天童上彫物語り ～その２９～

かなり久しぶりに登場致しました

天童上彫りです。

最新の記事を検索しましたら

昨年の12月でしたので４ヶ月ぶりですね。

決してサボっていた訳ではなく、

少しずつ彫っていましたので、

特段の変化が無いものですから、

記事としてアップすることが出来ずにおりました。

ただ、ようやく全ての歩兵を彫り終えましたので、

記録として写真に収めました。

最も普及している源平の木製スタンプ駒を

本格的に作ると一体どの様になるのか？

自分が一番ワクワクしながら作っています。

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天童上彫物語り ～その２８～

かなり久しぶりに登場しました栄山作の天童楷書です。

随分前にリフレッシュを終えていましたが、

もう既にこの駒に関する記事はアップ済みと

勘違いしていました。

輝きを取り戻し、良い表情をしています。

入手したときからそうでしたが、

この駒「双王」なんですよね。

片方を「玉」にするのを忘れたのか？

それとも栄山師の遊び心ですかね？


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天童上彫り物語り ～その２７～

久しぶりに登場しました天童中彫りです。


お客様との打ち合わせ等に

制作見本として活躍しておりました。

この駒で、

①手彫り

②黒漆、朱漆の仕上がり具合、色目チェック

③面取りの具合（この場合は丸面取り）

④経年変化（古木を使用）

⑤御蔵島黄楊の風合い、感触

等をお客様に見て、感じて頂くためのツールでしたが、

ただ、少々気になるところがありましたので、

細かいところをチェックし、仕上げ直した上で

自分用の駒と致しました。

友人との対局でバシバシ使用しています。

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天童上彫り物語り ～その２６～

久しぶりに登場しましたね。

天童楷書です。

いい書体ですねー

力を抜いて、気ままに彫っています。

「バリ」が少々残っていますが、

彫埋駒にする予定ですので、これはこれでOKです。

日本で一番普及している書体ですが、

本格的に作るとどういう風になるのでしょうね。

楽しみです。

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天童上彫り物語り ～その２５～

一番彫ってみたかった銀将です。

本当は歩兵から順に彫る予定でしたが、

衝動を抑えられず。。。。

あー、なんだかとても懐かしいですね、この銀将。

昔好きだった人と再会したような気分です。。。

なんちゃって。

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天童上彫り物語り ～その２４～

彫刻を開始しました天童楷書です。

初めて彫る書体ですので、

そろりそろりと進めています。

歩兵を３枚ほど彫りました。

中央の太い縦線が難所ですが、

それ以外はまあまあ彫り易いですね。

一応彫埋駒を予定していますが、

彫駒の源平仕上げ（裏朱）も面白そうですね。

どうしましょう。。。

彫りながら考えます。

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天童上彫り物語り ～その２３～

天童楷書の字母紙を作ってみました。

まさに「文明の利器」ですね。

デジタルデータは加工が自由自在！

駒サイズに応じて、文字の大きさが

変化させられます。

感謝！感謝！

ただ、毎度のことながら

字母紙通りには作らないのが小生流。

どこかに自分らしさを出してみたいと思います。

まずは試作ですね。

ん？

あれ？？

字母紙のサイズが駒木地より大きいぞ！



やり直します。。。。。


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天童上彫り物語り ～その２２～

長編となりました天童上彫り物語りです。

新に「天童楷書」というカテゴリーを設定しましたので、

過去記事が一度に見られます。

ただ、ご存知の様に未だに「上彫り」が

作れていませんね。

頑張らねば！！

試作用に駒木地を準備しています。

使用しますのは、ご覧の様な「難あり」の木地です。

殆どの方が、こういう木地を捨ててしまいますが、

元来貧乏性の小生は、こういう形で利用しています。



指す分には全く問題ありませんからね。

さて、字母紙をどうするか。。。。

ここが思案の為所です。

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天童上彫り物語り ～その２１～

ご縁がありまして小生のところへ

１組天童上彫り駒が参りました。

使い込まれ褐色になっています。

使われてこそ将棋駒！ですね。

カチカチと木目の詰まった本黄楊

特有の音がします。

クリーニングしてみないと分かりませんが、

産地は薩摩ではなく、御蔵島かと思います。



天童上彫り駒には珍しく漆書きの銘が入っています。

おそらく当時はそれなりの値段で売られていたのでしょう。

ところで、「栄山」ってどなたでしょうね。

いつもの様にググってみました。

⇒天童駒職人

伊藤栄太郎師ですね。

ご専門は書き駒の様ですが、

この彫駒も素朴でいい味出してますね。

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天童上彫り物語り ～その２０～

お陰様で完成しました天童中彫りです。

遣い込まれることを想定して、

面取りは「丸面取り」にしました。

古木特有の自然な斑が出ていますね。



荏油でかるーく仕上げました。

オール柾目ですが、控えめで飾らない感じが好きです。

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天童上彫り物語り ～その１９～

水研ぎが終わった直後の天童中彫りです。

本日の福岡は晴天ですので、テラスで自然乾燥中です。

滲みは一切ありませんでしたので、

一安心といったところです。

源平仕上げは華やかでいいですね。

この後はペーパーで研磨を重ねて行きます。


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天童上彫り物語り ～その１８～

天童「中」彫りです。

やっぱり裏朱（源平仕上げ）にしてしまいました。

源平仕上げは好みが分かれるところですので、

オール黒色の方が無難なんですけどねぇ。。。

オーダー品でないものは、やはり自分好みに作りたくなります。

丁寧には作っているつもりですが、

試作の意味合いも強いですので、

まあ、ここは好きにさせてくださいね。


お詳しい方から情報を頂きました。

この書体「天童○彫」というのは通称らしく、

正式名称は「羽前（うぜん）書」と言うらしいです。

中彫りはそれを略したもの、ということになる様です。

しかし、以前見た羽前書とは、ちょっと異なるような

そんな気がするのですが、気のせいかなぁ。。。。？


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天童上彫り物語り ～その１７～

一回目の漆入れが終了しました天童中彫りです。

よーく見ると、漆の濃淡がありますね。

このままで終わりとするもの嫌いじゃないのですが、

しかし、どうしたものかと

色々悩んでおります。

源平にするかも検討中です。

優柔不断だなー。。。。

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天童上彫り物語り ～その１６～

天童「中」彫りです。

先ほど目止めを終えたところです。

テラスの入り口は風通しがよく、

早く乾燥してくれます。

ちなみに隣の駒は、栄一作の水無瀬です。

こちらは盛上練習用の駒で、

一緒に目止め作業を終えました。

風に吹かれて駒が気持ち良さそうな

表情をしている様に見えます。

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天童上彫り物語り ～その１５～

本日の福岡は少し曇り気味でしたが、

大変すごしやすい一日でした。

小生「イネ科の雑草」に対する花粉症で、

一日中マスクをしています。

そのお陰で外出することもなく、

作業に集中することができました。

ようやく天童中彫りの全ての彫刻作業が

完了しました。



今回はいつも以上に印刀の研ぎ具合が良かったのでしょう、

途中の研ぎなおしは一回で済んでしまいました。

次の作業は目止めですが、

仕上げをどうするか思案中です。

源平に仕上げましょうかね？


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