福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

ラスト1日! ブルックナー8CD特別セール(写真追加)

2016-10-31 00:43:15 | レコード、オーディオ


ふと気が付けば、日付は10月31日。
福島章恭&愛知祝祭管のブルックナー8CD特別セールの最終日となりました。期間中はお騒がせし失礼致しました。あと1日のご辛抱、宜しくお願いします。

この度は、沢山のお申し込みを頂いたことに感謝致しております。CDが売れたことよりも、多くの方に知っていただけたこと、また、歓んで頂けたことをとても嬉しく思っております。

もちろん、ウィーン・フィルやベルリン・フィルとは同等には語れません。聴く方を選ぶCDには違いありませんが、他では聴くことのできないブルックナーであることは確かだと自負しております。

というわけで、今後の福島章恭にもご期待ください。再び、ブルックナーを振るための力を身につけるべく、精進を重ねて参ります。ご声援のほど、宜しくお願いします。



追伸・業務連絡
週末は発送業務ができませんでした。ご入会頂いた分については、本日31日(月)から11月1日(火)にかけて、手配致しますので、今しばらくお待ちください。



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45年目のチューリップ、40年目のぼく

2016-10-30 21:19:38 | コンサート


本日は、女声合唱団KIBIのレッスンをいつもより3時間前倒しして貰い、チューリップを聴いてきました。ところは、神戸国際会館こくさいホール。

デビュー45周年を記念するとともに、移住先のインドで亡くなったリードギター安部俊幸の追悼の意味も込められたコンサート・ツアー。

ぼくがはじめてチューリップを生で聴いたのが中学生時代、40年前の藤沢市民会館ということですから長い付き合いになります。最新アルバムが「MELODY」の頃でした。「虹とスニーカーの頃」のヒットする3年前ですね。

「虹とスニーカーの頃」を携えたデビュー8周年のコンサート・ツアーを終えると、オリジナル・メンバーの吉田彰と上田雅利(その後、復帰)が脱退してしまったため、ぼくのオリジナル・チューリップとの日々は3年余り。アルバムとしては、"Welcome to my house ""Upside down" ”Someday Somewhere"の3枚。その後の37年間は、その3年間の幻影を追い求める日々だったと言えます。1回目の鈴蘭高原や田園コロシアムでのライヴの感動を追い求めては、どこか満たされず、満たされないからまたコンサートに出掛ける、という日々。いま、録音を聴いても、巧拙を超越してオリジナル・メンバー時が最高だったと思います。

まだ、ツアーが始まって間もないため、セットリストについて触れるのは避けますが、特に前半は初期アルバムの比較的アップ・テンポの作品が網羅され、「バンドで合わせる楽しさ」という空気が前面に出されていたのが快適でした。
一時期、肥満とともに低迷していた(失礼!)姫野達也もダイエットとともにすっかり歌唱力を取り戻し、上田雅利のドラムも相変わらずキレと乗りが抜群でありました。

さらに特筆すべきは、3人のサポートメンバーの存在。メンバーの4人だけで頑張る、という拘りを捨てた潔さが功を奏し、サポートに任せるべきを任せたことで、4人の個性がより伸び伸びと生かされる結果となりました。サポートメンバーのお蔭でスタジオ・レコーディングに入っていた弦や管楽器パートなどがほぼ忠実に再現されているのは、古くからのファンとしてはこの上なく嬉しいところでした。

終盤の盛り上げ方やアンコールの選曲については、ここのところパターン化しているので、天の邪鬼のぼくは今ひとつ萌えなかったものの、安部俊幸を追悼する楽曲では胸に迫る真実がありました。できれば、「思えば遠くへ来たものだ」「セクシー・ペディキュア」など採り上げて欲しかった、といえば、贅沢かな?

