田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

My Favorite Analog!~Rostropovich「Arpeggione Sonata」

2012年04月05日 | 音楽三昧

チェロの巨匠ロストロポーヴィチがシューベルトの物憂く優雅なメロデイーを深々と演奏しています。



この憂鬱で懐かしさ一杯の旋律は、日本人のメンタリテイーによくフィットして、一度聴くと忘れられない曲です。

作曲は、シューベルト。
当時、新しくつくられたチェロより少し小型の「アルペジョーネ」という6弦の楽器のために作曲したものだそうですが、この楽器はすぐ姿を消してしまったため、現代ではチェロで演奏されることが多いようです。

このレコードのもうひとつの売りは、ピアノ伴奏を作曲者として名高い「ベンジャミン・ブリテン」がつとめている点で、両者の交流の深さを物語るものとなっています。

何せ古いレコードで、今では、中古でしか入手できませんが、手元において楽しみたい一枚です。ブリッジのチェロソナタがカップリングされています。