福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

4年目に突入! RO浄水器

2014-04-30 13:00:09 | 日記


年に一度の逆浸透膜浄水器のフィルター交換が終了しました。
2011年春の危機感から辿り着いたのが、この浄水器。

今年で三度目、四年目に突入です。
せめて、自宅に居る間だけでも安心したいものです。

今回は、下の説明にある「米国ダウ・ケミカル社のFilmtecブランド除去率99%のフィルター」への交換となりました。

アースエコシステムさんの話によると、なんでも、近々、私の度々伺う上野の鰻屋・I栄さんへの導入も決まったとか。
益々、食べに行くのが楽しみになりました。


アースエコシステム
http://www.e-e-system.com/tokusho.html


食の安全を考える放射能測定
http://geiger.grupo.jp/free111895


RO(逆浸透)方式は浄水器で唯一放射性物質が除去出来るシステムです。
セシウム、ストロンチウム、ウラン系、ヨウ素などの放射性物質を除去出来ます。

RO浄水器の心臓部分であるメンブレンフィルターは従来、米国ダウ・ケミカル社の
Filmtecブランド除去率97%を使用しておりましたがより安全性を高める為に今後は
同じく米国ダウ・ケミカル社のFilmtecブランド除去率99%のフィルターに改良致します。
*既にお取り付け頂いているお客様も交換時にはこの99%除去率のフィルターに統一致します。
1日の造水量も200リットルから300リットルに増えます。


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マエストロ井上道義のご復帰を祈る

2014-04-30 01:28:45 | コーラス、オーケストラ
我が愛するマエストロ、井上道義先生が病気療養することとなったことがKAJIMOTOのHPにで発表された。

喉頭癌であるという。
ショックだ。
たいへん心配である。

井上先生は、今、そしてこれからの日本の音楽界にとって必要な存在。
なんとしても回復され、1日も早いご復帰を祈るばかり。

マエストロのメッセージによれば、抗がん剤治療をお考えのようだけれど、
なんとか思いとどまって欲しい、と個人的には思っているところ。
しかし、こればかりは、決めるのはご本人とそのご家族。
なんとも歯がゆいところである。

【大切なお知らせ】指揮者 井上道義の病状について(KAJIMOTO)
http://www.kajimotomusic.com/jp/news/k=1853/
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父ヤルヴィ 本物の指揮者

2014-04-25 14:30:56 | コンサート
昨24日は、二期会の「蝶々夫人」に続けて、サントリーホールに於けるNHK交響楽団のB定期。
ネーメ・ヤルヴィ指揮のリヒャルト・シュトラウス。
滅多に実演で聴けない作品の並んだプログラムだ。

R. シュトラウス
祝典前奏曲 作品61

紀元2600年祝典曲 作品84

休憩

バレエ音楽「ヨセフの伝説」作品63


以上3曲、どれも実演ではじめて接する、というより、レコードやCDでも殆ど聴かない作品なので、
正直、頭で曲を追うので精一杯で、「作品を堪能した」というところまではいかない。
しかし、これだけは言える。
「凄い音がしていた!」と。

ヤルヴィの指揮は本物だ。
大柄の体躯に決して器用とは呼べない棒。
ひとたび、その腕が振り下ろされると、凄まじいエネルギーとともに空気の波ができて奏者たちに襲いかかる。
その波を受けた奏者たちから生まれる音の力強さと美しさといったら!
個性の違いこそあれ、どこかマタチッチを思わせる指揮に胸が高鳴ってしまった。
この音でブルックナーを聴きたいなあ。

標題にも「父ヤルヴィ」と書いたように、最近、脚光を浴びるのはもっぱらパーヴォ、クリスティアンといった息子たちであるが、
指揮者としての風格を言えば、断然、父が上であろう。

ネーメ・ヤルヴィの次の来日が楽しみであるとともに、レコードやCDも集めてゆこうと決心した次第。


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二期会「バタフライ」2日目

2014-04-25 00:35:58 | コーラス、オーケストラ


前の記事にも書いたとおり、二期会の「バタフライ」2日目を観た。

第1幕を終えての感想は・・・。
うーん。
木下美穂子の蝶々さんと小林由佳のスズキは良いとして、ピンカートンが良くない。
声も姿も軽量級で、どうしてもアメリカ軍人に見えず、酔えないのだ。
このあたり、オール日本人キャストによる公演の難しいところか。

ボンゾも田舎芝居で感心せず、神官の声も出ていなくてガックリ。
コーラスの発声も、新国立劇場に較べると、だいぶ落ちる気がする。
演出が正統的なだけに、脇のキャストの弱さが気になって仕方がなかった。

もう一つの難敵は、私の周りの客席の雑音。
2階中央席のあちこちから、のど飴等のビニール音が聞こえてくるのには閉口。
ついでに、どこかは分からないけど、僕の大好きな蝶々さん登場の場面で、デッカイくしゃみしたオッサンの首を絞めたい(笑)。
なんで、あの夢のように素敵な場面でくしゃみするかなあ???

