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駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

木地制作 ~その3~

2011年08月21日 | 将棋駒製作
木地制作の模様をお伝えしようかと思います。

随分前の記事で制作の様子を記載しようとしましたが、

作業中の写真を撮り忘れたため、

「その2」で終わっておりました。

今回はその続編です。


さて、小生の場合木地は木地師さんから購入しています。

しかしながら、一切の失敗なく

購入した木地だけで完成できるとは限りません。

滲みが出たり、削り過ぎたり、汚してしまったり、

色々な失敗があります。

そこで、数枚程度の補充用木地は自作しています。



写真は御蔵島黄楊を四角く切ったものに、

駒形を鉛筆で記入したものです。

「ケガキ」というそうです。

今回は王将サイズで「柾目」に取ります。



10個ほどまとめて作ります。

一番大きな王将で作っておきます。

他の駒が必要な時は、それらを削ってサイズを小さくできます。


ちなみにこの御蔵島黄楊は、石川清峰師匠から頂いたものです。

師匠が自ら御蔵島まで出向き仕入れてきた黄楊を

自らの手で加工されたものです。

小生が静岡を離れる際に、ビニール袋一杯分ほど下さいました。

この場をお借りして、改めてお礼を申し上げます。

ありがとうございます。

しっかり活用させて頂いております。

つづく

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* 被災地の皆様へ心よりお見舞い申し上げます。   *
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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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駒木地 (中沢)
2011-08-21 10:29:14
補充用木地について
駒木地を買ったときに、予備の木地が付いてきませんか、また時々安い駒木地がオークションに出ていませんか?
私は歩を200枚くらい、金が40枚くらい、玉が30枚くらいその他各々20~30枚くらい持っています。私も板状の材料から5組くらい作ったことがありますが、その大変さはよく知っています。石川さんから駒木地を買うときに、少しずつ予備を付けてもらって、それを貯めておいたらいかがですか。
返信する
中沢先生へ (日向)
2011-08-21 12:24:26
アドバイスありがとうございます。
おっしゃるとおりで、木地作りは思った以上に大変ですね。
次回より石川先生に頼んでみます。
ただ、小生の場合、いつかは本格的な木地制作も出来る様になりたいと考えており、この作業は修業一環と位置づけております。
二兎を追うもの一兎も得ずといいますが。。。
返信する

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