都内に住んでいながら東京土産というのも変な話だが・・・。
(確かに、東京と思われていない節もあるが・・・)
サントリーホールに向かう途中、約1時間の自由時間の出来てしまったのが運の尽き。
帰宅してインバルのマーラー#5を全曲聴いたが、これは素晴らしい!
1986年というから今から28年の録音だ。先日、都響で聴いた#8 #9を円熟の演奏と呼ぶなら、これは壮年期のまだまだ未来を切り開いていくという気概に溢れた演奏。
デジタル録音のスペックも、現在に較べればまだまだ低い筈だが、それを感じさせない名録音(ほぼワンポイント録音とのこと)なのも嬉しい。
一方、ウルスラ・アンダース&グルダ夫妻のシューマン「リーダークライス」op.39。
店で試聴したときと印象が違う。
自宅の本格的なオーディオ・システムで聴くと、歌がけっこう拙い・・・。
いや、決して嫌な拙さではない。
その訥々とした感じがかえって心を伝えるというのだろうか。
ヴェルディ「レクイエム 」~ マーラー#5 ~ シューマン「リーダークライス」を連続して聴いてしまったので、
流石に「巨人」を聴く元気は残されていない。
夜も更けたことだし、マゼールのマーラー「巨人」は日を改めることとしよう。