拙宅のオーデイオに新顔が登場した。
プロの録音スタジオなどで活躍するMR-2000Sという録音機だ。
この録音機のすごいところは、現在、一般に入手できる最も高音質とされるSACDディスクよりさらに高音質に録音・再生ができる点だ。
つまり、SACDの場合、サンプリング周波数が2.8Mhzであるのに対し、2倍の5.6Mhzで録音、再生できるのだ。こうすることで、より原音に近い録音・再生ができる。
しかし、このようにサンプリング周波数を上げて行くと、音質は良くなるが、生成されるファイルの容量がとてつもなく大きくなる。
例えば、通常のCD(44.1Khz-16bit)の場合、45分程度の収録ならファイルの容量は、約400MB(0.4GB)なのだが、5.6Mhz では10倍の4GBにもなる計算だ。
ということで、このままではサーバーの容量がいくらあっても足りないから、実用的には、サンプリングは半分の2.8Mhzで妥協し、且つ、(サーバーに収容可能な)ファイル形式(96Khz-24bit)に変換してデータ圧縮をかけ、概ね、800MBにする。
この録音機、何に使うかと言えば、LPレコードのデジタル化だ。
現在、拙宅には、約700枚のLPがあるが、これをデジタル化してサーバーに取り込み、ライブラリー化しようと思うのだが、果たしてうまく行くであろうか。