とまれ、現在68歳の財津和夫が、あのキーの高いオリジナル曲を最後まで元気に歌いまくる姿には恐れ入りました。歌唱の勉強をしているぼくでも、連日彼と同じだけ歌えるか、自信がもてないほど。

先日聴いた井上陽水といい、小田和正(彼のコンサートには行くつもりはないけれど・・)といい、さらには東京ドームで聴いたポール・マッカートニーといい、ぼくの青春時代に20代(ポールを除く)だった憧れの歌手たちが、未だ現役で歌いつづけていることは、本当に有り難いし、素敵なことです。

10年後、20年後の自分も、彼らのように現役でいよう。青春時代を振り返るとともに、そんな勇気を貰ったコンサートでありました。








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シモーネ・ヤングとのブラームス「運命の歌」

2016-10-30 02:19:55 | コーラス、オーケストラ


大阪フィル合唱団の次の本番は、ブラームス「運命の歌」。昨夜はその最後から二回目のコーラス稽古であった。

本番指揮はブルックナー交響曲全集やワーグナー「リング」全曲の録音で馴染み深い女性指揮者シモーネ・ヤング。この度の来日では、二期会との「ナクソス島のアリアドネ」、東響のブラームス4番なども気になるところだ。

さて、わたしが「運命の歌」に取り組むのははじめてであるが、レッスンをしながらもその美しさに恍惚となる。聖霊たちの遊ぶ天上世界と苦しみに満ちた地上を前後半に歌い分ける佳曲であるが、オーケストレーションの妙、明と暗の狭間を往き来するハーモニーの魅力はまさにブラームス!

アカペラ部分の静かな明るさも絶品で、合唱団としては、大阪クラシックでブルックナーのミサ曲に挑んだ経験が生かしてくれるに違いない。

勿論、悲劇的序曲やメインの第2交響曲も楽しみでならない。いまから、リハーサルの日が待ち遠しいような、もっとコーラスを鍛えてからその日を迎えたいような不思議な想いである。


大阪フィルハーモニー交響楽団
第503回定期演奏会

2016年11月11日(金) 12日(土)
[11日]19:00開演(18:00開場)
[12日]15:00開演(14:00開場)

フェスティバルホール

<指揮>シモーネ・ヤング
<合唱>大阪フィルハーモニー合唱団(合唱指導:福島章恭)
<曲目>
ブラームス/悲劇的序曲 作品81
ブラームス/運命の歌 作品54
ブラームス/交響曲第2番 ニ長調 作品73

<料金>(全席指定・税込)
A席:6,000円(4,800円)
B席:5,000円(4,000円)
C席:4,000円(3,200円)
学生席(3階席):1,000円(割引なし)
BOX席:7,000円(6,000円)

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残すことろあと3日!ブルックナー8番CD特別セール

2016-10-29 00:44:35 | レコード、オーディオ

というわけで、ご好評頂いているブルックナー8番CDの特別セールも残すことろあと3日となりました。

当方としても、これまでご縁のなかった方から、ご感想やご声援を頂くことができて、何よりの励みとなっております。

また、この録音を久しぶりに聴き返したことで、いくつかの反省とともに、大きな自信と新たな演奏意欲が沸き上がってきました。

「Nightショーの無い夜」の彼もお気に入りのようですし、この機会をお見逃しなきよう!

 

(以下、再掲。なお、送料無料サービスは、発送方法を「ゆうメール」と変更致しました。ご了承ください。)

間もなく、愛知祝祭管とのブルックナー8演奏会から2年が経ちます。

それを記念し、そのコンサートの全貌を録音した2枚組CDを期間限定で2,200円(通常定価3,000円・税込)にてお分け致します。
送料はゆうメールに限り無料とさせて頂きます。

ご希望の方は、当blogのコメント欄にて、メールアドレスを添えて、お申込みください(もちろん、公開は致しません)。

締切は今月31日23時59分とさせて頂きます。

ワオンレコード小伏氏による驚愕のワンポイント録音。残念ながらYouTubeではその真価は伝わりません。より良い音質のCDにて、この演奏を受け止めて頂きたいと願います。

【収録曲目】
1. ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
中村 詩穂(オルガン)、愛知祝祭合唱団
2. バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043
(第3楽章のカデンツァはJoseph Hellmesberger版を基にしたもの)
古井 麻美子(ヴァイオリン)Mamiko Furui
清水 里佳子(ヴァイオリン) Rikako Shimizu

