福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

二年目の「海道東征」にご期待あれ!

2016-09-29 23:55:09 | コーラス、オーケストラ


インバルの感動も醒めやらぬ中、今宵の大阪フィル合唱団は信時潔「海道東征」最後のコーラス稽古。いよいよ週末は、大井剛史マエストロを迎えてのオーケストラ合わせとなる。



コーラスは昨年の公演も頑張ってくれたが、今年は更に美しい歌声を聴かせてくれている。無駄な力の抜けてきたことが功を奏しているようだ。



作品の美しさは本物。
信時潔の筆に虚飾の文字はなく、もっと凝ろうと思えば凝れるところも、敢えて簡潔に書かれるなど、素朴なまでの力強さに打たれる。
また、神武天皇の東征を題材としながらも、どこかミサ曲のような発想がこの作品に秘められているのを感じるのはわたしだけだろうか?

さて、年末の「第九」並みに人気の当公演、チケットはほぼ完売とのこと。既にご購入の方には大いにご期待頂きたい。まだの方には幸あれ! チケット争奪戦でのご武運をお祈りしたい。

なお、当日は、昨年の公演のライヴCDが会場で限定発売されるとのこと。タワーレコードやHMVなど一般店舗での販売の予定がないため、お買い逃しのなきよう!



信時潔 交聲曲「海道東征」

10月3日(月)
18:30開演(17:30開場)

ザ・シンフォニーホール

<指揮>大井剛史
<独唱>
幸田浩子・北野加織(ソプラノ)糀谷栄里子(アルト)二塚直紀(テノール)田中 勉(バリトン)
<合唱>
大阪フィルハーモニー合唱団(合唱指揮:福島章恭)
大阪すみよし少年少女合唱団
<曲目>
スメタナ/交響詩「モルダウ」 
大栗 裕/管弦楽のための神話
信時 潔/交声曲「海道東征」

<料金>(全席指定・税込)
S席:7,000円
A席:6,000円
B席:4,500円

※未就学のお子さまのご入場はお断りさせていただきます。

・チケット販売所
ザ・シンフォニーチケットセンター 06-6453-2333
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
チケットぴあ 0570-02-9999【Pコード:298-492】
ローソンチケット 0570-000-407【Lコード:54306】

・お問合せ
産経新聞社事業本部 06-6633-9254

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マエストロ・インバルへの感謝・加筆あり

2016-09-29 13:07:00 | コンサート


インバル&大阪フィルの二日目。
さらに凄まじいマーラー5がフェスティバルホールに鳴り響いたとの報を聞き、悔しい想いもあるが、リハーサル~ゲネプロ~初日に接するという稀少な機会を与えて頂いただけでも、天の配剤に感謝せねばなるまい。

本番のステージだけでは窺い知れないインバルの指揮の奥義、その一端に触れることのできた気がするのだ。それはとても感覚的なもので、なかなか文字にできるもなではないのだが、わたしの中のキーワードとしては、「拍から拍への行間」「無尽蔵のエネルギー」ということになろうか。

振りかざした腕の許に深遠な宇宙が広がり、その威厳ある上げ下げによって万物が創造されていく。





大阪フィル定期二日目と同じ時間帯、わたしは長岡にてモーツァルト「レクイエム」稽古をしていた。一般公募としては高いレベルのレッスンが展開しており、今後が楽しみである。

本番は来年3月5日(日)、長岡リリックホールにて。前プロとして「ジュピター」を振ることになっているが、マエストロ・インバルの小ト短調を聴いた、否、全身全霊に浴びたことで、わたしの中にこれまでにないインスピレーションが湧き上がってきている。それを、本番までに熟成させ、実践することのできるのはなんという幸せだろう。

さて、マエストロ・インバルの大阪フィルへの再登場はあるだろうか?
ベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」、ブルックナー「テ・デウム」など、合唱作品でご一緒したいという想いも熱烈だが、ブルックナー「8番」の初稿を生で聴きたいという気持ちも捨てきれない。こればかりは、わたしが悩んでも仕方のないことなのだが(笑)・・・。

♪写真上は、初日終演後の楽屋にて。マエストロより掲載の承認を頂いております。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再掲 シュテファン大聖堂でモーツァルトの命日に歌う「レクイエム」PV大公開!

