田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

My Favorite Analog!~パガニーニ「ヴァイオリン協奏曲全集」

2012年09月30日 | 音楽三昧

先日、ドイツから取り寄せたLP(15枚)もあらかた聴いてしまい、何かないかと棚を見回していると、パガニーニの協奏曲全集が目に止まりました。

5枚セットのボックスで、たしか、レコード会社にお勤めだったという方から譲っていただいたものです。レコードは、いずれも一度もトレースされていない新品です。

早速、第6番 ロ短調 遺作から聴きはじめました。
独奏ヴァイオリンはアッカルド。共演はデュトワ指揮・ロンドンフィルハーモニー管弦楽団で、1972年ドイツグラモフォンの制作です。

パガニーニの協奏曲は、第1番以外聴く機会がないのですが、この第6番は、四散した楽譜が古物商のもとで発見されたという曰く付きのもので、作曲年代は1番以前ではないかと言われています。溌剌とした曲想と雄大なスケールで聴くものを圧倒します。

作曲者のパガニーニ自身が天才的なヴァイオリニストだったこともあり、独奏部は、高度なテクニックが要求される華麗な旋律で陶然とさせられます。アッカルドの演奏は、そうした難しさを感じさせない流麗なもので、安心して聴くことができます。


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