福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

本日締切 聖トーマス教会「マタイ受難曲」公演

2015-07-31 10:01:18 | コーラス、オーケストラ

本日が正規の申し込み締切日のため過去の記事をそのまま再掲します。

定員に余裕のあるパートが発生した場合、関西地区も含め、追加の募集を致します。その詳細はなるべく早くにお知らせします。

また、掲載のチラシとは若干の旅程の変更のあることはご承知おきください。

なお、現地からのニュースによると、トーマス教会にて日本人の団体が「マタイ受難曲」を演奏することは、史上初の快挙とのことです。

 

 

 

 

バッハの聖地、ライプツィヒ聖トーマス教会で歌う「マタイ受難曲」の参加募集要項がいよいよ完成しました!

本番は2016年3月1日(火) 夜(時間未定)。

2013年の「ロ短調ミサ」公演でご一緒したザクセン・バロックオーケストラ(http://saechsisches-barockorchester.de)との再会も楽しみ。

指揮は本番、国内練習もともに全て福島章恭が請け負います。

 

 参加資格は、2頁目の下段にある通り、原則として

1.東京ジングフェライン(恵比寿 毎週金曜日 18:30 - 20:30)

2.長岡混声合唱団(新潟県長岡市 毎週水曜日 19:00 - 2100) 

3.「マタイ受難曲を歌いましょう」(厚木市・ヴォイス2001主催 毎週土曜日 10:00 - 12:00 または 13:00)

の練習会に通われている方となります。

 

ただし、男声は定員にやや余裕があるため、「マタイ」演奏経験者(または、譜読みが完璧な方)で、福島章恭のオーディションに合格した場合は参加可能となります(しかし、極力、上記のいずれかにご出席ください)。

女声については、上記3団体からの人数が確定後、空きのある場合、募集を受け付けます。条件は上記の男声に準じます。

なお、いずれの場合も、2016年1月30日(土) めぐろパーシモンホールに於ける「壮行演奏会(仮称)」にはご参加頂きます。

また、上記の応募状況次第ですが、関西方面での募集も検討中です。発表までしばらくお待ちください。

本来、もっと多くの方に門戸を開きたいところですが、聖トーマス教会聖歌隊席のスペースの都合で、80名で目一杯となります。

その貴重な座席ゆえ、戦力となる方のみとご一緒したいと思っております。どうぞご理解ください。

 

 企画手配 株式会社 エムセック インターナショナル

TEL: 03-3406-1122(代表)

http://www.mcec-inter.com/index.html

 

また、下記に東京ジングフェラインのご案内を掲載しておきます。

東京ジングフェライン 練習案内(http://www.tokyo-singverein.com

練習場所  テッドアートスタジオ(共立電気ビル7F)
     (JR恵比寿駅より徒歩3分)

練習時間  毎週金曜日 18:30~20:30

月 会 費  一般 4000円  学生 2000円

入 会 金  一般/学生ともに2000円

それ以外に演奏会積立金(現在は3000円)が必要になります

 

