立春だから、日本一の富士山を見に出かけました。
まず、湘南の娘の家へ。孫ちゃんたちが、庭先で待っててくれました。嬉しい歓迎ですね。のんびりと、孫ちゃんたちと日常生活を一緒にし、もう将棋や百人一首が出来ることに感心。
9歳、6歳、4歳。かわいい盛りです。その成長の早さに驚かされます。
土曜日に、趣味のサーフィンに早朝出かけた婿殿の帰りを待って、彼の運転で革張りシートの大きな外車に7人乗り、目指すは熱海城。 あれっ、2時間もかからないのねー。
ここでは、入場料払ったら たくさんのゲームやり放題。そして、マッサージも、使い放題なので、私は足湯とマッサージで、のんびりと6人を待ちました。海を見下ろしながらの岬レストランでの昼食も ゆっくりできて良かったね。
そして今宵の宿は、山の上にありました。ここでも、ビリヤードやカラオケが大人顔負けの慣れた孫達に驚き!気志團の「我ら思う、故に我ら在り」なんてセリフがある歌にGIビックリ!3男坊のラップのうまさにもビックリ! 婿殿、娘や孫たちを幸せにしてくれて、本当に有難う!
翌日は、MOA美術館へ。 “白楽天像の白杖ついて遊歩する姿”を、私は100均の黒杖ついて観ました。
この美術館は3月からリニューアルとのことです。広くてきれいに見えましたが・・。
美術館となりの、復元された尾形光琳屋敷。 満開のあたみ桜の咲く熱海。
娘一家とは ここで、しばしの別れ。 さあ、我ら夫婦は 憧れの富士山へ。
まず、富士の為にできた「三島スカイウォーク」へ。
だけど、富士山は影も形も何も見えなくって ガッカリ。 日本一の大吊り橋ったって、富士山が見えなきゃー何の意味もないのに。 まして何処かと、どこかをつなぐ橋じゃないんだもの。
次に御殿場行のバスに飛び乗って、車窓からアチコチを見ても、富士は無し。
高原ホテルに着いても 富士は見えない。 富士はどこじゃー。
でも夕暮れるとホテルの前の広場はキラキラ輝くイルミネーションで賑わいだしました。光のトンネルは、どちらかというと台湾の夜市風。また有料の「水中楽園」の金魚も水草もどこか 独特でした。 翌朝の富士を期待して、8階のスカイラウンジで大きなステーキを食べました。旅先では、食べすぎますね。
翌朝、 朝風呂から戻ると、部屋の窓から富士山が現われました・・。まさに紅富士! いいね。いいね・・・。
でも、もっと富士山見たいので、「御殿場アウトレット」へ。雲がかかっているけど、ここでの富士山は、純白で、大きくて、鮮やか!
御殿場駅に戻ると、もう、まるで富士山に手が届きそう。 でも、もっと、富士山の近くに行こうよ、もっと近くに・・。 もっと富士山の麓に・・。 と、夫婦二人っきりの時間と自由の気楽さで、続けて富士の麓めがけてバス旅継続!
で、乗ったバスの終点は「国立中央青少年交流の家」でした。
もうもう、富士山は目の前。美しくて でかかった!雪は、まるで生クリームを芸術的に塗った感じ・・。 雲一つない真っ青な空を背景に、威厳に満ちた富士山は 私たちを見下ろしていました。 二人で冒険して見つけた、ここ 富士山! じんわりと、涙が出てきました。 ぎりぎりの近さ。
「国立中央青少年交流の家」って書いてあるけど、道はさんだ隣は「米国海兵隊」と書いてある。どちらも、初めての耳慣れない公の施設。ちょっと、心は委縮しました。
門構えも立派な、一体、ここは何をする所なんでしょう?
思い切ってレストランらしきところで「昼食を・・」とお願いすると、オーダーストップの時間でしたが、バイキングでしかも560円!で・・・。飲み物も飲み放題でって。温かくって美味しくて、親切にしてくださって有難うございました。多分、こんな二人にビックリされたのでは?滅多に来ない老夫婦の場違いさにね。
隣の自衛隊訓練場では演習らしく、時折、大砲の音。 富士山に惹かれて出かけたら、何も知らなかった 国営の 深い日本を知った感じ・・・。 これこそが大人の感動と冒険の自由旅だね。
大満足して、富士山と別れてバスに乗ったのに、今度はいつまでもいつまでも富士山が追いかけてくる感じの距離感・・・。どこまでも、デカくて優しくって、来年も会いに来るよー!待っててねー。
また、孫ちゃんたちからも「GIBAが帰って さみしい」と言ってもらえて、GIBA冥利に尽きます。
良い旅でした。まさしく、立春大吉。
これは、私が前に、東京イルミネーション観光で、ひとり旅して、お土産に買った時のもの。 4人の男の子の図。
娘は もう結婚して14年という。インテリアも料理もお見事!子どもの幸せは、親の幸せ。
婿殿、おもてなし ありがとう! 嬉しかったよ。またよろしくお願いします。