がれました

その時、奥さんは遠くのベンチ(視界外)で座って休憩中

私が倒れたその瞬間を見ていた人はいませんでしたが、視界にはイタリア人?のカップルがいたようです

彼らはこっちを見ていなかったものの、私が倒れた時に草地とは言え「ドサッ」というかなりの音がしたようで、こちらを振り向いて見ていたのがわかりました

もう痛いやら恥ずかしいやら・・で、何とかその場をとりつくろうと大丈夫を装って立ち上がったのですが、彼らは心配そうにこっちを何度も振り返っていたそうです(奥さんに聞きました)

奥さんはその時(私が)見えない位置にいたのですが、そのカップルのことは見えていて、彼らがしきりに(私が倒れたほうを)振り返りながらしゃべっているのを不思議に思ったそうです

いずれにしても、もし下が草地でなく固いコンクリートや石畳だったら、カメラは間違いなく破損・・足もただでは済まなかったでしょう

しかし、実はこの後たいへんだったのです(*_*)



グリーグが22年間住んだ家です



中を見学することができます



それでは中に入ってみましょう



この絵、何かのスコアの挿絵になってたかも


玄関口には中を説明してくれるガイドの方が出迎えてくれます

その時(4時過ぎくらい)はちょうど誰も他にいなかったらしく空いてました

そして、私たち2人が入ったら

「日本の方ですか?」という言葉が!(^^)

「はい、そうです」

「では日本語でご案内いたしますね」と、小柄でかわいらしい女性がにっこり答えてくれました



英語でも何とか大体の感じはわかると思うのですが、細かいニュアンスは(多分)わかってないところもあるはずです

その意味で、やはり母国語である日本語での解説はとてもありがたいものでした



たくさんの写真や資料が展示されています

グリーグの小さい頃や学生(ライプツィヒ音楽院)の頃のことなど、大変詳しく解説をしていただきました





ペールギュント第1組曲のスコア、タイトルページと書かれてます

このペールギュント第1組曲はおととし演奏しました

その時はたまたま3番ホルンをやったのですが、1曲めの「朝」には3番ホルンにソロがあります

自筆楽譜も多数展示されてます



グリーグの祖先はスコットランドからの移民で、本来はグレッグ(Greig)だったそうです

ただ、ノルウェーではその通りになかなか発音してもらえなかったため、じゃあ発音しやすいグリーグでいいか、となったんだそうな(笑)



ピアノの名手であったグリーグ

奥さんのニーナ(ピアノの上の写真)はソプラノ歌手でした



このスタインウェイは今でも弾くことができ、この部屋でイベントの時には演奏されるそうです



ピアノ名手グリーグと歌手のニーナ

グリーグの作品の多くがピアノ曲と歌曲なのはそのためもあるのでしょう



この部屋には作曲家の絵がかけられていました

グリーグが生きた時代の作曲界のヒーローであったワーグナー、そしてグリーグはシューマンのことを尊敬していたそうです

特にシューマンのピアノ協奏曲、この冒頭を聞いた瞬間、グリーグは自身のピアノ協奏曲のイメージが一瞬にして完成したと語っているとか

確かに、両方とも調性がa-moll(イ短調)で、冒頭の構成は似ています!



この部屋はグリーグが住んでいた当時の位置に家具が配置されています

現在このように博物館として見学できるこの家も、実は様々な運命をたどってきたということでした

家具の配置については、長生きした妻のニーナにレイアウトを確認したそうです

なお、グリーグの死後、ニーナはコペンハーゲンに移り住みました

もともとシティガール(笑)のニーナにとって、ベルゲン郊外のこの場所は静かすぎたのかもしれません

それでも、ニーナが亡くなった後は、このTroldhaugenにグリーグとともに葬られています


このいろんなお話をしていただいたガイドさんは「樫原聡子」(かたぎはら)さん



そして、この樫原さん

実はすごい人だったのです

今回は幸運にも空いていたので、いわば樫原さんを独り占めにしたかたちで私たちのガイドをしていただきました

一時間くらい、この小さなグリーグの家の中を解説していただいたと思います

そして、気がついたことがありました

それは樫原さんがいわゆる博物館の学芸員的な普通の解説にとどまらないこと

私たちはもともと音楽をやっていたこともあり、そのあたりは敏感に感じ取っていました

もちろん、今回は貸し切り状態だったこともあり、いろいろ会話をしながら進むことができたことが大きいです

通常だと、ガイドは一方的に解説、もう一方は聞くだけという構図になりがちです

でも、今回は双方向のやり取りがありました

その中で、樫原さんも相手の状況を見て話をされる内容・表現を変えていらっしゃるのだと思います

団体客だと、皆が音楽に興味がある方とは限りません

いろんなレベル感が当然ありますからそこはガイドする側にとっても難しいところです

それだけに本当に贅沢な時間を過ごさせていただいたと思っています

この樫原さんの写真は、最後に奥さんと一緒に撮らせてもらったものです

この時、音楽関係を勉強された方ですか?と聞いたところ「はい」ということで納得しました

お名前をお聞きしたら、IDカードを見せていただき(KODEのIDカード)KATAGIHARAとなっていました

IDカードに漢字記載はもちろんありません

「カタギハラ」という少し珍しいお名前なので、どう書くのかさらに聞いてしまいました(笑)