2016-09-28 09:15:00 | コーラス、オーケストラ

Vienna Mission final 2

"この春アップした映像。 最近になって当ブログを訪ねてくださる方も少なくないため、ここに再掲します。"

いよいよプロモーションビデオ公開の時が訪れました!

2017年12月5日、モーツァルトの命日に歌う「レクイエム」!

会場は、ウィーンの中心に聳え立ち、音楽の都の歴史を見守りつづけてきた聖シュテファン大聖堂。

指揮は福島章恭。

オーケストラ、ソリストはまだ発表できる段階ではありませんが、ウィーンの一流、実力派を予定しております。

合唱団参加への募集要項は、エムセック・インターナショナルまでご請求ください。

旅行日程

2017年12月1日(金)~12月6日(水)6日間
2017年12月1日(金)~12月8日(金)8日間(その他、延泊等のオプションもご用意)

http://www.mcec-inter.com/concert/index/4

東京都渋谷区渋谷2-8-7 青山宮野ビル2F
TEL:03-3406-1122
FAX:03-3406-1125

なお、当プロモーションビデオに於ける映像・録音は2009年1月のシュテファン大聖堂グランドコンサートに於ける福島章恭指揮シュテファン・ドーム・オーケストラによるものです。

まだ、情報は少ないのですが、随時アップデートしていく予定。乞うご期待。

以下、聖シュテファン大聖堂音楽事務所(Kunst und Kultur ohne Grenzen)の清水一弘様よりのメッセージとともにお届けします。

福島 章恭先生が8年の時を経て、2017年12月5日零時より
聖シュテファン大聖堂にてモーツァルト「レクイエム」を再演されます。
    
1791年12月5日0時55分 
モーツァルトは享年35歳の若さで亡くなり、
聖シュテファン大聖堂で葬儀を行いました。
         
聖シュテファン大聖堂では、モーツァルトの魂に捧げる為、
彼のレクイエムを毎年12月5日零時から中央祭壇で演奏し、
0:55に終演いたします。
          
曲が終わる度に、大聖堂内の明かりを一つづつ消していき、
終演直後に大聖堂内は真っ暗になります。
もちろん、拍手なしです。

そして静寂の中、祭壇の後方から聖職者達がマントを羽織り
鐘を鳴らす方、十字架を持つ方、光を灯す方が
モーツァルトの魂に祈りを捧げる為に
大聖堂内をプロセシオン(聖行進)いたします。
私は、光の役をさせて頂きます。
      
モーツァルトのご自宅から大聖堂まで遺体を運んだ際、
当時実際に使用された鐘を鳴らしながら聖行列を行います。
  
聖シュテファン大聖堂ならではの雰囲気を
存分に味わって頂けると思います。
    
福島 章恭先生は、2016年3月1日ライプツィヒにある
バッハの聖地、聖トーマス教会にて四旬節に於ける
邦人指揮者および合唱団による初「マタイ受難曲」
公演をされ大成功を納められました。
      
合唱愛好家の皆様、そして、ピアノの先生や
プロの声楽家を目指している学生の皆様に
レジェンド オブ モーツァルト合唱団に
是非ご参加くださることを強くお勧めいたします。
      
福島 章恭先生は、音楽を創るスペシャリストで、
モーツァルトの事に関して超マニアックにご存知です。
     
レクイエムを音楽的にどのように創られるのか、
また合唱指導の作法や発声法、
モーツァルトのマニアックなエピソードなど
音楽創りの上でソロの演奏にも役立つし、
大変良い経験になると思うのです。
   
福島 章恭先生のモーツァルト「レクイエム」に対する
情熱は凄まじく、大聖堂内がフォースで満たされます。
    
そして、何よりも確実に結果を出されます。
私は、数字で評価される世界で14年間生きてきたので、
福島 章恭先生にすべてを任せておけば安心なのです。


      
この写真は、2009年1月24日、聖シュテファン大聖堂に於ける
モーツァルト「レクイエム」公演終演直後の打ち上げで
公式発表されたコンサートの収益金です。  
  
37323,84ユーロ!!!
  