3.ブルックナー 交響曲第8番ハ短調(ハース版)
第1楽章 Allegro moderato (アレグロ・モデラート)
第2楽章 Scherzo: Allegro moderato(スケルツォ :アレグロ・モデラート)
第3楽章 Feierlich langsam, doch nicht schleppend(荘重にゆっくりと、しかし引きずらないように)
第4楽章 Finale: Feierlich, nicht schnell (フィナーレ:荘厳に、速くなく)

指揮:福島章恭
愛知祝祭管弦楽団
(コンサートマスター:高橋広、団長:佐藤悦雄)

2014年10月26日(日) 愛知県芸術劇場コンサートホール

かもっくすレーベル
CD番号:OAF-1410(2枚組)

 

 

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吉田直作品とブルックナー8のコラボ?

2016-10-28 17:27:06 | 美術



吉田直くんの個展。期待通りに素晴らしいものだった。

個々の作品の生命力、内面性にも打たれたが、黒・白・赤にまつわる作品が厳選され、配置とライティングの妙に魅せられる。



壁には、木彫作品の元となるデッサンが飾られ、これも味わい深い。どこかわたしの好きな高田博厚作品にも通ずる正統的な技術の確かさと精神の真摯さを思わせる。



直くんに、ブルックナー8CDをプレゼントしたところ、大いに喜んでくれて、写真のようなコラボとなった。なかなかお似合いのようだ。





お互いゼロからの出発。藁しべ長者のように生き延びていることを祝福し合うなど、話は尽きることがない。似た者同士ではあるが、ただひとつ違うのは彫刻に身を捧げた彼が独身を貫いていることか。と、気付けば東京ジングフェラインのレッスンまでギリギリの時間。



急ぎ足でみなとみらい線・元町・中華街駅へ向かうとブルーに染まるマリンタワーのお出迎え。小学5年生までマリンタワーの見える横浜に暮らした自分にとって、何とも言えない郷愁に襲われる。やはり、横浜の空気は良いなぁ。わたしにとっての塔は、スカイツリーではなくマリンタワーなのだ。

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彫刻家・吉田直の展覧会

2016-10-28 14:40:04 | 美術

本日は、これより友人の彫刻家、吉田直君の展覧会に出掛けてきます。

古今の仏像修復において、技と心を磨き上げた本物の存在感!

上の木彫作品が今回展示されているかどうかは分かりませんが、写真からもその圧倒的な力がお伝えできると思います。

ところは横浜。週末のお出かけにオススメします。

http://www.iwasaki.ac.jp/museum/pg48.html#Yoshida

■岩崎ミュージアム第389回企画展
吉田直展 白に黒と赤

横浜出身の彫刻家、吉田直氏の個展。

会期:2016年10月4日(火)~10月30日(日)
場所:岩崎ミュージアム

岩崎ミュージアム 企画展「吉田直 白に黒と赤」 
  • 実施日 2016/10/4(火)~10/30(日)
    場 所 岩崎ミュージアム

入館料・開館スケジュール

 

入館料・開館時間

入館料
大人 (高校生以上)

300円

小人 (小/中学生)

100円

団体 (20名様以上)

大人200円 小人70円 ※事前申込による予約が必要です。

開館時間
9:40〜18:00

(入場は17:30迄・特別展等の際、若干の変更がある場合もあります)

ドレス写真撮影喫茶室などの一部サービスは10:30-17:00

交通案内

アクセスMAP

・みなとみらい線(東急東横線直通)
「元町・中華街駅」(5番)元町口・改札口~(6番)アメリカ山公園口より徒歩3分

・JR根岸線-石川町駅南口より徒歩15分

・神奈川中央交通バス11系統(桜木町駅〜保土ヶ谷駅東口)
・横浜市営バス20系統(桜木町駅〜山手駅)
ともに「港の見える丘公園前」下車

*当館に一般駐車場は有りません。隣接の民営駐車場等をご利用下さい。

■岩崎博物館(ゲーテ座記念)
〒231-0862 神奈川県横浜市中区山手町254
TEL 045-623-2111  FAX 045-623-2257


 

 

