goo blog サービス終了のお知らせ 

駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

女流王将戦@都城市へ行ってきました。

2010年10月17日 | 将棋駒製作
女流王将戦@都城市へ行ってきました。

前夜祭チケットにキャンセルがあり、

幸いにも参加できちゃいました。

前夜祭でのお二人。

まずは清水さんから。



もう、スピーチの上手さにビックリしました。

流石です。

続いて里美さん。



18歳らしいご挨拶でした。少し緊張気味でした。

お二人は翌日の対局に備えて、午後8時ごろ退席されました。

残った人たちで、無責任な戦形予想をして盛り上がりました。


翌朝です。

ここが対局場の「吉助」です。



なかなか趣きがあります。

ちなみに夜はこんな感じです。



こっそり控え室も撮影してしまいました。



大盤解説会場です。

解説は高崎プロ&貞増プロです。



一生懸命「カンペ」を読んでいます。。。。放送用ですから。。。

盤面はリアルタイムで見れます。



ちなみに駒は二代目光匠師の一字書、彫埋駒でした。新品です。

NHKで使用しているものに似てますが、ほんの少し違うらしいです。

対局結果は。。。。。




囲碁将棋チャンネルを見てください。

☆ 読み終わりましたらポチッとお願いします 
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村




精度が。。。。

2010年10月16日 | 将棋駒製作
新しい木地が入荷しました。

島黄楊の柾目です。

2回に分けて合計4組を購入してみました。

さてさて、精度はいかがかな。。。。

うーむ。。。これはかなり甘いですね。

まあ、価格も安かったので覚悟していましたが、

ちょっと凹む精度です。

これから気長な作業で4組全てを揃えます。

ま、それも楽しいものです。

がんばりまーす。

☆ 読み終わりましたらポチッとお願いします 
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村


立派でしたね。清水女流王将。

2010年10月14日 | 将棋駒製作
コンピュータとの対戦結果は、既に多くの方がご存知ですね。

その進歩の速さに只々驚くばかりです。

オセロやチェスの世界では既にコンピュータが

最強となっているそうですので、将棋もいずれ

そうなるのでしょうね。

コンピュータが凄いのではなく、それを作った人間が

凄いということですね。

こういう対局って、どのプロも指したくないでしょうね。

でも、それを逃げずに対峙した清水さんは立派です。

普通、そういう話がでたら、

「俺が行きます!」

とか言って、堂々と勝負する男性プロが出てきそうなものですが、

そういう声はなかったんですかね?

☆ 読み終わりましたらポチッとお願いします 
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村


赤系柾目 って言うんですかね?

2010年10月12日 | 将棋駒製作
見たい映画があるけど、作業はしなくちゃならないし、、、、

映画見ながらじゃ彫れないし、漆も扱えない。

ということで、やれる作業は木地均しぐらいですね。

木地の表面を研磨する作業ですが、

目視よりも感覚で作業しています。

研磨しているとフッと軽くなる瞬間があります。

これが完了の合図かと思っています。

10ヶ月ぐらい前に購入した中国黄楊ですが、

だいぶ乾燥させましたので、そろそろ整形しても

よい頃かと思います。

#600のペーパーで丁寧に磨いたら、

くっきり綺麗な柾目が出てきました。

赤系柾目って言うんですかね?