連 絡 先  斎藤 TEL&FAX 042-625-6031

若しくは  東京ジングフェライン info@tokyo-singverein.com

バッハを愛する方、合唱を愛する方、またとないチャンスです。ご検討のほど、宜しくお願いします。

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愛知祝祭管 ブルックナー8 Blu-ray届く

2015-07-31 00:40:02 | コーラス、オーケストラ

今月26日の第2回演奏会「嘆きの歌」公演の余韻の覚めやらないところ、約9ヶ月前の第1回演奏会の感動が蘇った。

当日の映像がBlu-rayディスクにて届いたのである。

ノーカット、無修正。ソリスト、指揮者の出入りからチューニング風景までもがそのまま収録されている。

今さらながら、よくぞ福島章恭などという実績もない未知の男に、この大曲を振らせたものだ。

まさに酔狂の極致。これは、マーラー「嘆きの歌」を初稿で演奏してしまおうとか、4年かけて「リング」全曲を上演してしまおうというのに匹敵する大胆さにも通じている。

改めて、佐藤団長、高橋コンマスをはじめ、関係者各位に「有り難う」とお礼を申し上げておきたい。

オーケストラの献身ぶりは素晴らしい。

コンマス高橋広氏の入魂の演奏は言うに及ばず、それぞれのパートや個人が誇りと責任をもって、役目を果たしてくれる様は、本当に美しく尊い。

そして、指揮台からは気付きにくかった美は、各プレーヤーの「待ち方」である。演奏しているときのみならず、自分のパートが休みの場面であってもみなさん、とても姿勢が良くて、凜としているのだ。

いざ出番となったときに、最高のパフォーマンスを見せてくれた秘密のひとつがここにあったのか、と得心した次第。





本日、ピックアップした写真は、すべてワーグナー「マイスタージンガー」第1幕前奏曲より。

自分の指揮については、「いまなら、こうは振らないな」と思う場面が多々あった。それだけ、この9ヶ月の間、技術的にも精神的にも、自分の中で変化があったということだ。

もちろん、思ったように振れていない小節もあり、それは音に反映されてしまっている。反省しきりだが、音だけを聴くCDでは気付かなかったことであり、こうした映像は誠に有り難い。


佐藤団長の渾身のシンバルにも改めて胸が熱くなる。

万感の想いの込められた一撃だが、その後、ブルックナー8の第3楽章の2発ではさらに凄絶なものとなる。

前奏曲が終わるかと思わせたところに始まるサプライズは、第1幕冒頭のコーラス。

P席の聴衆が突然立ち上がって中央に集まっては歌いだすというフラッシュモブであるが、こうして客観的に眺めることでその効果の鮮やかさを実感できた。

これもコーラスが秀逸な歌声とハーモニーで応えてくれたからであり、改めて皆さんを讃えると共に感謝したい。

さて、当Blu-rayは出演者用のプライヴェート盤であり、資金面を含む諸事情により一般への販売の予定はない。

スコアの隅々まで知り尽くしたようなカメラワーク(KANON)が素晴らしいだけに残念な気がする。

いずれ、オーケストラ側と協議しつつ、一部でもYouTube等に公開できたらよいな、と夢見ているところ、とだけ申し上げておこう。

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爽やかな朝湯

2015-07-30 08:58:01 | 旅行


爽やかな景色を眺めつつの朝湯。

月曜日からつづいていた体調の落ち込みも、どうやら昨夜が底のようだ。

湯沢の湯に浸かり、布団を被って頓服薬を飲んだような大汗をかいたら身体が軽くなった。

さあ、自宅に戻って、レコード磨き・・、否、譜読みをしよう。



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レコードを磨いて1日が終わる

2015-07-29 00:01:21 | レコード、オーディオ

厚木~大阪~倉敷~名古屋という、週末の無茶なスケジュールが祟ったのか、些か疲れが出て、今日は何をする気力も湧かず。

久しぶりの完全オフ日だというのに、レコードを磨いただけで終わってしまった。

本来は、26日に聴いた愛知祝祭管のマーラー「嘆きの歌」(初稿)についても書くべきなのだが、どうにもならない。

明日は長岡帰りに温泉宿に泊まる予定。英気を養い、復活したい。

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福島章恭 大阪デビュー戦決まる!

2015-07-26 01:22:35 | コーラス、オーケストラ


今月1日付けにて大阪フィルハーモニー合唱団のシェフとなった福島章恭の大阪デビュー戦が決まりました。

9月6日(日)から12日(土)にかけて開催される「大阪クラシック」(大植英次プロデュース)。その初日の6日、大阪フィルハーモニー合唱団とともに皆さんの前に登場致します。

演目は、前半に我が最愛の作曲家ブルックナーの無伴奏モテット4曲。後半にダブルベース、ドラムス、ピアノを交えてチルコットのア・リトル・ジャズ・ミサ。いま、レッスン中ですが、美しく、そして愉しいですよ。乞うご期待!

