もの凄い 小説らしい小説でした!
文庫の帯に、浅田次郎氏が「本作を読み終えた時、小説を読了したのではなく、芝居の序幕から大切りまでを見おえたような気分になった」林真理子氏が「あまりの面白さに、上下巻いっきに読んでしまった。最後のシーンも衝撃的で、この大作のラストにふさわしい」と書かれ、芸道小説の金字塔!文句なしの最高傑作!と、載ってました。 ホント その通り! 歌舞伎の入門書でもありました!
昭和25年・長崎生まれのヤクザの息子の喜久雄が主役。同い年の梨園の御曹司・俊介と、喜久雄の中学からの愛人で夜の女の春江。この3人の歌舞伎界での表と裏での華々しい活躍の物語。 余韻も残る残る・・・・。(私のイメージでは、喜久雄はディーンフジオカ、俊介は岩田剛典、徳次は、桐谷健太で 映画化なんてね)
昭和22年生まれ・長崎の田舎育ちの私は、歌舞伎は、何度か見たことがあります。としか言えない浅薄さですが、東京育ちの姑は、歌舞伎がお好きで博多座の会員で、一番良い席にお着物でと・・・勿論、一度もお誘いを受けたことはありませんでしたが、今更ながら、公演の話の中身を伺っていたら良かったと、この本で思いました。 夢中で読んだけど、歌舞伎こそが、世襲の筆頭かと思うので・・・読み終わってしまうと、まさかの破天荒な話だったんだと思う。やっぱ、作者の巧さでの 読者取り込みですね。
そして、歌舞伎の演目って そんなに深い話なのー?って感じ。語り手の独特の江戸言葉での物語の案内。素晴らしかったね・・・♥
思案橋の近くが実家らしい作者の「俺」を「おい」と使われたことに真実味が・・・。息子もオイと言う方言には、独特だねと いつも笑ってましたが、長崎では男は、「オイがさー」 は、当たり前の言葉ですよ。懐かしい・・・♥
作者が「この作品を亡き父に捧ぐ」と書かれてましたが、どんなお父様だったんでしょうね?
読み終えたころ、人間国宝・六代目澤村田之助さん89歳死去。と新聞に載ってましたが・・・知らんねー。歌舞伎・無知ってことです。
(人間国宝って、重要無形文化財保持者ってことですって)
スーパーの限定店頭販売で、美味しい「大福饅頭」に出会いました!安くって、種類が豊富で💛74年の人生で一番の 推し大福💛
「あんバター大福」「いちごミルク大福」「レアチーズ大福」「シュークリーム大福」ホントにもっともっと たくさんの種類が売られてました。もう4個は食べちゃいましたが、残念。今日がラスト。次回の出店待ってまーす♥
((株)天平 滋賀県高島市と書かれてましたが、高島市ってどこ? 買いに行きたいね💛)
あまりの暑さにティラも、肩出しそう・・・♥