第2幕、第3幕で挽回せねば、ということで、まずは、環境を変えた。
ビニール音、咳などの雑音が休憩後に収まる保証がないため、1階最前列の下手寄りへ移動。
本当はいけないのだろうけど、まあ、同じカテゴリーだからご容赦願おう。

すると、怪我の功名か、声もオケもずっとリアルで、さらに歌手達の表情もよく見えて良かった。
少なくとも、東京文化会館でのオペラ鑑賞は舞台に近い方が良い、と再確認。

さて、第2幕は、殆ど蝶々さんの独壇場。
ピンカートンの出番はなく、蝶々さんとスズキさえ優れていれば良いので安心。
木下美穂子の蝶々さんは感情移入が素晴らしく、スズキの小林由佳も蝶々さんへの献身ぶりが胸に迫ってきた。
終盤のデュエットのみ、ハーモニーに破綻があったけれど、全体的には満足。

休憩なしに突入した第3幕。
近くで観ても、僕の感性は、あのピンカートンは受け付けなかった。

ルスティオーニの指揮は間近で聴くと、いっそう詩情に溢れて瑞々しい。
都響からイタリアの香りが立ち上るのが素敵ではないか。
この若き指揮者が、今後、たびたび来日してくれることを望もう。

というわけで、プッチーニの音楽の素晴らしさを味わうことのできた良い午後であった。

ピンカートンが趣味でなかったことと、大好きな第1幕が、心無い客の雑音で台無しにされたことが、ただただ悔やまれる。


二期会「蝶々夫人」第2日
2014年4月24日 14:00開演 東京文化会館大ホール

指揮:ダニエーレ・ルスティオーニ  
演出:栗山昌良
舞台美術: 石黒紀夫
衣裳: 岸井克己
照明: 沢田祐二
舞台設計: 荒田良
合唱指揮: 佐藤宏
演出助手: 澤田康子
舞台監督: 菅原多敢弘
公演監督: 高丈二


【配役】
【蝶々夫人】 木下美穂子
【スズキ】  小林由佳
【ピンカートン】樋口達哉
【シャープレス】泉良平
【ゴロー】 栗原剛
【ヤマドリ】 鹿野由之
【ボンゾ】 佐藤泰弘
【神官】 渥美史生



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高所恐怖症は辛いよ

2014-04-24 13:14:28 | コンサート


「バタフライ」開演50分前。
東京文化会館に入りました!
知人から定価で譲り受けたチケットが5階席だったのですが、自分が強度の高所恐怖症であることに気付き、差額をお支払いしての2階席となりました。
高所恐怖症は、ハイコストですね(泣)。

こちらの事情を汲んで、座席の交換に応じてくれた二期会さん、有り難うございました。
奮発したからには、楽しませて貰いますよ!
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連戦に備えてせいろう蕎麦

2014-04-24 12:06:20 | グルメ


本日は、二期会「バタフライ」(東京文化会館 14:00開演)とヤルヴィ&N響のリヒャルト・シュトラウス・プログラム(サントリーホール 19:00開演)のダブルヘッダー。

キャストは異なるとはいえ、昨日の「バタフライ」初日の評判がすこぶる良いので楽しみです。

連戦に備えての腹拵えは、東京駅構内「江戸せいろう蕎麦」にて、せいろう蕎麦。あんまり食べちゃうと眠たくなるので、かる~く。

この店のプロデュースは神田藪そば。
隣席のご婦人方が、「お汁がしょっぱいわね」などと、言ってましたが、江戸前の蕎麦を相手にその言葉を吐くのは、不粋というものですね。

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15年ぶりのボストン交響楽団来日公演 マゼールからデュトワへ・・・

2014-04-23 00:17:35 | コンサート
マゼール降板のため、行こうか止めようか悩んでいたボストン響のマーラー5&モーツァルト「プラハ」公演。
結局、出掛けることにした。
実は、一度は行かない決心をした
しかし、これまでご縁のなかったデュトワの音楽に対峙してみたくなったのだ。
もちろん、15年ぶりに来日というボストン交響楽団の音も楽しみだ。

しかし、元のチケットそのままでは芸がない。
ひとつ裏技を使ってみた。
手配済みだったA券を払い戻して、B券にランクを下げるという作戦だ。
3万円を超す出費を覚悟したのは、84歳のマゼールを聴きたいからであって、デュトワにはそこまでは奮発したくない・・・。
幸い、指揮者変更による払い戻しが可能だったため、上記の裏技が可能となった。
確か売り切れだったB席が手に入ったのも、キャンセルがあったからかも知れない。

もとの座席がLCブロックの最後列で舞台からかなり遠かったから、改めて獲得した座席(LAブロック最後列)の方が、音響的にも視覚的にもベターに違いない。
そして、物入りの昨今。何より差額の5,000円は大きい!

