岩木山を考える会 事務局日誌 

事務局長三浦章男の事務局日誌やイベントの案内、意見・記録の投稿

今日の写真が語ること…(真冬なのに明るい) / Windows7自作が簡単、何でもOSが… (10)

2010-01-31 05:11:27 | Weblog
(今日の写真は、真冬の岩木山、標高1000m付近の様子だ。これが標高1200mを越えると「視界」が極端に悪くなる。この辺りだと「降雪」によって視界が遮られることで見通し距離が短くなるが、標高1200mを越えると、この状態に「雲」が介在してくる。
 「降雪」と「雲に包まれる」という二重の遮断によって、「視界」はますます悪くなり、その距離が、わずかに数mということにもなるのである。
 その上、雪を降らせる「雪雲」は決して「白く」はない。くすんだ灰色で、黒に近い。だから、雪雲に巻かれると、「暗く」なる。薄い雪雲を通して見える「太陽」は、それだけで、その時に「日食」が始まったとしたら「観測」が出来るというものだ。
 小さい頃に、「日食観測」に透明ガラスの破片にローソクの炎で煤を付着させたものを使ったが、それと同じだ。
 標高1200mよりも上部の世界はまさにこうなのだ。)

◇◇ 今日の写真が語ること…(真冬、厳冬期だというのに外は明るい) ◇◇

 空も、雪面も「白色」である。ブナは幹と枝の一部が黒いだけで、あとは「霧氷」をまとっていて、これらも「白い」。白と黒の世界だ。だが、圧倒的に「白」の割合が多い。とすれば、もっと「明るく」てもいいのではないか。この色彩は暗い。
 これは「白黒」写真ではない。れっきとした「カラー写真」だ。だが、やはり「暗い世界」だ。これが、「真冬、厳冬期」の岩木山が見せる普通の表情なのである。
 昨日も外は明るかった。その明るい中を、2時間ほど外に出て歩いたが、その途中で、岩木山を何回も見た。見ざるを得ないのである。
 私の歩くコースは南から北、そして、その帰路は逆になる。だから、岩木山を眺めるには「横向き」か「首を曲げなければ」いけない。首が痛くなるほど何十回も見た。
 「今は大寒だぜ。雪まみれで暗い空、風は強く、岩木山は雪雲に覆われて見えないのが普通だろう」という思いが、私に、この行為をさせ続けていたのである。
 時々、山頂までが見えていた。普通だったら「見えない」この時季に見えていたのだから「嬉しいこと」にという表現が似合いそうだが、嬉しいことではない。
 季節がやはり、1ヶ月半速く推移している。暗いことよりも明るいことの方がいいに決まっている。だが、「暗さ」があるから「明るさ」が引き立つのであるし、「暗鬱とした」冬の日々があるからこそ、明るい春の日射しを待ちわびるのだろう。
 それゆえに、私たちは「明るい春の日射し」に特別な感情を持ち、深く感謝もするのである。それは、雪の下で「春」を待つ多くの草や花の思いと同じであろう。

 「じっと耐えるという健気さ」が、この明るすぎる異常な季節の推移の中で、次第に失われていくことに深い懸念を持つ日々が続いている。

◇◇ Windows7は自作が簡単、何でもOSがしてくれる (10)◇◇
(承前)
…一昔前は、そのようなことはなかった…

 昨日、「LANアダプター」の交換のことについて書いたが、まさに、そのことと呼応するかのような「SOS」を受けた。今時、考えられないようなことだった。最近、といってもかなりなるが、近頃の既製のPCには、すべて「インターフェース」として「LAN」が内蔵されている。
 また、自作用のマザーボードにも、この「」機能が殆どは「付いて」いる。たとえば私のメイン自作機の「P6T D」ボードには、「1000BASE-T×2(Marvell Yukon 88E8056)」が組み込まれていて、「バックパネル I/Oポート」には「1000BASE-T(RJ45)」が2つもある。
 「SOS」の発信者は「相棒」さんだ。大体の話しはこうだ。

 …職場に古いコンピュータが1台増えた。HDDは50GB。「Windows XP Home」をクリーンインストールした。「バックパネル I/Oポート」のLANケーブル端子に接続してあるが、コントロールパネルから「ネットワーク」画面を開いてみても、何も表示されないし、ネットワークの設定も出来ない。もちろん、ネットワークに接続も出来ない。どうすればいいか。…

 この電話での「SOS」を受けて、私は「Intel(R) PROネットワークアダプター」のことや、「Corega1000M/100M/10M対応「GEtherPCI-T32」LANアダプター」のことなどを思い出していた。「ネットワークアダプター」が組み込まれていないのだろうという「結論」を持って、「相棒」さんの事務所に出かけて行った。
 そのコンピュータはNEC社の古いものだった。縦置き型で、横幅が狭い。「インターフェース」として、何かを「PCI」端子に取り付けるにしても、一般的な「プロファイル」では駄目である。いわゆる「ロープロファイル」を使用するしかない。
 コントロールパネルから開いてみたら、電話内容と同じで、「ネットワーク」画面が「空」である。ハードウエアが付いていないということである。付いていると、「Windows XP Home」をインストールした時に、ドライバーが読み込まれるのだが、それがないので、「LAN」のドライバーも読み込まれていない。
 先ずは、「Windows XP Home」のCDから、その「ドライバー」を手動でインストールした。次は「上蓋(横蓋というべきか)」を開けて中を覗く。このNECのPCマザーボードにLANカード(またはLAN機能)が組み込まれているかどうかの確認である。ちょっとだけ先を急いで、「デバイスマネージャー」からの確認をしないで、機械的な中身の確認をしてしまった。
 「デバイスマネージャー」からネットワークアダプターを開いて確認すると直ぐに分かるにである。変なものが確認されると「削除」して「ドライバーソフトウエアの更新」をすればよかったのだ。だが、まあいいだろう。
 とにかく、「ネットワークアダプター、またはLANカード」は組み込まれていなかったのである。
 これは困った。そのカードがないことにはにっちもさっちもいかない。そのような様子を目敏く見つけた「相棒」さんは「実はこの機械につないで使っていたが、壊れてしまって…」と言って指さすのだ。
 私は、そこに無造作にケースの中身が見えるままに放置されている筐体の残骸を見た。そして、その中に「LANカード」を発見したのだった。
 そのカードはハイプロファイル型であり、このNECのPCには装着できない。だが、ケースを開けたままでの装着は可能である。早速PCIコネクターに差し込んで、電源オンだ。
 結論を急ごう。完璧にネットワーク機能が回復した。細かい設定は「個人や企業」に秘密だろうから、それは「相棒」さんに譲ることにして、コーヒーをごちそうになって一休みである。(明日に続く)

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