500年の時空を超えた芭蕉、木曽義仲、智月尼、巴御前のよつどもえ?の純愛ファンタジー。と1回目は素直に読みました。小説ならではの構成が面白く夢中に・・・。
でも、芭蕉は一般的に後半に出てくる寿貞尼とが、生涯ただ一つの恋!と言われている。 と思うと、芭蕉にとっては、智とは恋ではなく旅する俳諧師の遊び心だったのでは?と、冷静に思ってしまいましたね。
会員それぞれの意見がありましたが、巴御前81歳、智月尼85歳の死を思うと、いつの時代も女は長生きねーで、皆一致しました。
芭蕉は、智月尼を初めて見て「山路きて 何やらゆかし 菫草」と詠んだそうですから、9歳年上の尼でも容姿に惹かれるものが、あったのでしょうね。
芭蕉が過ごした『幻住庵』は、福岡の仙厓和尚の隠居所として同じ名前のが御供所町にあるそうですが・・・。
諸田玲子の文章がきれいで、「・・・・枯れ落ちるときを待つ木々の葉が、齢を重ねて思慮深くなった人のように、渋い陰
影を重ねている。薄の穂がひと群れ、さわさわと風にそよいでいた」なんて 上手い!
出色の歴史時代小説でした!
文庫と単行本で、表紙絵が若干違いましたね。どうして?
ミニ薔薇、毎年頑張ってるね。
2年前から時々咲いて、花の命が長くて すごいね!
文芸春秋社の社長さんが、文庫を図書館で購入・貸出しないでと言われていましたが、ホントだよ。週刊誌も図書館には置かないでね。 本が売れなくなったら、出版界・文化の衰退だよ。分からんのかね。喫茶店もつぶれるよ。いろんなところに波及するよ。 読みたければ買う。大げさだけど 消費することで、国に奉仕し経済を動かすって意識も庶民には必要だよ。(昔は、図書館は中高生が勉強する場だったのが、今では彼等はマックでノート拡げてるね。図書館にいるのは、経済活動と無縁のじーさんばかり。ば~さんは?食事の支度で忙しくて家にいるね)