ところは、大阪市中央公会堂・中会議室にて。開演は19時30分。入場料は1,000円 全席自由。

この日は朝から、御堂筋沿い、中之島界隈のオフィスビルの一角、カフェ、ホテルロビーなどに音楽が満ち溢れます。無料公演も多数。皆様、お誘い合わせの上、お越しください。

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久々にAzumaのブログさんより

2015-07-22 00:13:27 | コーラス、オーケストラ

昨年の厚木市のモーツァルト「レクイエム」公演に引きつづき、「マタイ受難曲を歌いましょう」(主催:ヴォイス2001)にご参加のAzumaさんのブログより。

似顔絵は有り難いですが、こんなに若くはありません(笑)。ごめんなさい。

しかし、ボクの特徴がよく捉えられている、とは多くの団員さんの声であります。

楽しいブログですので、是非ともご訪問ください!

Azumaのブログ: http://ameblo.jp/lovely-heart-azuma/image-12052769998-13372020444.html

続編に期待しましょう。

ところで、バックナンバーには、連休中の合宿の記事もありました。合わせてお訪ねください。

http://ameblo.jp/lovely-heart-azuma/entry-12024324663.html

 

 

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厚木市合唱祭とデザート

2015-07-21 08:17:11 | コーラス、オーケストラ




昨日は、厚木市合唱祭。
ヴォイス2001主催「マタイ受難曲を歌いましょう」の初ステージとなった。東京ジングフェラインの男声陣も助演に駆けつけてくれた。歌うはマタイの終曲「わたしたちは涙とともに跪き」だ。

厚木市文化会館大ホールの音響が素晴らしく、いつもの音の響かない練習場での憂さを晴らすかのような伸びやかなパフォーマンスとなった。来年1月の東京公演に向けての前哨戦としては上々のデビューと言えるだろう。

声はよく出ていたと思われるが、欲を言えば、もっと深みが欲しいところ。まだ元気いっぱい、一所懸命な歌唱に止まっていてイエスの受難に伴う苦しみや痛みには届いていなかったように思う。これからの課題だ。

ところで、朝のリハーサルを終え、文化会館前の和食レストランH町にて昼食をとった。待ち時間が2時間を超すのでデザートを注文したところ、随分貧相で不味そうである。

思わずメニューの写真と見比べてしまったが、具材そのものに違いがあるわけではない。しかし、出された器の盛り付けはあまりにも粗雑、投げやりで心遣いの欠片もない。

同じ具材を並べるにも、ちょっとした配置やバランスの違いで、旨そうにも不味そうにも見える。これはどんな仕事にも共通することだろう。反面教師としたい。
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ライプツィヒ・ドレスデン楽旅 日程決まる

2015-07-19 00:50:12 | コンサート
2016年3月1日(火)の「マタイ受難曲」トーマス教会公演に向けてのライプツィヒ・ドレスデンの予定が決まった。

ライプツィヒ~ドレスデン~ライプツィヒというコンサートとオペラの日々である。
残る時間はレコード屋巡りと部屋での勉強となろう。

※断じて、遊びではありません。これも修行の一環です! と強調するほど怪しくなる。

2月13日~14日
都内(会場未定)
マタイ受難曲 国内最終レッスン

17日 羽田空港(または成田)発

2月18日および19日
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス

ハイドン 交響曲第93番
エルガー 序奏とアレグロ
エルガー ため息
ハイドン 交響曲第94番「太鼓連打」

アンドリュー・マンゼ指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

20日
ライプツィヒ歌劇場

ワーグナー 「ワルキューレ」
ウルフ・シルマー指揮

21日
ライプツィヒ歌劇場

ワーグナー「ジークフリート」
ウルフ・シルマー指揮

23日
ドレスデン・ゼンパーオパー

ワーグナー「ワルキューレ」
クリスティアン・ティーレマン指揮

25日
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス

デュティユー メタボール(5つの変遷)
シューマン 交響曲第1番「春」
シューマン ピアノ協奏曲
シベリウス 交響曲第7番

レイフ・オヴェ・ アンスネス ピアノ
アラン・ギルバート指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

