福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

箱の中身は「危機」だった

2014-06-15 20:47:10 | レコード、オーディオ


名古屋から帰宅すると、海外から箱が届いていた。eBayで落札したレコードのどれかであろう。

開封すると、「ご購入ありがとうございました。かしこ。マルク」の文字。
思わず微笑んでしまう。
日本からの落札も多いのだろう。恐らく、韓国語バージョンなどもあるに違いない。しかし、今どき、「かしここ。」とは日本人もあまり使わない言葉だ。翻訳ソフトとかで表記されるのだろうか?



肝心の中身は、クラシックではなく、イエスの「危機」。そのMobile Fidelity Sound Lab盤である。オルジナル・マスターテープよりハーフスピードのカッティングにより製作された高音質盤だ。

イエスは高校時代、一時期在籍した放送委員会の先輩の影響から聴くようになった。特に「危機」はその雄大なスケールから大のお気に入りで、英オリジナル・プレスやハイレゾ音源などで楽しんでいる。
さて、4時間を越すブルックナー8稽古の後には些かハードなアルバムではあるが、早速針を降ろすとしよう。
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ブルックナー8の初稽古を終えて、満ち足りたひとりディナー

2014-06-15 19:34:44 | コーラス、オーケストラ




本日の愛知祝祭管とのブルックナー8初稽古。わたしの指揮を待ち受けるオーケストラのポテンシャルも高く、燃えましたねぇ。

10時45分~16時05分まで、昼食を挟んでの4時間25分。区役所の施設とのことで、窓も閉め切りの空調停止状態の中、文字通り、熱く、暑いレッスンとなりました。

初回としては上々のスタートですが、この後、中弛みしないよう、より綿密な音づくりをしていきたいと思います。

新横浜駅に降り立つと、地下鉄でディスクユニオン横浜関内クラシック店に向かいたい衝動をグッと抑え、ひとり駅ビルでディナーをとることに。

訪れたのは、京都三条かつくら。
いやあ、美味でした。
言うことなし。
大汗をかきかき、立ち通しの激しいレッスンの後ゆえに、このくらいのカロリー摂取も許されるでしょう。





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寄り道で稀少盤を見送りの巻

2014-06-15 01:15:02 | レコード、オーディオ
明日(正確には本日)のブルックナー#8の初稽古に備えて名古屋入りしている。

新幹線の時間まで間があったので、横浜は馬車道まで足を伸ばしての寄り道。

写真の通り、まずまずの収穫。

クリップス&ウィーン・フィルのブラームス#1がデッカ録音されていたことは、迂闊にも知らなかった。試聴したところ、クリップスとウィーン・フィルでしか味わえない薫り高い音色!

アバド指揮のプロコフィエフ「アレクサンドル・ネフスキー」は、昔、コーラスの一員として、岩城宏之先生の棒で歌った思い出の曲。ロシア語の発音、難しかったなぁ。

プレヴィン&ウィーン・フィルの2枚。シュトラウス「メタモルフォーゼン」とメンデルスゾーン「真夏の夜の夢」、デイヴィス&コンセルトヘボウ管のドヴォルザーク「新世界より」も、冒頭の1小節で心を奪われる。だいたい、良い演奏というのは一瞬でわかることが多い。恐らく、間違いなかろう。

ただ、一点。バーンスタインのメンデルスゾーンは後から調べたら、かなり安く出回っていて、ちょっとガッカリ。

実はこのほかに、相場が10万円はするアナログマニア垂涎の稀少盤が約2万円で店頭に飾られており、興奮を抑えつつ試聴まではした。しかし、残念ながら、溝が傷んでいるのか、強音が歪んだため購入は見送り。見た目は綺麗だったのに惜しまれる。
もしかすると、その歪みは試聴器のせいかも知れないのだが、ギャンブルは避けるのが賢明であろう。

因みにレコードは名古屋まで担いでくるのは流石にシンドイので、宅配便を手配。届くのが楽しみだ。
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