赤毛のアンちゃん

赤毛の柴犬アンちゃんは2014年11月、14年5カ月の生涯を閉じました。『決してリードは放しま宣言』発信中のブログです♪

金・銀・紫

2008-10-09 13:59:46 | (3)季節がみごろ


「国境のトンネルを抜けると雪国であった。
夜の底が白くなった。」
ご存知、川端康成の『雪国』がふと浮かびます。

ノーベル文学賞を受賞してから40年を経たいま
世界経済が長く暗いトンネルに
足を踏み入れた矢先のノーベル賞のラッシュに
日本中が沸き立っています。

戦後間もない1949年
日本最初のノーベル賞が湯川秀樹に授与されたとき
日本人に大きな希望を与えたといわれます。

”夢はあきらめてはいけない”

あきらめずに挑戦することで
光はきっと見えてくる。
そう信じています。

さて、今日は”色”についてのお話です。
もし、ノーベル賞に色があるとするなら
どんな色なんでしょうか・・・

”白”であり”透明”かもしれません。



話題が不思議と重なりましたが
10月8日訪ねた京都で
めぐり会った色がありました。

【金・銀・紫】

まずは金


11月の個展の打合せの前
会場となるギャラリー『be京都』に隣接する
門跡寺院『光照院』の『金木犀』です。


秋の陽射しを浴びて金色に輝きます。



打合せを終えたあと
紫の花を求めて訪ねた先は『時宗極楽寺』
紅葉の名所でもある真正極楽寺『真如堂』のすぐ近く
小さなちいさな門跡寺院です。

入ってすぐこの寺院の奥様と出会って
「いちばん奥に銀がありますよ」
「それと、あれ、なんやったかなぁ・・・」

まずはオススメの銀から


もちろん白く輝く『銀木犀』です。


陽が高くなって葉陰にもいい感じの
陰影がつくられていきます。

ちなみに、”あれ”とは『秋明菊』でした。



いよいよお目当ての”紫の君”に
初めて出会います。


『紫苑(シオン)』
淡い赤紫のやさしい色合いで


ちょうど満開の見ごろを迎えていました。


思いのほか背の高い草花ですが
まるで、たくさんのこころを受けて
この色彩で表現しているような・・・

浅くて深い趣を秘めた『天描の華』
京都展にはぜひ出品したいものです。



【お知らせ】
『天描の世界展 京都』の案内状が出来上がりました。
詳しくは、こちらをごらんください。





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