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もうひとつの凄絶なラスト!終末の日に訪れる永遠の至福

2016-10-26 16:54:00 | コーラス、オーケストラ

Handel:Messiah No.47 "Worthy is the Lamb / Amen" Akiyasu Fukushima cond. FBC

ブルックナー8番の凄絶なラストをお聴き頂いたところで、その先駆とも言うべき動画をご紹介しよう。富士ベートーヴェンコーラスの演奏会。2009年10月31日、富士ロゼシアター大ホールに於けるヘンデル「メサイア」全曲より、終曲「アーメン・フーガ」である。

7年前のパフォーマンスということで、テンポは今のボクより落ち着きはないし、棒も未熟なことこの上ないけれど、最近忘れていた若いエネルギーというか躍動のようなものもある。内面に深く向かいながらも、こういう覇気も忘れてはいけないのだな、という発見のできたのは嬉しい。ときには、昔を振り返るのもためになるのだな。

さて、このアーメン・フーガのラスト。

唐突なエンジンブレーキのようにガクッとテンポを落としてはトルクが強まり、天に亀裂が生じては世界がガラガラと音を立てて崩れてくるようなイメージ。

"終末の日に訪れる永遠の至福"とも言えようか。

この希有の壮大さが、愛知祝祭管とのブルックナー8番「ラスト3音」に通ずるものがある、と感じた次第。

この表現には自信がある。

頭で考えたアイデアではなく、はじめてこの作品を指揮した長岡で降りてきたものだ。このまま、さらに高いクオリティで舞台にかける、あるいは録音するなどして、世に問いたい。

そういえば、「メサイア」もしばらく振っていない。これも企画せねばなるまい。

ブルックナー・チクルスといい、あれこれ、やり残したことがあって大変。朝比奈先生を見習って長生きしなくては。

Handel:Messiah 

No.47 "Worthy is the Lamb / Amen"

Fuji Beethoven Chorus (FBC)
OrcheStella del Giorno (leader: Ritsuko Onishi)
Dirigent : Akiyasu Fukushima

31.10. 2009
Fuji Rose Theatre Concert Hall (Shizuoka, JAPAN)

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凄絶極まりないラスト3音を聴け!

2016-10-26 00:52:07 | レコード、オーディオ

Bruckner Sym. No.8 4th mov. AKIYASU FUKUSHIMA cond. Orchester der Aichi Festspiele

10月26日。いよいよ、愛知祝祭管弦楽団とのブルックナー「8番」演奏会から2年という記念日を迎えた。

この度、新規にCDをお買い上げ頂いた方より、「フィナーレの最後の3音に痺れた」という声をいくつか頂戴した。悠久の第3楽章とともに思い入れある場面に感動して頂けたことは、本当に嬉しく、ありがたい。

この3つの音に限っては、過去のいかなる巨匠のものよりも凄絶と呼んでも許されるであろう。ブルックナーがスコアに記したリテヌートの指示を最大限に拡大解釈した確信犯的所業。それを歓びをもって表現してくれた愛知祝祭管弦楽団メンバーは共犯者であるとともに、勝者なのだ。

ブルックナーには、作品の規模の割に終結部のあっさりしていることが多く、「第8」の終結もシューリヒトがしたように畳みかけるように終わるのが本来の姿なのかも知れない。しかし、この94分にも及ぶ長大にして幸せな旅を締めくくるには、こうするほかなかった。でないと積み上げてきたものを受け止めきれないし、少しでも永く幸せを味わっていたかったのだ。

まさに一期一会の凄絶極まりないラスト3音。

是非とも、動画の27:00頃から最後までを体験して頂きたい。

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2年前の今日。3年前の今日。

2016-10-25 07:36:40 | コーラス、オーケストラ


2年前の今日は、ブルックナー8本番の前日。いま、思い返しても、異様にして崇高な精神状態だった。



あれほどの魂の震えは、ライプツィヒのトーマス教会で「マタイ受難曲」を指揮したときですら起こらなかった。やはり、ブルックナーは特別なのだ。

あの感覚をもう一度呼び覚ます機会を作らねばなるまい。



一方、3年前はといえば、Facebookの記録によれば、音楽部屋の大掃除をして、床が見えたり、ソファーに座れるようになった日とのことである。

ピアノの蓋を全開にしているのは、SACDに聴くルイサダのショパンを共鳴させるという試みだ。



いまは棚に収まり切らないレコードで床も見えず、ピアノの上にCDなどが山積みでどうにもならない。

さあ、なんとか片付けるぞ!
という気力がどこからも湧いてこないのは困ったものである。



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2周年記念 ブルックナー8番CD 特別セール(期間限定・送料無料)、残すところあと1週間!