縦縞のスーツ柄みたいですね。

どんな書体が似合うのでしょう。

字母紙と相談です。

☆ 読み終わりましたらポチッとお願いします 
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村








普段はこの駒を使っています。

2010年10月02日 | 将棋駒製作
大竹竹風師の水無瀬です。

両端は彫駒、中2つは彫埋駒です。

特に油等は付けず乾拭きだけですが、

今でもそれなりに綺麗かと思います。

後から購入した彫駒は、元々明るい色目でしたので、

まだピカピカしています。

小生の普段遣い駒で、彫埋駒はもう10年以上に

なります。

駒銘の「作」という字の「ニンベン」の一部が

剥がれていますね。

よく見ると彫っていないので、竹風師の駒銘は

「書き」だったのですね。

上手く書けるからできる技で、羨ましい限りです。

この駒で、角交換振り飛車の棋譜を並べ、

新戦法をマスターしようと考えています。

☆ 読み終わりましたらポチッとお願いします 
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村


薩摩黄楊 荒柾

2010年09月09日 | 将棋駒製作
新しい木地が到着しました。

薩摩黄楊の荒柾です。

どちらかというと細かい柾目が好みなのですが、

この木地は一目見て気に入りました。

どんな書体と組み合わせても、

存在感を保ちつつ、主張し過ぎない感じが良いですね。

木地師さんのセンスが光っています。

☆ 読み終わりましたらポチッとお願いします 
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村


第20回富士駒・駒づくりの会作品展示会

2010年09月07日 | 将棋駒製作
いつもご覧頂きありがとうございます。

今回はお知らせです。

第20回富士駒・駒作りの会作品展示会を下記の通り開催致します。

詳細が決まりましたので、改めてご案内致します。

富士山観光とセットでどうぞ。

日時  :平成22年9月18日(土)~20日(月)
     10:00~17:00

場所  :ギャラリーかとう 2F
     〒418-0066 静岡県富士宮市大宮町8-1
     TEL0544-27-1381
     Pあり(店舗裏)

展示内容:彫駒、彫埋駒、盛上駒、駒木地、駒箱、駒台など
     出品作品200点を展示即売

制作者 :富月、清峰、兎月、一刀、高月、輪峰、勝学
     信月、修月、敏房、隆月、平口、松浦、洸月
     慎秀、盛光、松月、富石、日向

制作実演:制作指導者・大澤建夫(富月)、石川清満(清峰)
     制作体験も出来ます。

主催  :富士駒・駒づくりの会(会長 笠井敏雄)


☆ 読み終わりましたらポチッとお願いします 
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村




サビ漆を塗りました。

2010年08月29日 | 将棋駒製作
目止めが終わった木村書にサビ漆を入れました。

ここのところ彫駒ばかりでしたので、

この作業は久しぶりです。

折角ですので、押入れの中に眠っていた

彫駒の失敗作を取り出し、一緒に埋めてしまいました。

写真は2組分です。

合計3回塗り重ねますが、乾燥に一週間ずつかけますので、

彫埋駒としての完成もかなり先になります。

気長に取り組んで参ります。

☆ 読み終わりましたらポチッとお願いします 
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村
【ご案内】富士駒の会

お手入れ中です。

2010年08月14日 | 将棋駒製作
本日、福岡の天気は曇りです。

日差しが強すぎず、適度な風が吹く

過ごし易い日になっています。

こういう日は、棋具の手入れに最適です。

押入れの隅から、カヤ盤を2面取り出し、

日陰の涼しいところに置いています。

盤の作者は、宮崎県綾町で活躍されて

いらっしゃる熊須師です。

手前は木表ですので、普段使いしています。

少ししか見えませんが、奥の盤は木裏で、

手前よりも少し良いものなので、

親しい友人と対局するときだけ使っています。

持論ですが、将棋駒は「駒音」も大事だと思っており、

おおよその木地研磨が終了した段階で、

この盤で駒音をチェックしています。


☆ 読み終わりましたらポチッとお願いします 
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村
【ご案内】富士駒の会

結局決まらず。。。

2010年07月10日 | 将棋駒製作
次回作品を考えながら木地の均(なら)しをしていましたが、

結局決まらず6組も作業をしてしまいました。

(左下の2組はエンピツ書きしたところです)

この作業、基本的には楽しいのですが、

一番面倒なのが「エンピツ書き」です。

もっと簡単にやる方法は無いかと思案中でもあります。

携帯電話の写真ですのでまず分からないと思いますが、

折角ですので一応ご紹介。

上段左側から順に、

島黄楊根杢、中国黄楊板目交、中国黄楊糸柾、島黄楊柾目

下段は全て島黄楊柾目です。

遠目ですが、同じ黄楊でも随分表情が異なることが

お分かり頂けるかと思います。

「早く書体を決めろー!」

と木地の皆さんが叫んでおります。。。。

☆ 読み終わりましたらポチッとお願いします 
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村
【ご案内】富士駒の会


新木地ならし

2010年07月09日 | 将棋駒製作
蜀紅書は完成し、オークション代行会社へ送りましたので、

気持ちも新たに次回作の構想を練ります。

字母紙を眺めながら考える事が多いのですが、

木地を均しながら考えることもよくあります。

均しているのは島黄楊の柾目木地です。

写真では分かりませんが、薄い虎斑が入っています。

柾目ならこのぐらい上品な木地が小生好みです。

しかしながら、今のところこの木地に似合う書体が

浮かんで来ません。。

最後まで駄目だったら、別の木地を均してみよう。

☆ 読み終わりましたらポチッとお願いします 
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村
【ご案内】富士駒の会





石川清峰師匠のこと

2010年06月27日 | 将棋駒製作
写真をご覧下さい。

まるで筆で書いたような素晴らしい彫駒です。

某盤駒店で販売中の写真を頂いて参りました。

価格は彫駒で約10万円!!

作者は石川清峰師、

昨日お話しました大澤富月師匠とお二人で、

富士駒の会を牽引されていらっしゃいます。

師は木地づくりもされます。

彫りと同様に、木地づくりにも一切妥協がなく、

これでもかというほど丁寧に作っていらっしゃいます。

東京や四国からも多くの駒師が買いに来ています。

最近は、駒づくりよりも駒木地づくりが忙しいご様子です。

駆け出しのころ、随分教えて頂きました。

と言いましても、頂けるアドバイスは、

「彫なんていうのはなぁ~

 とにかくバンバン彫ることだ~、ガハハ!!」

みたいなもので、一見すると何も教えていないように感じます。

実は、小生の彫に勢いが足りないことを分かった上での、

アドバイスであり、とても的確な指導をされる先生です。

駒づくりもご夫婦で仲良くされており、人生の先輩としても

とても尊敬できる方です。

☆ 読み終わりましたらポチッとお願いします 
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村
【ご案内】富士駒の会

大澤富月師匠のこと

2010年06月26日 | 将棋駒製作
このブログで師匠の作品を掲載するのは初めてですね。

福岡へ参りますので、お礼の気持ちを込めて、

我が師匠大澤富月師について書かせて頂きます。

写真は、現在オークション中のものを頂戴してきました。

作品は薩摩黄楊の根杢、安清書の盛上駒です。

これをじっくり何ヶ月もかかって作るのではなく、

もの凄いスピードで作られます。

しかも一人で作っています。

まー小生が言うのもなんですが、

人間業ではないですね。

彫りでも埋めでも盛上でも、一気にやってしまう、

その集中力が図抜けていますね。

それと手際の良さといいますか、無駄な動作がありません。

文字ではお伝えできなくて残念ですが。。。


閉鎖的な将棋駒業界において、プロであるにも関わらず、

制作のノウハウをオープンにしているのも素晴らしいことです。

今までそんな方は一人としていませんでした。

人として尊敬できる方です。

☆ 読み終わりましたらポチッとお願いします 
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村
【ご案内】富士駒の会

「指宿」って読めますか?

2010年06月25日 | 将棋駒製作
めずらしく風景の写真です。

どこでしょう?

。。。。。。。

鹿児島県は指宿(いぶすき)です。

小生は最初、読めませんでした。。。

写っているお山は、確か開聞岳だったと思います。

自分で撮った写真ではありませんので、

構図が上手いですね~

WEB上で無料配布されているものを頂戴してきました。


ここ指宿は、薩摩黄楊のふるさとです。

もう10年近く前ですが、木地を求めて一人車に乗り

地元の印材店を訪ねたことがあります。

出発前に電話で

「5角形の綺麗な駒形になった木地がありますか?」

と尋ねたのですが、電話の相手がヒドイ薩摩弁で

何を言っているか分からず、

とりあえず行くことにしました。

行ったらびっくり!



あったのは、ただの木っ端でした。


がっかりした小生を見かねて、

お優しい薩摩の印材店さんは、

ラーメンをご馳走して下さり、

更にスーパーのレジ袋2個分の木地を

お土産に持たせてくれました。

こんな木っ端もらっても。。。。。


でも、それがこの世界にのめり込む

大きなきっかけとなるから不思議ですね。

そこから孤軍奮闘の木地づくりがスタートです。

家庭用のノコギリ1本とサンドペーパーだけで、

朝から晩まで作業していました。

日本の端っこで、木地づくりを4年もやっていましたが、

元来不器用な上に、手作業では数が作れず、

結局成功しませんでした。

ただ、おかげさまで1、2枚程度なら

今でも苦労なく作れます。


おっと、いつの間にか昔話になってしまいました。

写真のせいですね。

福岡へ行きましたら、

またあの印材店を訪ねるつもりです。

☆ 読み終わりましたらポチッとお願いします 
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村
【ご案内】富士駒の会

引越します!

2010年06月22日 | 将棋駒製作
えーと、私事で甚だ恐縮ですが、引っ越します。

行く先は、福岡県福岡市です。

4年ぶりの九州再上陸になります。

生まれも育ちも関東の小生ですが、

九州には魅かれるんですよねー

今から楽しみです。

荷造りを開始し、週末には出発です。

これからは九州で活動をすることになります。

引続き宜しくお願いします。

それと、お詫びが一つ。

この関係で、9月に予定していました展示即売会は

作品ともども出席できないことになりました。

申し訳ありません。

☆ 読み終わりましたらポチッとお願いします 
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村
【ご案内】富士駒の会