きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

母のヤクルト

2016-03-10 21:21:25 | 田舎日記
2日前は5月の気温
今日は2月の気温
ジェットコースターの様に激しく上下する気温に
95歳の父の体調が心配だったが、
お陰で、元気にしてくれている。

今朝、ヤクルトレディーさんが、ヤクルトを持って来てくれた。
1週間に1回、7本をまとめて持ってきてくれる。

黙って箱に入れてくれるのではなく、
こうして、顔をあわせると、たわいない話をしたり、
ヤクルト以外の商品をもらったりもする。
今朝は、ヨーグルトを買った。

ヤクルトレディーさんには、もう15~6年、配達してもらっている。
母の元気な頃からになる。

その頃から、父はヤクルトと牛乳を飲み続けている。
飲み続けることが、健康に良い事なのだと、
95歳になる父を見ていると、
それを疑う余地など、無い様に思える。

「15年前、朝の配達時に、デイサービスに出掛けるお父さんとお母さんに会って、
お母さんに、ジョアをよく買ってもらいましたよ。
デイサービスに持って行き、みんなに飲んでもらうと言って…」と、
ヤクルトレディーさんが、
私の知らないエピソードを教えてくれた。

母はよく気の付く、気遣いのできる人だった。
(残念だが、私はそんな母に似なかったようだ

二人揃って、デイサービスに出掛ける姿が
目の前に見えるようで、
15年前の、父と母の幸せな日々が感じられ、嬉しかった。

実は、ヤクルトが好きだったのは、母の方だった。
母が亡くなってからも、ヤクルトを配達してもらうのは、
母の仏壇にお供えする為。

毎朝、仏壇に、暖かいご飯とお味噌汁、お茶とヤクルトを1本
1日も欠かした事が無い。

もちろんその後は、父や私が飲むのだが…。

配達してもらっているのは、母の為のヤクルトだと、話すと。
「初めて聞きました」と、びっくりされていた。

母が亡くなって14年、
これからも、母のヤクルトの配達お願いします。
















コメント
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