大切なキモチ

感じるままに、日々思ったことを書いていこうと思います。

アフリカな一日☆

2008-05-18 | シアワセ
今夜は月がとてもきれい。
あまりにもきれいだったので、ずっと見ていたいと思った。

今日は祖父母達が出かけないとのことだった為一人で出かけることにした。

午前中、横浜・赤レンガ倉庫広場で昨日から開催されていたアフリカ・フェスタに向かった。



アフリカ音楽を聴いてみたかったことと、ジャンベ(太鼓)のワークショップに参加したかったので、時間をみながら行った。

暑い陽射しの中、かなりの人で賑わっていた。

アフリカの各国のブースには、楽器や雑貨、服、食べ物、パンフレットなどがおかれていて、手にとって見られたり買うことができた。

内戦や貧困、エイズ問題など先進国では取りあげられない問題によって、
生活自体が脅かされている現状もあるけど、
日本では見られない大地の中での生活と豊かな自然や文化があるのだと感じた。

フェスタ会場を後にして向かったのは、歩いて10分程の所にある日本新聞博物館。
そこで行われている写真展「A DAY IN THE LIFE OF AFRICA 100人の写真家がみたアフリカの一日」というものをみてみたかった。

世界26ヵ国の著名フォトジャーナリスト100人がアフリカ大陸の53ヵ国に分散し、
アフリカ大陸全域のある一日の様子をそれぞれのカメラに収めて一日の時間軸で追った写真展だった。

私にとって全くの未開の地であるアフリカ大陸の全体像が、
写真展を見ることで何かつかめるかもしれないと思ったのだ。

沢山の国で起きている日常と貧富の差、民族、自然、文化、教育、保健医療etc.様々な様子が写真の中におさめられていた。

写真を見ながらふと思った。

「なぜアフリカは貧しいのだろう。
なぜ日本は豊かなのだろう。」

世界の基本的なことを知らなさすぎると思った。

アフリカ大陸にいくつ位の国があるのかとか、情勢だとかどんな暮らしをしているのだろうとか、全く知ろうとしていなかった。

今回友達から金曜日のドゥドゥさんのことを教えてもらっていなかったら、今日だって行ってなかった。

不思議なつながり。
いろんな所にアンテナをはって興味を持ちたいなと改めて思った。

写真展を見終り、疲れたので山下公園に向かった。

入口のローソンでサルサホットドックを買い、座る所を探した。

沢山あるベンチを見渡したけれどどこも空いておらず、
芝生に座ろうか迷い最後は、防波堤のいっかくに座り、陽射しの下で心地良い海風を受けながらアツアツのホットドックを頂いた。

暑い昼下がりの時間、海からの風が肩にかかる髪をサワサワとクウをきらせてなびかせ、体を通り過ぎてゆくのはなんともいえず気持ちが良く、このまま時がとまればいいのにと思った。


しばらくして、付近に座っていた関西出身の人とアメリカ出身の黒人さんから声をかけられ、
話をしていると、同じくアフリカフェスタに来たとのことだった。

また私と同じく、今日代々木公園で行われていたジャマイカフェスティバルと、こちらと迷っていたとのことで、
フェスに来る人たちは皆考えることは同じなのかなと思った。

その後1時間程ご一緒してブラブラと中華街を散歩し、
肉まんやフカヒレスープやマンゴーなど食べ歩いた。


再度山下公園まで戻ってくると、人だかりがあった。

近付いてみると、大道芸人を取り囲んで見ている輪だった。

東京では足を止めてまで見ないからあんなに多くの人だかりはできないだろうなと思いながら、
前の方で座っている子ども達を巻き込みながらの芸になかなか笑わせてもらった。

今時大道芸で食べている人たちがいて、それを支える観客がこんなにいる場所って素敵だなと思ってしまった。
人がのんびりしていて集まる場所って公園だけど、山下公園は条件にあったロケーションなのかなと思った。


ベンチに座りしばらくお話をしたあと、二人に出会えて楽しかったことやお礼を述べて別れたあと、
またひとりで海を眺めながら心地良い時間を過ごした。

目の前をひっきりなしにカップルや観光客や家族連れが通りすぎてゆくのに、
どこもせわしくなく、人がいることで穏やかな夕暮れの風景を作っているなと感じた。

さすがに日が落ちると肌寒くなってきてしまったので、公園をあとにして帰ってきた。


最近、人と出会うことが多くなったなと感じる。

時間をもらえている中で、自分の気持ちがゆったりできるようになったからだろうか。

時間を大切に、いろんな出会いだったり、経験を通して、
小さなことでも、考えたり感じることを続けながら過ごして行きたいなと思う。