論語は、古くから日本人の精神文化に多大な影響を与えて来ました。
特に封建社会では、士族・知識階級の必須文献として、幼少の頃から素読に努めたといいます。
現代においても、その断片が人生訓として、種々の場面で引用されます。例えば、
・子(し)曰く、学んで時に之(これ)を習う。
亦(また)説(よろこ)ばしからずや。
朋(とも)あり遠方より来(きた)る、亦楽しからずや。
人知らず、而(しかう)して慍(いか)らず、亦君子ならずや。
・子(し)曰く、吾れ十有五にして学に志す。
三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。
六十にして耳順(した)がう。七十にして心の欲する所に従って、
矩(のり)を踰(こ)えず。
などはよく目にしますが、一度、原文に接し、精読してみたいと思い取り寄せました。
果たして、何か琴線に触れるものに出会えるでしょうか。楽しみです。