きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

彫嵌細工の世界

2016-03-18 20:30:15 | 日記
暖かい!…を通り越して、暑いくらいの気温になった昨日、
友人に、京都に連れて行ってもらった。

久し振りの京都

方向音痴の私は、今回も友人に負んぶに抱っこに、その上、肩車状態

友人が、ネットで調べておいてくれたお店で、昼食

焼きおこわの茶碗蒸し

デザートは、みつ豆とほうじ茶

優しい味で、ホッコリして、
そのあと街をブラブラ

平日なのに、なんと人の多い事か⁉︎
ブラブラしてたら、ぶつかりそうで、
避けながら歩いた。

すれ違い越しに聞こえてくる話し声は、
アジア系の観光客の様だ。

それと、華やかな着物姿の女の子達。
日本人の着物離れを危惧されて、久しくないが、
ここには、その心配は無用に見えた。
着物を新しいフッションの様に着て歩く女の子がいっぱいだ

急な3年坂を息を切らしながら登っていくと、
今日の目的地の、3年坂美術館に到着

“彫嵌細工の世界”が開催されている。


彫嵌細工とは…
パンフレットの説明では、
木や象牙などの素地に、図柄にあわせて、彫り込んだ貝や牙角、金属などを
嵌め込んで装飾する技法…とある。

とにかく、繊細で細かい…

作品の数個には、拡大鏡が置かれていて、
それを通して見ても、非常に細かい

よくもこんな物が、人の手で作り上げられたものだと…感心する。
1ミリほどの貝や象牙を彫り、嵌め込んで行く…
気の遠くなりそうな手間と、高度な技術。


そして、日本画の様なデザインは、
木彫をする私にも、大いに勉強になると…
目を凝らし、脳裏に焼き付けようと、試みるが、
余りにもレベルが違いすぎて、真似など、できそうにない。

いにしえの世に、神業とも思える技術を持った人が存在していた事。
そして、残された作品の素晴らしい事。

大きな感動を、目にも心にも、刻み付けられた1日でした。





















コメント
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