福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

聖トーマス教会 公式カレンダーに記載される!

2015-06-30 00:14:47 | コーラス、オーケストラ
聖トーマス教会公式の公演カレンダーに、来年3月1日の「マタイ受難曲」公演が記載されました。
まだ、ソリスト等の表記はありませんが、下記のように記載されていること、ここにご報告致します。
バッハ資料財団の高野昭夫さんによると、日本人による「マタイ」公演は、聖トーマス教会史上はじめてかも知れない、とのこと。心身共に引き締まります。
レッスン、益々気合いを入れていこう。
 
Dienstag, 1. März 2016 | 19:00 Uhr 2016年3月1日(火) 19時
Thomaskirche トーマス教会

KONZERT コンサート
Tickets noch nicht verfügbar 入場券発売前
  
Johann Sebastian Bach: Matthäus-Passion BWV 244 
Tokio Singverein 
Sächsisches Barockorchester 
Leitung: Akiyasu Fukushima 
ヨハン・セバスティアン・バッハ: マタイ受難曲 BWV 244
東京ジングフェライン
ザクセン・バロックオーケストラ
指揮: 福島章恭

下記、アドレスにて公演カレンダーの2016年3月1日をクリックすると開けます。

 
 
 

 
 
 

 
 

 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山崎浩太郎さんの記事より

2015-06-26 01:42:24 | コーラス、オーケストラ

エリシュカ先生のネタばかりで恐縮ですが、今回の大阪フィル定期の初日に敬愛する山崎浩太郎さんに聴いて頂けたことはボクにとって大きな事件でした。

東京で機会の持てないまま、いきなり大阪で自分の音楽を知って頂けたのも何のご縁でしょうか。

自分の本番指揮ではないにせよ、とても嬉しかったのです。

以下、山崎さんFBによる大阪紀行。全文のうち、関連のある部分を転載します(山崎さんよりの御承認あり)。

 みなさま、一泊二日で神戸と大阪へ行ってまいりました。1970年の万博以来、45年ぶりの大阪。7歳で親につれ回されただけでしたから、自分の意思で初めて行動する阪神地区。もちろん表面をなでたにすぎませんが、さまざまな発見があり、自分がよく知っているつもりの東京や仙台に関しても類似や相違から見つめなおすことになる、収穫の多い2日間でした。
 8日の8時22分に新大阪について、梅田から阪神電車で神戸三宮へ行き、海岸通りと元町を歩いたのち、阪急で西宮北口経由で宝塚へ。大劇場で宙組「王家に捧ぐ歌」第2幕を見てから宝塚線で梅田へ。夜はフェスティバルホールでエリシュカ指揮大フィルのドヴォルジャークの《スターバト・マーテル》を見て、曽根崎のホテル泊。
 翌9日はお初天神に詣でてから中之島の中央公会堂などを見学、南下して心斎橋筋~道頓堀~千日前~難波と散歩。南海電車で三国が丘に行き大山陵古墳を半周、次いで中心部に戻って新世界と通天閣を見、天王寺から地下鉄で谷町へ行って大坂城を南北に縦断。いずみホールをながめて京橋から新大阪へ行き、19時50分発で22時23分東京着

 エリシュカ指揮大阪フィルによるドヴォルザークの《スターバト・マーテル》。衒いのない、堂々たる演奏。大フィル合唱団の合唱指揮をFB友達の福島章恭さんがなさっていて、澄んだハーモニー、うねるような呼吸感が見事でした。終演後にエリシュカが福島さんの仕事ぶりに熱い抱擁で応えたのを見て、こちらまで嬉しくなりました。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

函館本線・小樽築港~銭函間

2015-06-22 09:03:41 | 旅行


函館本線・小樽築港~銭函間の車窓からの景色は恐怖と隣り合わせの美しさ。石狩湾が眼前に広がるのだ。

この線路が大浪に洗われたことはないのだろうか? 地震が起きたらどうなるのか? といって、堤防が築かれてしまうと旅情も半減どころか、消滅してしまうだろう。難しいところだ。