2016-10-24 00:02:12 | コーラス、オーケストラ

ブルックナー8CD、特別セール期間終了1週間前となりましたので、再告知致します。

その前に、「こういう聴き方をして頂けるのが、とても有り難い」というブログ記事がございました。

ここにリンクを貼っておきます。どうぞ、ご参考になさってください。

 

アントンK氏の「趣味の履歴簿」より

http://blog.goo.ne.jp/antonrokuichi/e/944a0058275ee3367c347eb2ace6d5d7?fm=entry_awp

(以下、再掲。なお、送料無料サービスは、発送方法を「ゆうメール」と変更致しました。ご了承ください。)

間もなく、愛知祝祭管とのブルックナー8演奏会から2年が経ちます。

それを記念し、そのコンサートの全貌を録音した2枚組CDを期間限定で2,200円(通常定価3,000円・税込)にてお分け致します。
送料はゆうメールに限り無料とさせて頂きます。

ご希望の方は、当blogのコメント欄にて、メールアドレスを添えて、お申込みください(もちろん、公開は致しません)。

締切は今月31日23時59分とさせて頂きます。

ワオンレコード小伏氏による驚愕のワンポイント録音。残念ながらYouTubeではその真価は伝わりません。より良い音質のCDにて、この演奏を受け止めて頂きたいと願います。

【収録曲目】
1. ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
中村 詩穂(オルガン)、愛知祝祭合唱団
2. バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043
(第3楽章のカデンツァはJoseph Hellmesberger版を基にしたもの)
古井 麻美子(ヴァイオリン)Mamiko Furui
清水 里佳子(ヴァイオリン) Rikako Shimizu

3.ブルックナー 交響曲第8番ハ短調(ハース版)
第1楽章 Allegro moderato (アレグロ・モデラート)
第2楽章 Scherzo: Allegro moderato(スケルツォ :アレグロ・モデラート)
第3楽章 Feierlich langsam, doch nicht schleppend(荘重にゆっくりと、しかし引きずらないように)
第4楽章 Finale: Feierlich, nicht schnell (フィナーレ:荘厳に、速くなく)

指揮:福島章恭
愛知祝祭管弦楽団
(コンサートマスター:高橋広、団長:佐藤悦雄)

2014年10月26日(日) 愛知県芸術劇場コンサートホール

かもっくすレーベル
CD番号:OAF-1410(2枚組)

 

『これは、とてつもないブルックナー演奏だ。21世紀に入ってすぐに朝比奈隆とヴァントが相次いで亡くなったとき、「巨匠の時代」は完全に終焉を迎えたと思っていた。その断絶を打ち破る動きがアマ・オケから出てきたのは大変興味深い。名古屋でワーグナーやマーラーの演奏会を開いて注目を集める愛知祝祭管弦楽団が、往年の名指揮者を愛し、指揮に、批評に活躍する福島章恭を招いて実現したブルックナーは、巨大なスケールと荘厳な深みを持ち、熱い生命力に満ちた演奏となった。オケの技術的な限界も感じられるが、細部を丹念に積み上げて仰ぎ見る様に構築された音による大伽藍は、巨匠の時代の再来を思わせる。 
intoxicate (C)板倉重雄
タワーレコード (vol.114(2015年2月10日発行号)掲載)』

『実測値としては常識はずれの(深い呼吸に支えられたゆったりとした)テンポに、オーケストラは嬉々として従い、観衆も水を打ったかのように静まり返り、特に第三楽章などは観衆の呼吸が我々と同化していることさえ肌で感じられました。いつしか奏者・観衆は一体と成り、「愛」に溢れたブルックナー宇宙の本質が会場に満ち満ちていたものでした。』(愛知祝祭管弦楽団コンサート・マスター高橋 広)

 

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