駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

危うく。。。。

2010年06月15日 | 大阪駒(蜀紅・草流・芙蓉・安清)
制作中の蜀紅書です。

本日目止めを実施しましたが、、、、、

先ほど全ての目止めを洗い流したところです。

同時に字母紙も剥がれてしまいましたので、

すっぴんをさらすことになってしまいました。。。


なぜ、洗い流したかと言いますと、

目止めが厚くなり過ぎたからです。

滲みを恐れて粘度高めの目止めを使用したのですが、

それによって膜が厚くなりすぎてしまいました。

このまま作ってしまいますと、

漆と木地の間に「目止め層」のようなものが

出来てしまいます。

また、細いところに漆が入らなくなってしまう

可能性もかなり有ります。

作業のやり直しはとても凹むのですが、

戻る勇気が大切かと思います。

駒作りは常に失敗と背中合わせですね。

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