1ユーロ = 126、59円で計算すると
約472万円にもなります。
   
聖シュテファン大聖堂公式演奏会である「グランドコンサート」の
趣旨に添って、福島 章恭先生から聖シュテファン大聖堂修復費用の為に全額寄付して頂きました。
   
伝承を重んじつつも革新的で格調高く、
聖シュテファン大聖堂へ対する畏敬の念を持って終始演奏され
聴衆の心に届いたからこそこれだけの結果が起きたと思います。
  
ご検討の程、どうぞよろしくお願いいたします。 
  
音楽の神様からたくさんのインスピレーションが与えられますように…
  
アマデウスは永遠に不滅です。
 
Das Herz adelt den Menschen.
1781,Wien W.A.Mozart
     
誠に有難うございます。
    
聖シュテファン大聖堂音楽事務所
Kunst und Kultur ohne Grenzen
Area Consultant 
清水一弘拝

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017シュテファン大聖堂モツレク 大阪支部始動

2016-09-28 00:50:58 | コーラス、オーケストラ


2017年12月5日、モーツァルトの命日にウィーン・シュテファン大聖堂で歌うモーツァルト「レクイエム」ツアー。

現在のところ、仙台支部、名古屋支部での練習会が確定しておりますが、いよいよ大阪支部も動き始めました!
大阪支部のレッスン開始は来春から初夏にかけて、会場・日時が確定次第改めてお知らせします。

以下、エムセックMさんによるご紹介記事を転載します。

《指揮者の福島章恭先生、テノール歌手の眞木喜規先生、昨日イタリアからご帰国されたばかりのソプラノ歌手の北爪かおり先生…素敵な先生方に囲まれてのティータイム。
モーツァルト「レクイエム」のコンサート企画についての打ち合わせです。
とても楽しみな計画もお考え下さり、詳細が決まりましたら、またご案内したいと思います…。》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インバル&大阪フィル初日

2016-09-27 22:33:57 | コンサート


大阪フィル第502回定期演奏会初日。
終演とともに会場の沸き返る凄まじい名演となりました。やはり、大フィルの音はデカくなければ!

マーラーはスケールが巨大なだけでなく、破天荒のエネルギーと人間の多様な情感を秘めた超名演。感傷とは無縁でありながら、これほど儚く、美しい愛に溢れたアダージェットは稀でありましょう。

前半のモーツァルトも、古典的な様式美が、内的なエネルギーによって輝くというひとつの理想が具現されていました。

早速、オーケストラ・マネージャーが楽屋を訪ね、「次はいつ(大阪フィルに)いらして頂けますか?」と問うと、すかさず横から奥様が「明日!」との茶目っ気溢れるお返事。

そう、2日目の明日、大阪フィルは、さらに完成度の高いパフォーマンスを披露してくれるでしょう。

渾身の指揮を終え、しばらくソファーに身体を横たえておられたマエストロですが、楽屋口にお客様が並んでると聞くと、すっくと立ち上がられ、エレベーターにて階下に降りられました。相当なお疲れの中にあって、ファンを大事にされる姿勢にも感銘を受けた次第。

次の機会に大阪フィル合唱団と共演できることを切に祈ります。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ああ大阪の人間になってゆく・・

2016-09-27 13:05:23 | 日記


およそ半世紀ぶりに散髪に行く。

幼少期に大阪在住だったため、家庭では「散髪」と呼ぶのが普通であったが、横浜への移住後は周りの友だちに合わせて、「床屋」と言うようになった。なんだか少し大人になったような気がしたものだ。ただ、父親は未だに「散髪」という。これ、鹿児島弁ではないと思うのだが・・。

