赤毛のアンちゃん

赤毛の柴犬アンちゃんは2014年11月、14年5カ月の生涯を閉じました。『決してリードは放しま宣言』発信中のブログです♪

ふるさと散歩[21] 浪切歌舞伎―お練り

2007-05-22 07:12:59 | (5)ふるさと散歩


2004年6月に、岸和田に初めてやってきた歌舞伎。
今年は、5月19日、20日の両日にわたり
中村鴈治郎改め四代目坂田藤十郎襲名記念
『近松座歌舞伎公演』が
浪切ホールの大ホールで演じられました。

その公演を前に、5月19日午後1時より
岸和田駅から浪切ホールまで約1kmの道のりを
四代目坂田藤十郎を筆頭に
中村魁春、中村壱太郎、坂東竹三郎が
人力車に乗ってパレードする「お練り」がありました。


浪切ホールへの沿道には
今年もたくさんののぼりがはためきました。

午後2時からは浪切ホール前で歓迎式典


ホールの総合プロデュースでもある
作家・放送作家の藤本義一さんのあいさつは
歌舞伎の語源となった「傾く(かぶく)」の話。
年配の観衆も納得顔で聴き入りました。


四代目坂田藤十郎丈


あいさつが始まるや
身振り手振りとその表情で
観衆の視線を一点に引き込みます。


さすがの存在感ですが
あいさつの中身はといえば
公演に同行の孫(中村壱太郎)のことが中心。
いいおじいちゃんです。



一昨年の第2回浪切歌舞伎の記事では、こう書きました。
この地に日本伝統の歌舞伎が根付くのでしょうか。

全国の自治体で財政難が問題化されていますが
この地も例外ではありません。
だんじり祭だけの街ではなく
教育再生や文化振興の根を絶やさない
個性をもった「傾く(かぶく)」街であってほしい。
そう願ってやみません。





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