ようやく、ライプツィヒのレコード会社GENUIN CLASSICより、大フィル合唱団にのよるバッハ「ロ短調ミサ」聖トーマス教会公演のライブ音源(96kHz24bit WAVE)が届いた。
今回は、団員向けのプライベート盤でなく、大フィル合唱団初の海外公演の成果を世に問うべく、「かもっくすレーベル」による一般発売を前提に、いつも以上に力を入れて録音して頂いたのである。
これを毎度お世話になっているWAONレコードさんにCD用にダウンコンバートして頂いた試聴盤が写真(上)のディスク。
録音は優秀と呼べる範疇だろう。ソリストとオーケストラのバランスは、わたしの趣味とは違うのだが、この際GENUINの趣味を尊重することとする。
まずは、わがメインのシステムにて、二回通して試聴。正直、はじめのうちは自分の至らなさや生演奏ゆえの瑕疵に耳が奪われがちで、気持ちが落ち着かない。しかし、演奏が進行するにつれグイグイと引き込まれ、二度目を聴き終えたときには途轍もない名演と確信した(笑)。まあ、手前味噌を言ってもはじまらないのだが、少なくともソリスト陣とオーケストラは、間違いなく世界レベルであることは保証できる。大フィル合唱団もトーマス教会という聖なる空間に導かれるように、ある意味、実力を超えたパフォーマンスを聞かせてくれている。
というわけで、ただいま、急ピッチで制作を進めており、来る2月27日(水)のドイツ・レクイエム公演(於・サントリーホール)にて先行発売したいと考えている。市販化の実現にあたっては、現地音楽家との契約に際し、エムセックインターナショナルとバッハ資料財団の高野昭夫さんにお骨折り頂いた。この場をお借りして、感謝の意を表明しておきたい。
ザクセン・バロックオーケストラのコンサートマスター:カタリーナ・アレントさん、代表でチェロ奏者のハルトムート・ベッカーさんとともに。
バッハ:ロ短調ミサ 聖トーマス教会 ライヴCD(2枚組)
ゲジーネ・アドラー(ソプラノ) ダーヴィッド・エルラー(カウンターテノール)
トビアス・フンガー(テノール) トビアス・ベルント(バス)
大阪フィルハーモニー合唱団
ザクセン・バロックオーケストラ
福島章恭 指揮
2019年春 かもっくすレーベルより発売予定(価格およびCD番号未定)。2月27日(水) サントリーホールにて先行販売致します。乞うご期待!