すでに気の早い海水浴客も多く、その平穏に心和むものがあった。

とはいえ、26年前に見た厳冬の海、凍てつく凄絶の美も忘れ難い。また、冬に訪ねたくなった。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小樽に伊勢鮨あり

2015-06-22 08:16:07 | グルメ




エリシュカ先生コンサートの翌日、急遽半日の自由時間ができたため、小樽に足を運ぶこととした。小樽を訪ねるのは26年ぶりである。まだ、独身時代、年末の休みを利用しての札幌へのスキー旅行。1日だけスキーを休み小樽へ出掛けたのだ。

あの日は物凄く吹雪いていて、どうやって運河や北一硝子まで到達したのかも憶えていない。従って、今回、小樽の駅舎に着いても、街に出ても、一切の懐かしさはなかった。いま目の前に広がる初夏の爽やかな風景と、あまりにも別世界だったからである。

小樽へ行く、と告げたら、札幌近郊に住む桐朋時代の同窓生が伊勢鮨しかない、と言う。

午前10時、小樽駅に降り立ってすぐ、店に電話を入れると11時半にテーブル席の予約が取れた。というわけで、店とは方角の違う運河には向かわず、にしん漁に賑わった昔の歴史的建物の数々を外から眺めつつ時間を潰す。

さて、寿司については、もう絶品というほかない。写真をご覧頂ければ、説明は不要であろう。



冷製ウニの茶碗蒸しも味わい深い。
今回は注文しなかったが、牡蠣の酒蒸しを食す隣テーブルの男二人が「こりゃあ、旨い」と悶絶していた。

お店にひとつだけ注文をつけるとしたらBGM。観光客向けガラス工芸店と同じ似非オルゴールの調べは、この芸術的な寿司には不似合い。



長嶋茂雄署名入りのパネルに感慨も一入。子どもの頃からアンチ巨人だったわたしも、長嶋茂雄だけは好きだった。この人に打たれて負けたなら仕方ない、と少年に思わせた長嶋茂雄の魅力とは何だっただろう。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エリシュカ先生よりのお手紙

2015-06-22 00:41:59 | コーラス、オーケストラ

 

 

札響定期初日の終演後、楽屋で頂戴したエリシュカ先生からのお手紙。

原文は便箋に手書きですが、それを、プロハースカ尚子さんが翻訳し、さらにタイプしてくれたものを画像化してみました。

大阪フィル関係者、大阪フィル合唱団のメンバーにもいち早くお伝えしたく、ここに公開致します。

お忙しい中、ご執筆頂いたエリシュカ先生、ならびにお手を煩わせたプロハースカ尚子さんに、改めて心よりの感謝を捧げます。

そして、マエストロの末永いご健康と益々のご活躍を心よりお祈り致します。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

札幌にて大阪を想う

2015-06-21 01:48:23 | コーラス、オーケストラ


札響定期初日公演後、エリシュカ先生に再び熱く抱擁されたことは既にご報告したことですが、これはその証拠写真(笑)。
楽屋の扉を開けるなり、両手を広げて迎えてくださったのも、大阪フィルとの「スターバト・マーテル」がマエストロにとって深い思い入れのあるものだったからでしょう。まこと有り難いことです。
この場面、撮って頂いていたことを知らなかったので、とても嬉しいサプライズ!