その後、桐朋学園在学中に仙川の美容院に通い始めてからは美容院ばかり、男性専科の床屋を含めても30余年ぶりである。

散髪と床屋。
呼び方が違うだけで中身は一緒ではないか? との声も聞こえてきそうだが、昨日行ったのは、断じて、床屋ではなく大阪ならではの散髪屋だ。

驚くべきは、合理的な分業制である。
1.受付の会計係、2.座席まで案内する人、3.椅子を整えて前掛けをかける人、4.髪の毛を切る人(当店のマスター)、5.洗髪とひげ剃りの担当者、6.最後にブローしながら髪型を整える人、店に入ってから出るまでに、6人もの人が代わる代わるボクの身体を通り抜けていったことになる(笑)。こういうシステムのお店が関東に存在するのかどうかは知らないが、カルチャーショックではあった。

日頃、馴染みの美容院では、担当者と世間話をしたり、家族の近況を話したり、人と人との触れ合いを楽しんだりするが、ここの散髪は非情なまでに人間性を切り捨てている。例えばブローと仕上げ担当の方は、朝から晩まで、人の頭とドライヤーにしか触れていないワケで、これでは人情の芽生える暇もない。甚だ合理的ではあるが、ボクにはできないお仕事だな、と思った。

しかし、不意の空き時に予約なしで飛び込むことができ、30分未満で全てが終わるというのは、わたしのような移動の多い人間には大いに助かる存在ではある。今後も利用する機会はありそうだ。

宿に戻り、鏡をみる。
心なしか東京とは違うテイストの髪型となったような・・。最近、地元のエスカレーターでも無意識に右側に立ってはハッと我に返ることもあるように、また少し大阪の人間になり近づきつつあることを感じ、慄然としてしまった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インバルのマーラー5 ~ 蘇る古の大フィル・サウンド

2016-09-26 20:33:57 | コーラス、オーケストラ


 今日の午後、インバル&大阪フィルのリハーサルを見学させていただいた。同オーケストラの合唱指揮者という役得である。

 演目は、マーラー「5番」とモーツァルトの小ト短調、すなわち「25番」というど真ん中の直球勝負だ。

 インバルのマーラーは、「8番」「9番」を都響との実演で聴いており、特に後者の感動は忘れがたいものがあるが、大阪フィルを振ったらどんな音になるのか? というのが最大の関心事。この想いわたしだけのものではなかろう。

 そして、今日、大阪フィルハーモニー会館に鳴り響いたのは、古の響き。そう、朝比奈先生時代の大フィルを想起させる音だったのである。もちろん、インバルと朝比奈先生では、テンポや音楽の組み立て方はまったく異なるのだけれど、ズシンと腹の底に響く重厚な音は、大フィルのDNAの為せる業、ほかのオーケストラからは聴くことのできない音なのである。団員の多くが入れ替わり、朝比奈時代を知らない割合が高くなっているというのに、オーケストラ固有の音が受け継がれていることはまこと摩訶不思議。

それにしても、どこまでも格調高く、本物感に貫かれたマーラーだ。都響との実演や録音に触れたことのある方にも、大阪フィルならではの新鮮な感動の得られる演奏となることは請け合いである。

モーツァルトの小ト短調にも唸った。
80歳という高齢を思わせない小気味よいテンポと強靱なエネルギー。拍と拍の間に無限の行間があり、駆け抜けるフレーズに陰影があり、そして、炎のような情熱の嵐が吹き荒れる。聴きながらワルターの録音を思い出したほど、というから相当にすばらしいモーツァルトである。



当ブログを読んで、大阪フィルの関係者が誇大な宣伝をしている、と思ったら大間違い。素直に受け止めた方が得だ。

もし、今からでも都合のつく方がいらしたなら、インバルに関心を抱きマーラーとモーツァルトを愛するなら27日(火)、28日(水)の19時、フェスティバルホールに駆けつけることだ。

追記
インバルにサインをして貰うために厳選したフランクフルト放送響とのレコードは二種。
ひとつは、この度の演目であるマーラー「5番」、もう一点は、インバルの最大の業績でもあるブルックナーの初稿録音の三点セット。これ以外の組み合わせなど考えられるだろうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パーヴォ&N響のブルックナー2番

