日本を代表するソプラノ歌手、森麻季さんがリヒャルト・シュトラウス晩年の名作、「4つの最後の歌」をはじめ、さまざまな「生」と「死」をみつめた歌曲に挑戦しています。
これまでリリースされていたCDは、バロック前後の宗教曲やオペラのアリアなどでしたが、今回は趣向を変え、彼女の傑出した歌唱力や表現力が生きる歌曲集です。(エイペックス AVCL-25750 HYBRID)
リヒャルト・シュトラウス
4つの最後の歌
・春 ・9月 ・眠りにつくとき ・夕映えの中で
歌曲
・明日には ・夜 ・解き放たれて ・万霊節
リスト
歌曲
・愛の夢第3番「おお、愛しなさい、愛しうる限り」
・ローレライ
ペトラルカの3つのソネット
・第104番「平和な心は得られず」
・第047番「祝福あれ、かの日、かの月、かの年に」
・第123番「地上での眼にした天使の姿」
「4つの最後の歌」は、大勝秀也指揮・新日本フィルハーモニー交響楽団との共演。他の歌曲は、山岸茂人氏のピアノ伴奏によります。
テーマがテーマだけに、サクサクのドーナツとはいきませんが、それぞれ曲の意味をかみしめながらじっくり聴きたいと思っています。