26日
ドレスデン・ゼンパーオパー

ヴェルディ「ドン・カルロ」

パオロ・アッリバベーニ指揮

27日
ドレスデン・ゼンパーオパー

ブリテン パッサカリア~「ピーター・グライムス」より
ツィンマーマン トランペット協奏曲「誰も知らない私の悩み」
ショスタコーヴィチ 交響曲第8番

アンドリス・ネルソンス指揮
シュターツカペレ・ドレスデン

同日夜
ライプツィヒ(会場未定)

マタイ受難曲 コーラス稽古

28日
ライプツィヒ(会場未定)

マタイ受難曲 コーラス稽古

29日
聖トーマス教会

マタイ受難曲 オーケストラ合わせ

ザクセン・バロックオーケストラ

3月1日
聖トーマス教会

10:00 マタイ受難曲 ゲネプロ

19:00 マタイ受難曲 本番

ザクセン・バロックオーケストラ

帰国未定(笑)

というわけで、約半月の間、国内のコーラス・レッスンはお休みとなります。関係各位にはご了承ください。

追記
このあと、ベルリンに足を伸ばせば、ヤンソンス指揮ベルリン・フィルのショスタコーヴィチが聴けるのだが、さすがに、そろそろ帰国しないとマズイかも(笑)。



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大井剛史さんとのニアミスについて

2015-07-17 13:09:50 | コーラス、オーケストラ

さて、ノット&東響の休憩時間。

ロビーで出会った指揮者・大井剛史さんとしばし歓談。

指揮者の視点からみたノットの凄さについて、興味深くお話を伺うことができた(昨夜大井さんは、P席からノットの指揮を研究されていた)。

大井さんとは、その昔、ニアミスがある。10数年前、厚木市で、前半をボクの指揮で女声合唱版「水のいのち」、後半を大井さん指揮、厚木響によるモーツァルト「戴冠ミサ」という音楽祭があったのだ。

その時に、大井さんの実力と音楽性に感銘を受けたものだが、その後、接点のないまま年月が経ってしまった。

いつか、大井さんとも共演できる日の訪れることを祈りたい。

 

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ジョナサン・ノット&東響の「運命」

2015-07-17 11:57:28 | コーラス、オーケストラ

昨夜は、サントリーホールにて、ジョナサン・ノット&東響による「運命」ほかを聴いた。

ノット時代になって、訪れるたびに東響の音が変貌しているのに驚かされる。

今回、感じたのは、弦に厚みや奥深さが増していたこと。

もともと透明な美しさを持ちながらも、線が細く、響きの量に若干の不満のあった弦楽セクションが実に良く鳴っていた。

最後列のプルトに至るまで、大きな弓幅による全身全霊を賭した奏法は音のみならず、視覚的にも美しい。

音量だけではなく、そこに人間の様々な情感が宿っていたことを賞賛したいと思う。

また、ノットの渾身の指揮ぶりにも、些かの力みのない伸びやかな音で応えていたのも素晴らしい。

ノットによるベートーヴェンについて、完全に自分の好みであったわけではない。

ボク自身、古い巨匠タイプの重量感あるベートーヴェンの方が心にはピタリとくる。

しかし、どこを斬っても新鮮な血が噴き出し、未来への光に照らされたベートーヴェンもまだよいものだ、と思わせてくれた。

ジョナサン・ノットと東響がこれからどんな境地まで昇り行くのか、目が離せない。

東京交響楽団第632回定期演奏会

2015年7月16日(木) サントリーホール

ストラヴィンスキー:管楽器のための交響曲

バルトーク:ピアノ協奏曲 第1番Sz.83

ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 作品67「運命」

ピアノ独奏:デジュー・ラーンキ

 

 

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