岩木山を考える会 事務局日誌 

事務局長三浦章男の事務局日誌やイベントの案内、意見・記録の投稿

今日の写真が語ること…(春の雪) / Windows7自作が簡単、何でもOSが… (9)

2010-01-30 05:06:45 | Weblog
 (今日の写真は、「春」に相応しい「生け花」だ。何故この写真の登場かというと、一昨日のお天気に由来している。だが、これをいけたご本人は「一昨日」のお天気などとは関係のないところで、つまり、心情的には何の結節点のないままに「いけて」いるのである。
 一昨日(28日朝)の「外気温」は6.2℃であった。それから、雨になった。そして、午前10時ごろから、綿をちぎったような、雪片の大きな雪「綿雪」に変わった。「綿雪」は俳句の世界では「春の季語」だ。
 1月の下旬は、二十四節気の一つである「大寒」であり、一年で最も気温が低い時期である。
「大寒と敵(かたき)のごとく対(むか)ひたり」(富安風生)という俳句はまさに、その寒さを吟じている。「季語」は大寒、「季節」は冬だ。だが、28日は春の季語で俳句が出来そうな日であった。
 「春がそこまで来ている」、いや「すでに春は来ている」というこの暖かい「大寒」に相応しいという思いで、この写真を今朝は載せたのである。)

◇◇ 今日の写真が語ること…(春の雪) ◇◇

 この「綿雪」は別に、「春の雪」、「春雪(しゅんせつ)」「淡雪(あわゆき)」、「沫雪(あわゆき)」、「牡丹雪(ぼたんゆき)」、または「斑雪(はだれゆき)」や「はだら雪(はだらゆき)」などとも呼ばれている。
ただし、「斑雪(はだれゆき)」は「はらはらとまばらに降る雪のこと」だが、「まばらに降り積もった春の雪」、または「解けかけてまだらに残っている雪」のことをも言うので注意が必要だろう。
 何という日本人の「感性」の豊かさだろう。同じ雪をさして、このように何種もの言い方でとらえるということは、微妙な違いを見て取り、感じ取っている証であろう。
 私は28日の「牡丹雪」を見て、その降りしきる中を歩いて、西東三鬼の「垂れ髪に雪をちりばめ卒業す」という句を懐かしく思い出していた。
 長い教員生活だったが、「卒業式」は年1回だ。その30数回の卒業式後に、この西東の俳句のような「風情と心情」を描いてくれたものはたった1回であった。そして、「ああ、春なんだ」と思った。
 「女子生徒が長い髪の毛に、美しい髪飾りのような淡雪を散りばめて卒業していく」という嬉しいような悲しいような感情、それに、別れという寂しさなど一挙に描きあげている句である。
 だが、私は「垂れ髪」を飾る「淡雪」の直ぐに解けて消えゆく短命に、思いがいって、何だかこの少女の行く末に不安を感じたものである。

 次に、「28日に降った雪」の様々な別名で吟じた句を掲げてみよう。
・にわとりの卵あたたか春の雪 (小西昭夫)
・春雪の暫く降るや海の上 (前田普羅)
・淡雪のつもるつもりや砂の上 (久保田万太郎)
・夜の町は紺しぼりつつ牡丹雪 (桂信子)
・文字盤の中も斑雪の花時計 (鷹羽狩行)

 津軽には「雨かえし(あまがえし)」という言葉がある。滅多にないことだが「真冬に雨が降るとその翌日は大荒れだ」という俚諺である。
 だが、昔から使われてきたこの「俚諺」も当たらなくなっている。29日、昨日は太陽が顔を出し晴れで、風は少し強かったが、その風も「春風」を想わせたし、気温も高かった。まさに、春3月のお天気であった。
 そして、今朝、雪は積もっていたものの、わずか数cmであった。日射しがあると直ぐに消えてしまう程度の雪である。今年もと言わずに「今年は暖冬だ」と言おう。

◇◇ Windows7は自作が簡単、何でもOSがしてくれる (9)◇◇
(承前)
…一昔前は、そのようなことはなかった…

 …こんなこともあった。インターネットの話しだ。
 「電話線」につないで、インターネットで、自作機に「ドライバー」や「アプリケーション」をダウンロードすると、スピードが遅いので時間がかかり、それがすべて「通話料」となって請求される。考えてみたら、実にばかばかしい話しなのだった。
 そこで、インターネット回線を光ケーブル(NTT B Flets 100Mbps)にすることにした。
 そのための手数料が1万何千円もする。これもばかばかしいので、電話の切り換えや配線など自分で全部やり、半額ほど安く出来た。
 だが、これとて、「速い」状態が続くわけではない。3ヶ月もすると、速度が、始めた頃より10Mbpsほど遅くなっていた。
 私と同じ外部回線の先の方に、加入者が増えたからだ。何とかしようとレジストリーの書き換えやら、ルータの設定変更、MTUやRWIN値の書き換えなどをして、以前よりも少し速い状態に戻した。自作機ではスピードが出る。
 よくなるとまた「欲」が出てくる。より速くするためにネットワークアダプターの変更も視野に入れながら、あれこれと「いじって」スループットがほぼ常時30Mbpsと安定するようになった。因みに、現在は下りで「80Mbps」は常時出ている。
 「スピード測定」のサイトは沢山あるが、一つに絞ってその変化を調べていくことが重要だ。一つ気づいたことがあった。それは同じIntel(R) PROネットワークアダプターでも、その規格が/1000と/100では速度に若干、違いがあるということであった。
 比べてみた。自作機がIntel(R) PRO/1000。1台持っていた既製品「Dell8300」がIntel(R) PRO/100である。自作機のほうが速い数値を示すのだ。
 そこで/1000規格のCorega1000M/100M/10M対応「GEtherPCI-T32」LANアダプター(価格2000円程度)を買ってきて、Dell8300のBIOSを変更し、デバイスからIntel(R) PRO/100を削除した上で、PCIに取り付けたのだ。
 しかし、電源ONでBIOSのPOST画面が出るなりハングだ。動かない。何回やっても同じ。
 これは、BIOSで変更できないようなマザーボードが組み込まれているためなのである。既製のPCはこのように応用が利かないのである。(明日に続く)

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