岩木山を考える会 事務局日誌 

事務局長三浦章男の事務局日誌やイベントの案内、意見・記録の投稿

たまには毛色の変わった話しでも…私のコンピュータ事情(4)

2009-02-05 05:23:07 | Weblog
(今日の写真はMicrosoftの新しい「OS」で、まだ市販されていない「Windows7」β版を投入した機械の内部である。)
 これは、昨日の機械よりも一回り小さいケース「筐体」となっている。昨今は「CPU」の発熱が抑制されるようになってきているので、「放熱用」の「ファン」は小型でもよくなっている。それに合わせて、「筐体」も小型化してもいいと考えて、このタイプを選んだのだ。
 しかし、最近は「グラフィックカード(GPU)」が大型化する傾向があり、この写真からも分かるように、「グラフィックカード」を無理矢理ねじ込んでいる感じがするだろう。
 これには、これまで「Vista Ultimate 64Bit版」を入れて使っていた。使っていたというよりは様々な実験をしていたといった方がいいかも知れない。
 因みに、「パフォーマンスの情報とツール」の「1.0~5.9の尺度で評価」するでは最低値が、「プロセッサ、メモリ」で5.6となっていた。

 …その前に、昨日紹介したマザーボードが「ASUS」製の「P6T Deluxe」で、CPUが「Intel Core i7」である「コンピュータ」の「人身御供」的な現象について書いておこう。今のところ2つある。
  1つは「eSATA」が作動しないということである。BIOS画面ではドライバーも認識されているのに作動しないのである。メーカー代理店に問い合わせたら「初期不良かも知れないから販売店に送れ」とのこと、通販で購入したから送っていたら日常使えなくなるではないか。出来ない相談だ。
 2つめは「回復するから」我慢して使っているが、文章を書いていると一瞬その機能が停止してしまうのだ。「変換が出来ない」とか「カーソルが動かない」という現象だ。これまであり得なかったことだから、やはり、「人身御供」の類だろう。
 ただし、このような「人身御供」的な現象は起きたが、さすがに「高速」で作動することは事実であった。ベンチマークテストでは、すべての項目で「今日の写真」の「コンピュータ」の2.5~3.0倍の数値を示してくれた。嬉しいというよりも驚き以外の何ものでもない。

 さて本題の説明に移ろう。マザーボードは「ASUS」製の「P5K Deluxe」だ。最近は「マザーボード」というと「ASUS」製になってしまった。以前は「ABIT」や「MSI」、「Intel」それに「Gigabyit」などのものを使ったが、慣れの所為もあるのだろうか、継続的に「ASUS」製のものとなってしまった。
 私がコンピュータの組み立てに使う部品は、ケースからしてすべてが「外国製品」だ。それも、アメリカやカナダ、ヨーロッパのものではない。台湾、中国、韓国、シンガポール、ベトナム、フィリピンなどで生産されている。日本の製品は「電源」に使われている「コンデンサー」程度でしかないのだ。新しく「コンピュータ」を組み立てる度に、この「現実」を知るのである。

 日本の「物づくりの技術」、職人技、先端技術、「ものを生み出す力」「製造技量」はどこに行ってしまったのだろう。「コンピュータ」を造りながら、私は悲しくなるのだ。市販の「コンピュータ」を使っている限りでは、この寂しさと悲しみは分からないであろう。

 「CPU」ファンの下にあるのが、「Intel Core 2 Duo Extreme」というCPUだ。これは、今から2年以上前では、ハイエンドクラスのもので「 2.93GHz」である。「CPU」ファンは付属のものが「爆音」に近い音を出して、BIOSでもコントロールが出来なかったので「静音」ファンに換えてある。見せかけでなく「Core」が2つあるものだ。
 メモリは「CorsairのDDR2、FSB800で2GBのものを4枚挿入して、合計8GBである。「グラフィックカード」は[NVIDIA GeForce 9800GTX」で「9800」シリーズではハイエンドになる。
 ハードディスクは、回転数が10.000rpm「Western Digital」の「WD1500HLFS」がシステム用、データ用に回転数は7.200rpmの「WD3200AAKS」と「WD5000AAKS」を装填している。ハードディスクの合計容量は970GBだ。
 光学ディスクはSATA接続でこれもIDE接続よりは高速だ。電源はピークで700Wattsである。  
 私には現在、「Vista Ultimate64Bit版」を容れた「コンピュータ」はない。「Windows7β版」を容れたこの「コンピュータ」に、その「ハードディスク」を流用したためである。
 「Vista」という「OS」はすばらしいものであるに違いない。ただ、私は「Windows XP64Bit」版に惚れきっているので、「Vista」を本気で使いこなす思いは最初からなかった。
 だが、あれこれと実験しているうちに、私が主に使っているソフトのうちで2つも使えないことが分かった。一番困ったのは、ある画像ソフトだった。
 それは、インストールは可能なのだが、インストール後に「光学ドライブ」が「コンピュータ」画面から消えてしまい、認識しなくなってしまうことだった。
 BIOSのPost画面では確実に認識しているのに、「OS」が認識出来なくなってしまうのである。つまり、「光学ドライブ」が使えなくなってしまうのだった。
 ソフト販売会社に問い合わせたら「そのOSでは使えない」という返答。まるで「木で鼻をくくる」に等しい。このような「サポート」でも会社が成り立っているというのがおかしいではないか。それとも、質問する私がバカなのか。
 もう一つのソフトは奇妙なものだった。あるハードディスクをシステムディスクにして、その「ソフト」をインストールするが出来ない。ハードディスクを換えて「インストール」すると、出来る場合もある。一体これは何だ。前者の方は、その理由についていくらか理解が出来た。だが、後者の方は未だに謎である。
 また、管理者とユーザーの確認がうるさ過ぎた。これでは「Linux」ではないか。この確認、つまり「root」記入と「パスワード」の記入が煩わし過ぎるのだ。「Windows98」や「Windows2000」、それに「WindowsME」に慣れ親しんだ私には「Linux」は手間のかかる存在であった。
 だから、早々と「Linux」から撤退したのである。しかし、本会の写真展「私の岩木山」では、花や厳冬期の岩木山の画像を公開する時には、この手作り「Linux」コンピュータが結構、活躍したものである。そして、未だに「LinuxOS」とそれが組み込まれた筐体は「納戸」の中にあるのである。
 この機能は「Linux」と同じではないかと思いこんでしまった私には、それ以上「Vista」に興味が涌かなくなってしまったのだ。この辺りも新しい「コンピュータ」を造っても、「Vista」をインストールしないで、「Windows XP Pro 64bit」版に拘っている理由なのではないだろうか。

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