3月14日
今日、ニセコは雨が降り続いています。
明け方、夢の中でザアザアという雨の音を聞いていました。
朝刊の一面に載った経済記事に踊る数字です。いずれも、米国経済の
先行き不安に、マーケットが出した答えです。
・100:対米ドルの為替レート(円)。12年振りに100円の大台を越えま
した。輸入品の決済や海外旅行などには有利な反面、目下、日本
経済の柱となっている輸出にはマイナスの影響大です。
・110:バレル当たりの原油先物価格(ドル)。100ドルを超えて大変と
思っていたのに、さっさと110ドルを突破してしまいました。国
会では暫定税率問題が論議されていますが、いずれにせよ、今後、
ガソリンや灯油の価格上昇となって跳ね返ってきます。
・400:昨日の東証の日経平均株価の下げ幅(円)。一時は500円を超え
ていましたから、あるいは、500という数字を使った方が良いの
かもしれません。株価水準も12,000円割れ目前との見方もあり、
日本経済に黄信号が点灯したいうことでしょう。
上記の数字は、いずれも、昨今の米国経済の不振が原因とされていま
すが、単純に考えても、巨額の戦費を使いながら無法なイラク戦争を
継続し、住宅ローン債権を訳のわからない証券にして世界中にばら撒い
たり、ヘッジファンドの無謀な活動を野放しにする米国にあっては、当然
の帰結でしょう。
ただ、評論家気取りで、何やら繰言を並べているだけなら気楽ですが、
それらが食料品やガソリンなど生活必需品の値上がりとなって、私たち
の日常生活を脅かし、時間の経過とともに、ボデーブローのように効い
てくることは避けられないわけで、まことに困った事態です。