そうしたら樫(かし)と原ですよと教えていただき、ますます「珍しいですね(笑)」となりました

そして博物館を後にし、またHop駅まで歩いて行ったら、駅で樫原さんと再度一緒になってしまいました♪

実はこの時、例の傷めた左足首の状況がだんだんきつくなり、Hopまで通常20分くらいの道のりが、おそらく30分近くかかってたかもしれません

グリーグ博物館が終了する18時にそこを出たので、ゆっくり歩いているうちに追い付かれてしまったようでした

足首を捻挫したことを話したら心配させてしまったようで申し訳なかったです


そんなことがあり、この時のお礼をお伝えできないかとずっと思っていました

KODE経由かグリーグ博物館経由なら連絡がつくかと思ったものの、帰国してからバタバタしてなかなかできず、日にちだけが経過

そして何気にWebで検索したら、すぐにヒットしてびっくり

樫原さんはノルウェーの民族楽器であるハーディングフェーレの数少ない演奏家なのでした

ハーディングフェーレはグリーグがとても愛した楽器でもあったようです!

恥ずかしながらそれまで知りませんでした

樫原さんから話を聞き、またその後調べているうちにとても興味が出てきました

そして、調べているうちに、オスロの民族博物館で見たものがそれだったことに気がつきました

No.1214 ■北欧旅行記2018 その6 ノルウェー民族博物館(続き/念願のスターヴチャーチ)



左はヴァイオリン、右がハーディングフェーレです



通常の弦の下に共鳴弦が数本あるのが特徴です



この写真はノルウェー民族博物館HPからお借りしました



樫原さんのWebサイトはここです

Satoko's Room Life, Music and Hardingfela ハーディングフェーレ奏者のブログ

ぜひこちらにも訪れてみてください

ここを経由して直接メールのやり取りもさせていただきました

このブログへの掲載もOKいただいています

まだ夏の間はトロールハウゲンでガイドをされているかもしれません

もしベルゲンに行かれる方がいたら、樫原さんとお会いできるかもしれませんよ!(^^)



あれだけ探し回ったグリーグのお墓、あっさり見つかりました

案内板がちゃんとありました



下に降りて、もうすぐ海だという崖の中ほどにそれはあります



あんなに必死に探し、挙句の果てに足を負傷したのはなんだったんだろう・・

でもせっかくなのでこの目で見てくることができてよかったです



思ったよりも大きなプレートでした



作曲小屋とは反対側の海になります



本当に静かで穏やかな海です・・そしてやはりしょっぱかったです(笑)

これでグリーグ博物館は終了

Hopに戻る道は遠かった



グリーグ博物館でTシャツ買ってきました!

ペールギュントの冒頭、「朝」の譜面がプリントされています




トラムで市内へ帰ります

樫原さんが心配して、救急病院があるところを教えてくれましたが、とりあえず様子を見ようと・・

クレジットカードの傷害保険はありましたが、やはりちょっとね~

もっと本格的にやばかったら行かざるを得ませんが

念のためホテルで氷もらって冷やしたら、翌日の夕方にはだいぶよくなりました



ベルゲン駅を過ぎ、終点のByparkenまで行きます(駅の時計は7時ちょっと前ですね)

この時、とにかく足が痛くて、ホテルに戻ったらもう外に出たくなくなりそうだったので、先に夕食を済ませることに



ホテルからそれほど離れていないWesselstuenというレストランへ



予約してるわけじゃないし、大丈夫かなと思って中に入ったら



がらがらでした(実際はみんなテラス席に行ってた)



お店の中はクラシカルな雰囲気、落ち着いていてよかったです



それで、何を食べようか・・メニューを見て思案

名物のバカラオ(Bacalao)を食べたいと、お店の方に聞いてみたところ、残念ながらやってないとの回答

なので、メニューからおすすめを教えてもらいました



トナカイのステーキ



干鱈のグリル



足は痛かったけど、おいしかったです

トナカイは脂身の少ない赤身で、柔らかくてクセもなく食べやすいお肉です



ホテルへの帰り道

St. John's Church

翌日行こうと思っていたものの、足が痛くて結局断念したのでした・・残念!

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