さらに、通訳のプロハースカ尚子さんからは、「スターバト・マーテル」終演後にコンマス崔さんと楽屋を訪ねた際の写真も頂戴しました。3人の表情から、いかにその演奏が会心のものであったかが伝わりますね。感激も新たとはこのことでしょう。



そして、大阪では無我夢中で忘れていたエリシュカ先生のサイン。持参したフルスコアに頂戴し、これにて大きな仕事がようやく完結した気分。

涼しい札幌で、暑苦しい大阪を想うのも悪くないですね。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エリシュカ先生入魂のブラームス

2015-06-20 21:42:14 | コンサート
本日、午後2時からは昨夜の再演。
前半のベートーヴェン4。昨夜は弦の鳴りが薄い、浅い、と思わないでもなかったが、今日は終始充実の響き。

エリシュカ先生の指揮も昨夜に較べて、二周りくらい余裕があって、速めのテンポが設定された後半2つの楽章、上滑りのない落ち着いた風格の漂うのがよかった。
前半2つの楽章も、古典的なフォルムを構築しつつ、自由な息遣いによってスコアに命を吹き込むという、まさに大家の棒。

ブラームス4番は、月並みな表現で恐縮ながら入魂の演奏。大阪のドヴォルザークでは、ピアニッシモからピアノの繊細の際立ったマエストロの棒が、ここでは魂を全開にしてブラームスの憂愁に共鳴している。
両端楽章のクライマックスに向かう高揚感も尋常でなかったが、秋の黄金の豊穣を思わせる第2楽章のカンタービレも忘れがたい。これぞ、まさに人生の実りである。

両演奏を聴き終えたこの充足感、安心感は何なのだろう?
それは古より受け継がれてきたヨーロッパ音楽の伝統が息づいていたからに他ならない。青春時代より、ヒストリカルもののレコードたちによって育まれた我が音楽的感性が故郷に帰ったような懐かしさに震えるのである。

札幌交響楽団も万全の態勢でエリシュカ先生の指揮に応えていた。コンマス・大平まゆみは、マエストロの心に寄り添いながら、オーケストラ全体を暖かくリードしていたし、フルートを筆頭に木管も美しく、ブラームスでの肺腑を抉るトロンボーン・セクションも見事。そして、ゲスト出演の菅原淳によるティンパニが名人の域で演奏を支えていた。

週末の自分のレッスンをキャンセルするのもどうか、と思ったりもしたが、札幌まで来た甲斐はあった。レッスンの振替はできても、エリシュカ先生のコンサートには換えがない。人生は一期一会。楽屋での再会も心から嬉しいものであった。



さあ、次にエリシュカ先生とお仕事する機会が与えられるなら、どの作品がよいだろう?
今日の4番を聴いてしまうとブラームス「ドイツ・レクイエム」に心が傾くし、あの「スターバト・マーテル」を思うとドヴォルザークの「レクイエム」を望みたくもなる。うーん、 どちらも捨て難い・・(勝手な妄想)。

写真は、終演直後の楽屋にて、通訳のプロハースカ尚子さんとともに。

追記
開演前のロビー・コンサートも実に素晴らしかった。
モーツァルト: 協奏的大六重奏曲 変ホ長調より第1楽章。とは、あのヴァイオリンとヴィオラのソロによる協奏交響曲のアレンジ。
大平まゆみと青木晃一のソロに魅せられた。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エリシュカ先生 札響定期初日

2015-06-19 22:36:57 | レコード、オーディオ


実に素晴らしい演奏だった。
特にブラームス!

端正でありながら、内に熱い情熱を秘め、自然な呼吸から生まれる必然的なテンポ設定。そして、円熟の極みにありながらも、枯れたところのない若々しいエネルギー!

これは、明日の公演も楽しみ。

終演後、楽屋を訪ねると再び熱い抱擁(笑)。エリシュカ先生からはわたし宛てにお手紙まで頂戴し、これに勝る光栄はなし。帰宅したら世界堂に直行し額装しなくては! まさに家宝。

マエストロご夫妻には、家内の手による「さをり織り」のストールをプレゼント。喜んで頂けたのは何より。

かくも素敵なご縁を与えてくださった大阪フィルハーモニー交響楽団&合唱団にも感謝しなくては。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もうひとりの立役者 エリシュカ先生と我々を結んだ名通訳者