2016-09-24 23:15:41 | コンサート


NHK交響楽団A定期初日。
今宵は聴きにきた甲斐のあるコンサートであった。座席は1階席8列目のど真ん中、直接音主体ながら音楽を享受するには十分な音響であった。

前半はラルス・フォークトを独奏に迎えてのモーツァルト:ピアノ協奏曲第27番K.595。

フォークトはお見事。
モーツァルトがスコアに記した曲想を千変万化に描き分け、自由闊達でありながら正当的な芯の一本通った格調高いパフォーマンス。そして、モーツァルト晩年に特有の透明感、無常感も忘れていない。
ここまで素晴らしいと、さすがのN響も着いてゆけない。リズムやテンポ感で遅れをとり、音色や表現の変化にも追いつけないのだ。快進撃をつづけるパーヴォ&N響からまさかこのような印象を受けるとは思っていなかったが、それだけモーツァルトが難しいということだし、フォークトの才気が迸っていたということだろう。

後半は微に入り細を穿ったアーティキュレーションの妙、弦のヴィブラートの繊細なコントロール、印象的なピアニシモから渾身のフォルティシモまで、隅々まで新しい光に照らされたブルックナー。

第1楽章は、まだ暖まっていない真空管アンプで聴くCDのように内なる火が感じられず、計算ばかりが見える物足りなさを覚えたが、第2楽章後半からは、演奏の芯がジンワリと暖まり、ブルックナーの音楽を堪能することができた。これほど、テクスチュアの見透かせるブルックナーは稀であろう。

パーヴォのブルックナーを賞賛こそすれ、否定する気持ちは毛頭もないが、一方、朝比奈のような大らかさ、響きにどっぷり浸るブルックナーが懐かしかったことも事実。いつかは自分で振らねば、という想いが沸き上がったものである。いますぐにブルックナーを振れる境遇に居ない自分、環境づくりを怠っている自分に喝を入れよう。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パーヴォのちマック赤坂

2016-09-24 22:17:25 | 日記


パーヴォのブルックナー2を聴いた後、なぜワタシは、マック赤坂と遭遇しなければならなかったのだろう?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パーヴォのブルックナー2番 予習せず

2016-09-24 00:03:23 | コーラス、オーケストラ



明日、9月24日(土)はNHK交響楽団の定期演奏会にて、パーヴォ・ヤルヴィのブルックナー2番。

あれほど、「もうNHKホールはいやだ、きらいだ、懲り懲りだ」と思ったのに、ついついチケットを買ってしまったのは、もちろん、演目がブルックナー「2番」だからである。もう、ほうぼうに書いたことだけれど、12~13歳のある日の午後、たまたまFM放送で聴いた曲の美しさに魅了され、「いったい誰の曲だろう」と胸を高鳴らせながら、アナウンスを待ったところ、それがブルックナー「2番」だったというわけだ。即ち、わが運命の曲なのである。

未だ、8番や9番はおろか、4番「ロマンティック」すら知らない段階で、「2番」に心奪われる、というあたり、いかに自分の魂がブルックナーを求めていたかを物語っている。

ところが、「2番」の実演はそうそう聴けるものではない。かつて、1986年に朝比奈&都響を東京文化会館で聴き(これはライヴ盤として、ビクターよりCD化された)、さらに、2014年に小泉&都響を聴いた二回がすべて。

本来、日曜日に大阪フィル合唱団練習のあるときには、前日入りするのだが、今回ばかりは、身体がキツかろうとなんだろうと、NHKホールに馳せ参ずるほかない。

ちょうど、フランクフルト放送響との同曲CDが手元に届いたところだが、今宵は予習はせず、明日の演奏を新鮮な気持ちで味わいたいと思う。



ところで、フランクフルト放送響は、hr sinfonie orchesterと改称されたはずだが、国内盤CDでの表記は旧名称のまま。まあ、その方が日本人にはイメージしやすいし、セールスにも都合良いということは、理解できる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする