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駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

天童楷書物語 ~その43~

2016年08月04日 | 天童楷書
玉山(久徳)作の中彫りです。

大師匠の駒を目にすると、

ほぼ無意識で入手してしまう癖は

生涯治る事はなさそうです。


大師匠が自らが中彫、並彫を手掛ける事はなく、

指導のもと、職人さんやお弟子さんたちが

彫っていたと聞いていますので、

正確には違うのですが、

その作風の違いを見るのが楽しく、

また勉強になります。

加えて、私は何故かこの中彫りがとても好きで、

それも手伝っていると思います。

「レッドタイガーの素(※)」に仕上げたいと思います。

⇒※レッドタイガーとは

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天童楷書物語り ~その42~

2015年11月15日 | 天童楷書
彫刻や盛上げは神経を使う作業ですが、

研磨は単純なので、

将棋のTVや動画を見ながらでも出来ます。

先ほど天童楷書を仕上げました。

木地がやや大人しいので、

どうかと思っていましたが、

書体とのバランスは良い様です。

だれもが一度は目にしたことがある、

スタンプ駒でお馴染みの書体ですが、

木地がちゃんとすると見違える様です。

⇒YAHOOオークションへ出品しました。


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天童楷書物語り ~その41~

2015年05月24日 | 天童楷書
天童楷書です。

オモテ面の彫りが終り、

裏側の字母紙を貼りました。



龍王と龍馬です。

この字を見ますと、

なんとも懐かしい気持ちになるのは

私だけでしょうか。。。



モデルはこちら、

だれもが一度は使ったことがある源平駒。

日本一メジャーな書体は、

実はこれだと私は思いますが如何でしょう?

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天童楷書物語り ~その40~

2015年05月10日 | 天童楷書
天童楷書の王将です。

いつもと違って彫跡が美しくありませんね。

これは後ほどサビ漆で埋めてしまいますので、

外観上の問題はないと思います。

この方が漆の食付きが良く、

剥離しにくいのではと考え、

あえてこの様にしてみました。


先日木村文俊作の彫埋駒を手にしたのですが、

一部の漆が剥がれており、

その下から綺麗な彫刻跡が現れていました。

原因は目止めにあるかも知れませんが、

綺麗に彫ってある方が漆は剥がれやすく、

彫埋(盛上げも)はあまり綺麗に彫らない方が良いのでは?

と考えるようになりました。

まずはトライしてみます。

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玉山作 天童並彫 

2015年04月19日 | 天童楷書
写真の駒は玉山(久徳)作の天童並彫です。

並彫はハズレが多いのですが、

この駒はアタリだと思って

今まで手元に残していました。

何をもってアタリとするかは

難しいのですが、

私の判断基準は

1.スピード感

2.丁寧さ

です。

メリハリの利いた彫刻が出来ると、

二つの要素が一つの作品に共存出来ます。


上手な車の運転と同じで、

スピードを出すべきところと

ゆっくり走るべきところの

区別が出来ている、

と表現すれば分かりやすいですかね?

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天童楷書物語り ~その39~

2015年03月15日 | 天童楷書
昨日の続きです。



この写真に倣って、

自宅にある玉山作天童中彫を

リメイクしてみました。

うーん。。。

使い込んでいないので

やはり硬い感じがします。

レッドタイガーになるには、

人の手と年月が必要ですね。


なお、今回は「糸面取り」を施してあります。

糸面取りに関する定義は様々ですが、

私は角の小さなバリが取れる程度としています。

→YAHOOオークションへ出品致しました。


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天童楷書物語り ~その38~

2015年03月14日 | 天童楷書
玉山作天童中彫に関する資料を

探していましたら、

コチラの記事に至りました。

→銘駒図鑑 玉山作 中彫

画像はそちらから拝借したものです。

手入れがされている駒は

人の手の温もりを感じますね。

天国の玉山師も喜んでいるのではないでしょうか。

駒も「レッドタイガー」と呼ばれて嬉しいでしょう。

※タイトルを「天童上彫物語→天童楷書物語」に変更しました。


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天童上彫物語り ~その37~

2014年12月03日 | 天童楷書
久々に登場しました天童楷書です。

飛車を彫っているところです。

私の彫り方は、写真のように

中央の細かい部分から彫ります。

これは、実際やってみるとわかるのですが、

適当にやっておりますと、

字母紙の接着面積が少なくなった部分が、

剥がれやすくなり、そうなりますと

上手く彫れません=出来が悪くなるということです。

ご参考になれば幸いです。


さて、この飛車の字母紙、いいですねー

懐かしい気分になります。

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天童上彫物語り ~その36~

2014年08月25日 | 天童楷書
昨日の続きです。


長年の使用で駒の角(かど)はすっかり落ちてしまい、

丸くなっています。

「すっかり角がとれて、人間的に丸くなった」

というのは、こういう状態の比喩なんでしょうね。

まめに手入れもしていましたので、

30年以上経過した今でも、それなりに綺麗かと思います。


ただ、仕事を通じて数多の駒を使うため、

この駒の出番が殆どありませんので、

どなたかに引き取って頂くことに致しました。

寂しい気持ちはありますが、

駒は「使われてこそ幸せ!」だと思います。

行方を見守って頂ければ幸いです。

➡YAHOOオークション

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天童上彫物語り ~その35~

2014年08月24日 | 天童楷書
この駒をブログで取り上げるのは二度目になります。

私が31年前に購入した天童楷書の書駒です。

書駒は1枚1枚の出来不出来が激しく、

上手く書けていないものも混入しています。

最初、それに気づかず買ってしまい、

もの凄くブルーになったことを覚えています。

そこで、あと2組追加購入し、

合計3組の中から良く書けている駒や、

木地の良いものを選んで組み直しました。

初めて駒の良し悪しを考え、

駒作りに興味を持つ最初のキッカケになった

最初の駒だったのかも知れません。

つづく

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天童上彫物語り ~その34~

2014年07月21日 | 天童楷書
小生の手元にあります天童中彫駒です。

中古の将棋盤を購入した際、オマケに付いてきたものです。

少々手を加えて、油分を補いました。

これで将棋は問題なく指せそうです。



これは駒尻の写真です。

銘が読めません。

一文字目は「天」という字の草書だと思いますので、

作者はおそらく天童の方でしょう。

でも二文字目が。。。。

どなたか情報をお持ちの方、或いは読める方が

いらっしゃいましたらお助け下さい。

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天童上彫物語り ~その33~

2014年07月15日 | 天童楷書


現在オークションに出品中の

晴月作本黄楊天童中彫です。

一年以上前に作りました天童中彫

はこの作品から字母紙頂きました。

その後、暫くそのままになって

いました。

嫁ぎ先を見つけます。

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天童上彫物語り ~その32~

2013年07月22日 | 天童楷書
昨年6月以来の登場となりました天童楷書です。

表面の銀将まで彫り終わりました。

仕掛かり中作品の殆どが同じようなペースで進んでいますので、

記事に変化が少なくて申し訳ありません。

ただ、この作品はいい感じになりそうな予感があります。

お楽しみに!!

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天童上彫物語り ~その31~

2013年06月18日 | 天童楷書
久しぶりの登場ですね。

天童上彫です。

表面の彫刻、その3分の2ぐらいが終わりました。

マイペースですすめていますので、

特段の失敗も無くいい作品になりそうです。

これからは山形県天童市に近くなりますので、

天童上彫に関する情報も多く発信できるようになるかと思います。

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天童上彫物語り ~その30~

2013年05月07日 | 天童楷書
ただ今YAHOOオークションに出品中の

玉山作 天童上彫 本黄楊彫駒です。

玉山とは久徳こと伊藤孝蔵氏の

雅号であることはこのブログで

何度もお伝えしておりますので、

ご存知の方も多いかと思います。

小生の師匠の師匠に当たります。

天童上彫の字母紙が欲しかったので、

画像をスキャンさせて頂きました。

大役(?)を果たしてくれましたので、

嫁ぎ先を探して出品中です。

サービスで面取りを施してあります。



天童上彫の画像はもう10種類ぐらい

入手致しましたが同じものは無く、

作者の個性が豊かに表現されている

ところが好きです。

それらを参考に自分らしい天童上彫を

いつか作りたいと思います。

誰かの単なるコピーなんか作っても

ちっとも楽しくありませんからね。

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