いくら落ち込んだところでマゼールが来られるわけではなし、ここはひとつ気分を切り替えてデュトワのマーラーを味わうとしよう。

シャルル・デュトワ指揮 ボストン響公演情報(AMATI)
http://amati-tokyo.com/performance/20111209.html

しかし、マゼール降板の理由が「アクシデント」としか公表されていないのは、心配だ。
無事の復帰を祈るばかりである。

ボストン交響楽団 指揮者変更のお知らせ
http://amati-tokyo.com/news/20140414-2.html
コメント (1)
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ノット&東響 マーラー9を聴く

2014-04-20 01:03:32 | コーラス、オーケストラ


19日土曜日には東京交響楽団川崎定期を聴いてきました。ジョナサン・ノットの音楽監督就任記念演奏会です。


東京交響楽団 川崎定期演奏会 第45回
18:00開演

指揮:ジョナサン・ノット
笙:宮田まゆみ

武満 徹:セレモニアル -秋の歌-

マーラー:交響曲 第9番 ニ長調


武満のセレモニアルは、生演奏では初めて聴きましたが、美しかった。
ステージ上のオーケストラ本体とは別に、フルートとオーボエによる3つの組が、上手、下手の3階席と2階席後方に陣取り、客席を包むような効果が夢のようでした。

ただ、このとき、やや不安だったことは、客席から聴こえる3群の音の生々しさに較べ、オーケストラ本体の音が弱く聴こえたこと。
私の座席が2階席中央の後ろよりだったためか、ステージの音にエコーが掛かりすぎて、力感が伝わりにくかったのです。
宮田まゆみによる笙の音だけが妙に明瞭に届いてくるのが不思議でした。

武満演奏で感じた不安は、マーラーで的中し、弦のプレイヤーが懸命に弾いている割には音が来なくて、ややもどかしい感じがしました。
ミューザ川崎が初体験だったため、どこまでホールのせいで、どこまでが演奏者のせいなのか判断できません。
次のチャンスには、もう少しステージに近い座席を確保してみたいと思います。

とまれ、たいへんに熱のこもった演奏で、気持ちよかったことは事実。
バーンスタインやバルビローリのような陶酔感とは無縁ながら、ノットの卓抜な音楽性が随所で光っていました。
今回は、演奏がどうのこうのより、東京交響楽団の新しい時代の幕開けを祝福したいと思います。
これからの歳月で、もっともっとノット色が出てくれば、面白くなること間違いなしでしょう。


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長岡で夜桜見物

2014-04-16 23:50:05 | 旅行




長岡に通い始めてから、かれこれ20年となりますが、楽しみのひとつは、首都圏から遅れること約半月、4月中旬から下旬に花見を楽しめることです。しかも、わざわざ遠出せずとも、宿から見下ろせる近場に名所のあるのが有り難い! しかも、夜桜!!



長岡駅東口を流れる福島江沿いの見事な桜並木。福島江とは17世紀半ば、水不足に苦しむ農民のために作られた全長20kmにも及ぶ用水路とか。
長岡の歴史や先人の偉業に想いを馳せつつ眺める桜も良いですね。

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まえがき ほぼ完成!

2014-04-14 11:41:33 | レコード、オーディオ


昨夜は、「ヴォツェック」の感想の書けない言い訳だけを残して就寝してしまい失礼しました。
しかし、それには意味がありました。昨日の「ヴォツェック」体験が契機となり、懸案となっていた宇野先生、中野さんとの共著である文春新書へのまえがきをほぼ書き終えることが出来たからです。早起きのお蔭。あと数日寝かせて、推敲すれば良いものとなるでしょう。

因みに、新しい本は旧著の改訂版ではなく書き下ろし。書名はまだ決まっておらず、原稿名(写真)にある「大作曲家」は仮のものです。

また、発売日は本当に様々な理由が重なって今秋になりました。こればかりは個人の力ではどうにもならず、心待ちにされている方には、誠に申し訳ありません。ひたすら、頭を下げるのみ。

しかし、発売日が伸びた分、宇野先生も原稿の差し換えを希望されるなど、中身は一段と濃いものとなりました。それをお楽しみ頂ければ、と思います。

追記
「福島は、かつて《ヴォツェック》を二度と聴かないと書いたではないか?」
と訴えたい読者もいらっしゃると思います。その辺りの事情は「まえがき」に書かせて頂きました。
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