2015-06-15 21:40:54 | コーラス、オーケストラ

早いもので、エリシュカ先生とのドヴォルザーク「スターバト・マーテル」初日から、もう1週間が経ってしまった。

気持ちを切り替えなければと思いつつも、エリシュカ先生との6日間があまりに濃密だったため、未だ余韻の中で生活していることを告白しなくてはならない。

さて、いま、もうひとつ思い出すのは、エリシュカ先生とオーケストラ、コーラス、そしてわたしを結んでくれた存在、通訳のプロハースカ尚子さんのことである。

ときに激するマエストロの言葉をまろやかに伝え、休憩を忘れて音楽に没頭するマエストロに時間を示すなど、そこにあるはずの言葉の壁が取り払われた以上の優れたお仕事をされたと思う。

音楽リハーサルの通訳は語学に堪能なばかりでは役不足となりがちだが、その点、桐朋学園器楽科のご出身(即ち、我が後輩)ということで、音楽の専門知識やリハーサルの段取りも万全。

マエストロからの指示の伝達が的確、かつ迅速であり、さらにはマエストロや演奏者の立場や気持ちを汲み取ることを忘れない、など、プロハースカさんの名通訳なしに今回のコンサートの成功はなかった、とも言えるだろう。

オーケストラやコーラス、そして合唱指揮者であるわたしにはステージ上で、マエストロに讃えられる場面はあった。

しかし、通訳者の彼女が舞台で喝采を受けることはない。

遅れ馳せながら、この場を借りて、プロハースカ尚子さんの功績を称えるとともに、感謝の念をお伝えしておきたい。

以下、大阪フィル合唱団団員の言葉から、いくつかを転載しておこう。

「プロフェッショナルであるということ。。。

私の周りには様々な職業のプロがおられる。特に身近なのが音楽関係のプロ。
今回の公演でもマエストロはじめソリストの方々、合唱指導者そしていつも凄いなぁと思うオーケストラのメンバーなどプロの仕事を見せていただいた。
でも、今回私が注目したのは「通訳者」。ドイツ語や英語を話されるマエストロがほとんどで聞いている方も何となく解るのだが、エリシュカさんはチェコ語で通訳なしでは全く分からない。
彼女の通訳は非常になめらかで的確、音楽の専門的なことも時々入るマエストロのジョークも自然に訳されて素晴らしかった。連日の何時間にも及ぶ練習を疲れた様子も見せず、マエストロは勿論出演者も全幅の信頼を寄せられるような、これがプロという仕事を見せてもらった何日間だった。

そんなあれやこれや、まだ余韻に浸りながらのベリーとの散歩の夕暮れ」(Y.H)

「何が感動したかって、あの通訳さんでした。飾り気のない自然体で、しかも機転が効いて、タイムキーパー的な役割も果たしながら、見事なまでにチェコと日本の架け橋になってくださいましたね。
今回の演奏会の成功は、あの方にかなり起因しているように思います」(Y.Y)

「彼女の仕事振りには感心しっぱなしです。せめて、ご挨拶したかったと残念に思います」(K.N)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早過ぎる週末の訪れ

2015-06-13 22:24:30 | コーラス、オーケストラ




今宵と明日は、女声合唱団 KIBIのレッスン。11月22日(日)の第2回定期演奏会に向け、気合いが入ってきました。

今日のレッスン会場は、コンサートの行われる「湊ホール」と同じ玉島市民交流センター内の音楽室。最寄り駅は新倉敷となります。

演目は、信長貴富「くちびるに歌を」全曲、中田喜直「ぶらんこ」「夏の思い出」「ねむの花」「石臼の歌」、コチャール「第2のミサ」、フォーレ小品集。

とても良いコンサートとなりそうなので、皆さん、倉敷観光とセットでご計画ください。

チラシなどは後日アップ予定。

それにしても、大阪フィルの本番が月曜日と火曜日だったため、週末の訪れが早過ぎます!
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする