岩木山を考える会 事務局日誌 

事務局長三浦章男の事務局日誌やイベントの案内、意見・記録の投稿

二十四節気の大暑を過ぎたら「暑く」なった・たまにはComputerの話しを…

2007-07-25 06:39:07 | Weblog
 つい先日、二十四節気の大暑だった。それが過ぎたら猛烈な暑さになった。
青森市では32.1℃まで上がり、昨日は真夏日となったと報じられていた。「海」の影響で、弘前よりはいつも「低い」気温を示す青森市でさえこの状態である。
 温暖化、異常気象と言われても季節は、昔から経験した私たちの営みに、同じような「節気」を与えてくれる。何故かしら、ほっとする。
 この「大暑」は一応、暑さの「ピーク」らしく、8月の10日あたりは、早くも「立秋」となる。季節は巡る。今朝だって窓から入ってくる「気」は「冷」を携えている。朝夕は涼しい。すっかりと秋の気配だ。

 たまには、コンピュターのことについて書いてみたい。それはメモリーの相性ということである。
 最近、Intelから新しいチップセットであるP3シリーズが出て、それを使ったマザーボードが販売され出した。私は今まで、Intelの「975X Express」チップセットを使ったマザーボードでIntel社製の「D975XBX」を組み込んだ自作Computerを使っていた。
 ところが、メモリを8MBにしたら、起動しないのである。あれこれと調べてみたら、何と、これがいわれている「メモリの相性問題」というやつだったのである。
 最新のDDR3メモリが販売され出したからだろうか、DDR2のメモリは、ずいぶんと安くなってきた。安さ率は1GBのものよりも2GBの方が高い。つまり、安いということで、バッファロー社製のメモリを購入して「わくわく」しながら、差し替えたら、ギャ~ン「起動不能」。ボードのBiosを最新にしたり、初期設定にしたり、メモリーに関する「F&Q」事項すべてに挑戦したりしたが、まったく改善されなかったのである。
 早速、Intel社とバッファロー社に問い合わせたが、ああでもない、こうでもないと「埒があかない」。とどのつまりは、「お互いの相性が悪いのです。」ということらしいのである。
 私は、これまでいろいろな種類のメモリーを使ってきたが、この「相性問題」に出くわしたことはなかった。通販などで保証している「相性保証」(メモリーはそのボードに差して、使用してみるまで使用が可か不可か分からない。使用不可の場合は返品可能を保証するということ)など、縁がないこととたかをくくっていた。
 だが、現実に「相性問題」だ出てしまった。安さに釣られて「購入」したメモリーには、この「相性保証」がない。使えないメモリーは、ただの「ゴミやもの」に過ぎない。食えない、眺めても美しくはない、飾り物にもならない。救いは薄くて、小さいものだから、「邪魔」にはならないということだけだろう。
 結局は、それまで使っていたサムスン社製の1GB X4 に戻さざるを得なかった。
だが、悔しい。この「8GBのメモリーを何としても使いたい」という思いが心の底で煮えたぎってやまない。
 ASUS(マザーボードだけでなくいろいろなものを製造している台湾の世界的なComputerメーカー)社製のマザーボードには、殆どこの「相性問題」はないと、自作マニアの中では言われている。
 そこで、最新チップセットのP3使用のマザーボードP5K Deluxe/WiFi-APでの使用について、国内の代理店に問い合わせ、「今持っている飾りにもならないゴミメモリー」が使えるかどうかを確認した。「OK」とのことである。
 …だが、この「P5K Deluxe/WiFi-AP」でも大問題が起きてしまったのである。このことについては暇な時にまた書くことにしよう。

 昨日に続けて、「岩木山の花々」写真展の解説を…今朝は「クサボタン(草牡丹)」である。これから秋にかけて咲き出す花だ。
   
  キンポウゲ科センニンソウ属の落葉低木

 外白内紫のツートーンカラーでカールする釣鐘花

 岩手山の麓、焼け走り登山道を登っていた時という遠い記憶の底に…この花があった。その時は、花には無関心、「花」を見る目を持っていなかった若い時期である。当然、岩木山でも、この花に季節のたびごとに出会っているのだが、見えなかったのだ。
 「目」はものを見る器官であるが、すべてが見えるものではない。すべてを見ようとしたら「一生」目を開けていなければならない。もちろん、眠ることも出来ない。これでは、人生でなく死である。だから、人は器用にも「心の窓」で目をコントロールしている。これが、関心のない物や事は「見えず」「記憶」しないという結果をもたらすのである。
 この花には百沢・岩木荘の近くで出会った。葉が牡丹の葉に似ている。茎の先や葉腋からの花序に、釣鐘形の花を多数つけるている。しかも、外側は白で内側が淡紫色だ。外白内紫のツートーンカラーでカールする釣鐘花、クサボタンである。
 夏の終わりから秋にかけて、どこの山でも草の茂った場所や道の法面に、この青紫の花が混じっているに気づく。ほんの小さな花でも、関心があると「目に入って残像」が記憶の底に定着するものだ。 萼片には細毛が密生していて、織物のようにやわらかそな風合い。触りたくなってしまう。花の後もおもしろい。センニンソウ属の名の由来である銀髪のような種子が風になびくのである。