生活が軌道に乗ってきた娘に、日本語ガイドの友人から仕事の話をいただいた。
空き時間を有効に過ごすためと、生きたアラビア語の勉強にもなるからと働くことを決意。
娘のデスク。散らかっている。
「サッカーラ」の皆さん
エジプトでは、アンミーヤ(エジプト方言)を話すことが出来る日本人の仕事はけっこう多い。
「サッカーラ」という旅行会社で働くことになった。難をいえば、通勤時間に2時間半程かかること。
乗り合いバスを見つけてこれから出勤!
朝6時起きで、乗り合いバス、公共交通機関を3つ・4つ乗り継いで出勤。
5ヶ月程頑張ったが、一時帰国を区切りに退いた。
「サッカーラ」の皆さん
次に働くことになったのは、ボス、ボスの弟、弁護士の友人、娘の4人だけのアットホームな旅行会社だ。
ボスは、娘曰く「天使のようないい人」だそうで、「エンジェル・ボス」とあだ名をつけた。
へんな関西弁の日本語を少し話すことが出来るらしい。
エンジェル・ボス オフィスを改装中
最近友人に頼まれ、週に1回インドネシア人学校の子ども達に、日本語を教え始めた。
ガールスカウト活動から離れて寂しい思いをしていたが、リーダー経験を生かして楽しくやっているようだ。
そして九州大学のカイロ事務所の手伝いも始めた。
いずれも就業時間が短いので、このような仕事のかけもちが可能なようだ。
周りが全てエジプト人の中で働くことは大変だと思うが、元来、机の前での勉強よりも働く方が好きな娘。
仕事のお陰で、アラビア語も少しは上達したのではないかと思う。
まさに「習うより慣れよ」である。
オフィスがあるビル
そしてプロとしては間に合わない事も多いだろう娘を、温かく迎えてくださったエジプトの方々に感謝。
今日も明るい日差しの中、元気に早足でタハリール広場を闊歩していく娘の姿が目に浮かぶ。