岩木山を考える会 事務局日誌 

事務局長三浦章男の事務局日誌やイベントの案内、意見・記録の投稿

ある地方紙からの掲載依頼とNHK弘前文化センター講座について

2007-07-24 05:31:02 | Weblog
 2ヶ月ほど前に、「何か連載出来るものはありませんか」という内容の簡単な電話が某地方紙の編集部長からあった。
 「はあ、そうですか。色々とご配慮していただきありがとうございます。」という意味の返答を、これまた、短くして、電話を切った。
 ところが、数日前にまた、電話が来た。
 「連載をお願いしたいので、その内容等について、それとなく心づもりをしておいて下さい。出来れば直接顔を出して下さい。少し打ち合わせもしたいのです。」
…というわけで、昨日行ってきた。
 どのようなものを、掲載するのか、どの程度の回数でシリーズとするのか、1回の文章(スペース)量はいかほどかなどについては、まだこのブログでは紹介出来ない。新聞社にとっての、この手の「新企画」は程度の差こそあれ、どうも「企業秘密」に当たるらしい。
 とにかくここでは、何にか私の「連載」が某地方紙で近々始まるらしいということを言っておこう。

 ついでに、NHK弘前文化センターに支社長を訪ねた。講座「津軽富士・岩木山」の10月期開講に関わることで話しがあったからである。
 この講座は、NHK弘前文化センターの強い要望を承けて始めたものだ。7月期(7~9月)で30回目を迎える。
 NHK弘前文化センターでは出来るだけ「継続」してもらいたい意向なのだが、本会としては、いささか「息切れ」の状態なのだ。
 受講生数は、ほぼ定員を充足しているし、みんな岩木山に深い関心と興味を持っている。みんな明るく「真面目」な人たちで、野外観察を含めた受講を楽しんでいる。
 そのような、すばらしい「関係」と「事情」を考慮すると、出来るだけ継続したいと私も思うのである。だがだ。何しろ、「スタッフ」不足である。「岩木山を総合的にとらえる内容」を掲げているのだから、主題(テーマ)は沢山あるのだ。この主題(テーマ)だけでもまだ開講出来なくている項目が、岩木山の歴史、地質、遺跡、気象など20程度ある。
 主題(テーマ)があるのに「開講」出来ないということは明らかに、担当する「スタッフ」がいないということである。
 私は3ヶ月ごとに支社長から請求される「講座」カリキュラムの提出期には、キリキリと胃に痛みを感ずるのだ。
 「するべきこと」があるのに、それを「する人がいない」という空しさともどかしさ、その「するべきこと」がまったく出来ない、まったくその知識もなく、勉強も学習も出来ない私自身に対する憤り、そして、何とか続けなければいけないという焦りに苛まれるのである。
 悩んでいてもしようがない。受講を希望している人たちがいる以上は続けるしかない。いつ「閉講」するかわかりませんよ、と受講生に、その事情を明らかにしながら、とりあえず来年の3月までは続けようと考えている。来年の3月で「36回目」を迎える。まるまる3年間継続したということになる。そこで、「けり」をつけよう。
 …というような、話しをして帰ってきた。
そして、立案した開講主題は次のようなものである。

  07年10月「晩秋の岩木山・樹木とその葉の観察と学習」(野外観察)
    11月「岩木山の自然・木の実、草の実」
    12月「岩木山の自然・雪形を中心にして」 
  08年 1月「岩木山の簡単な生い立ち」
     2月「岩木山の現場から、素朴な疑問・質問」
     3月「山麓の雪上を散策する・アニマルトラッキング」(野外観察)

 まあ、何とかなるだろう…。