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駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

六清 Round 2 ~その17~

2024年04月09日 | 隷書(無剣・六清・三田玉枝・阪田好等)
さて、こちらも完成しました六清です。

木地はお客様からご支給頂きました、

中国黄楊の赤銀目杢です。

木地の性質がよく分かりませんでしたので、

全工程、恐る恐る進めました。

かなり時間を要しましたが、

何とか完成に漕ぎつけました。





精霊 ~その8~

2024年04月07日 | 創作書体
精霊です。

先ほど完成しました。

直ちにお使いになられるようで、

鏡面仕上げは施しておりません。

過去に多くの新書体を作っております経験からしますと、

おそらく、

ここはこうした方がいいなとか、

あーした方がいいな。

という感情を覚えられると思います。

筆記用具で書かれたものと、

刀で彫ったものは、全然違います。

多くの有名書体も、その過程を経て、

現在の字母になってます。

でも、始めないことには、

何も残りませんので、

その行動力に敬意を表したいと思います。






駒師のバイク旅 ~その1~

2024年04月03日 | バイク
じじじつは、、、、

普通二輪(AT限定)免許取りました。

ロードバイク(自転車)は最近まで、

若いころは原付に乗ってましたので、

そもそも二輪は好きなのですが、

更に行動範囲を広げようと思いまして、

AT(オートマ車)限定ですが、

免許取りました。

画像はこちらのHPから拝借したもので、

私の雄姿では、まったくありません。

教習所はほぼほぼ若い男女しかおらず、

かなりこっぱずかしい感じでしたが、

何かを始めるのに年齢は関係ありません。

レンタルバイクで慣らし運転からスタートの予定です。

良い写真が撮れましたら、アップ致します。

取り急ぎご報告まで

駒師の麻雀 ~その53~

2024年04月01日 | 麻雀
随分と時間を要しましたが、

天鳳の三麻、ようやく六段まで来ました。

長かったですねー。

三段まで転落していた頃と比べますと、

押し引きの判断がまあまあ正しくなり、

手組が安定して、粘り強くなり、

そして、かなり押し返せるようになりました。

運の要素が大きい麻雀ですので、

当然のことながら、他家ばかりが和了しまくる様なケースもあります。

こういう劣勢の時に、どの様に打つか?

正解は神のみぞ知る、なのですが、

自分より強い人の打ち方を参考に、

自分なりの仮設を立て、それを検証する、

みたいなことを繰り返していると、

将棋と同じで

「手が覚える」感じが少しします。

この先も継続して、

三麻でも七段を目指します。





六清書 Round 2 ~その16~

2024年03月30日 | 隷書(無剣・六清・三田玉枝・阪田好等)
六清です。

研磨には水で研ぐ水研ぎ、

乾いた状態で研ぐ空研ぎ、

があります。

この状態は空研ぎが半分ほど

終わった状態です。

私の場合、面取りもここまでに済ませておきます。

残るは磨き上げるだけになります。


精霊 ~その7~

2024年03月26日 | 創作書体
漆を水研ぎしました精霊です。

まだ濡れてます。

薩摩黄楊の明るい黄色がいいですね。

板目は水を含むと曲がることがあるので、

一旦乾燥を待って、それを確認します。

15年以上乾燥させた黄楊材なので、

大丈夫だとは思いますが、

ビビりなので、こういうところで

手が抜けないのです。

六清書 Round 2 ~その15~

2024年03月24日 | 隷書(無剣・六清・三田玉枝・阪田好等)
六清です。

一回目の研ぎ工程を終えたところです。

白いのは木の粉です。

鏡面仕上げまで予定していますので、

更に研磨を重ねます。


精霊 ~その6~

2024年03月22日 | 創作書体
いやはや、楽しい作業です。

あっという間に彫り終え、

目止めもして、

漆まで入れてしまいました。

字母から伝わってくるんですよ、

字母を作っている人の楽しい感情が。

豊島字母帳をはじめとする、

現代にまで伝わる字母も、

それを作った人は、

「この書体で将棋をしたら、

さぞかし楽しいだろうなぁ」

そういう感情だったのだろうと思います。

駒師はその想いを駒に込めないといけませんね。

この書体の制作でそれに気づかされました。

妖精 ~その1~

2024年03月20日 | 創作書体
引き続き、お客様が自作された字母で

本格的な将棋駒を作ります。

書体名は「妖精」とのこと。

そう言われますと、

一つ一つの駒が妖精っぽく見えます。

可愛らしい書体ですね。


精霊 ~その5~

2024年03月16日 | 創作書体
精霊の王将と玉将です。

どちらが王将で、どちらが玉将か、

はたまた、両方とも玉将なのか王将なのか、

これは字母の作者以外わかりません。



角行です。カクカクしてますね。



こちらは飛車。

独創的なデザインです。


精霊 ~その4~

2024年03月14日 | 創作書体
精霊の金銀です。

書体の統一感はあまりありませんが、

それも自由でいいですね。

ある芸術家の方から言われて、

木地の厚さがバラバラの駒を作ったことがありますが、

それはそれで味があって、

楽しくプレーできました。

伝統的なスタイルも大事ですが、

それにとらわれる必要はないと思います。






精霊 ~その3~

2024年03月12日 | 創作書体
精霊の桂馬と香車です。

桂馬の一番上の横棒が、

風にそよぐマフラーみたいですね。





精霊 ~その2~

2024年03月09日 | 創作書体
精霊はお客様が自ら作られた字母です。

歩兵ですが、人の顔の様にも見えます。

自由で良いと思います。

アマチュアの将棋は、

プレーヤーが楽しめることが一番大事なこと、

私はそう思って駒を作ってます。








駒師の麻雀 〜その52〜

2024年03月07日 | 麻雀
麻雀プロについて

将棋のプロ(棋士)に比べると、

麻雀のプロは随分と多いなぁ、という印象です。

競技人口に比例するんでしょうね。

将棋に比べると、プロとしての入口は易しい様ですが、

将棋の棋士が得ている対局料の様な収入はほぼ無いらしく、

ゴルフのツアープロとレッスンプロの中間、

みたいな感じらしいです。

プロになる前よりも、

なってからの方が大変な世界の様ですね。

ある士業の方が言ってました、

「先生と呼ばれるけど、自分で営業しないとご飯は食べられません。」

と。

奨励会を厳しすぎると見る向きもあるようですが、

ハードルを下げると、

「食っていけない将棋プロ」

が増えちゃうんでしょうね。

2000人以上いる麻雀プロで、

しっかり業として成り立っている方は、

いったいどのぐらいいるのでしょう?







六清書 Round 2 ~その14~

2024年03月02日 | 隷書(無剣・六清・三田玉枝・阪田好等)
六清です。

漆を入れ、研ぎ出し、乾燥させているところです。

今日の名古屋は、ちょっと寒いですが、

良い天気です。