Schreib mal wieder!

自分の感じるままに...それがクレームと言われても

自分のせい...

2005-09-18 11:00:20 | Weblog
普段会わない友だちと話をすると、いろいろと気づかれることがある。今自分が当たり前に思っていることでも「いつからそうなったの?」と訊かれると答えに窮する。

今朝はあることをきっかけに子供が泣きわめいて暴れて、コップのジュースをこぼした。この結果に至ったプロセスを考えると、親の対応次第で、未然に防げたような気がした。

よく試合後の反省会で「余計なカードを出すハメになっちゃったね」と話したりする。それは審判の対応次第でゲーム内容が変わってしまうからだ。選手の信頼を勝ち取り、選手達の態度をうまくコントロールできれば、反則はおのずと起こらなくなる。「確かにファールは取ったけど、あのときちゃんと選手に口でも注意しておけば、次にあんなファールをすることはなかったよね...」。とかく批判される審判の世界では、自分達の試合中のみならず、試合前、ひいては試合後の態度、ファールの取り方、カードに至る前にどう選手と接するか、などをみんな真剣に考えている。

コップのジュースをこぼした行為、そしてそれに至った直前のやりとりだけを見れば、明かに子供が悪く、カードに相当する態度だ。しかし、そのずっと前の段階で一度こちらに呼んで耳元で諭しておけば、このカードを出す必要には迫られなかったと思う。

今朝の出来事をとおして、「いつからそうなったの?」という質問への答えのひとつを思いついた。それは「当時何度もゲームを荒れさせてしまった苦々しい経験があるから、相手の態度に腹をたてるより、自分の対応で対処するという考えが身についたから」だ。

今回は母親が早い段階でイライラしていたのが見て取れた。そんなときに、こんな論理を説明したところで火に油だ。自分としてはそれを見越してうまくコントロールしていればよかったのだ。そう考えると、上にはいけなかったけど10年近く審判を続けていたことは、決して損にはなっていないんだなと思う。