たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

花組『Delight Holiday』_千穐楽ライブビューイング(4)

2019年02月21日 07時06分28秒 | 宝塚
2019年1月13日(日):花組『Delight Holiday』_千穐楽ライブビューイング(3)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/s/Delight


 気持ちが下がるようなニュースが席捲していて、マスコミはおもしろおかしく叩きやすいネタには飛びつくのかといやになってしまいます。コメントにいいことは書かれていなくって現役生はもっといろいろあるとかないとか。もっと他に報道すべきことがたくさんあるでしょうに、宝塚のことはそっとしておいてくれよーって言いたくなります。夢のひとときを求めて一回一回命がけでつとめている舞台をこちらも命がけでみる、わたしはただそれだけ。

 記憶がだんだんと薄れてきていますがイタリアにいく前にもう少しだけ平成最後の12月を断片的に思い出し。序盤ジャズメドレー前の、最初のMCタイムだったかな。舞台の上は明日海りおさんひとり、Holidayはどこに行きたいですか、という話からこんなのどうですかで花組の全国ツアーと蘭陵王をポスター画面と共に紹介、最後に「イタリアはどうですか?」で会場が拍手で沸くと、「みなさんもう気持ちはそこにいってしまっているんですか、まだですよ」とみりおさん。

 カーテンコールで鳳月杏さんがみりおさんを背負おうとしてみりおさんさんがするっと抜けた場面がありました。その後鳳月さんが月組へ戻ることが発表されましたが、この時ご本人たちはすでに知っていたわけであとから振り返れば一緒に舞台に立つのはこれが最後と二人でじゃれあうように楽しんでいたのかなと思います。みりおさんが仙名彩世さんを背負う仕草をすると仙名さんがとんでもないと恐縮しながら後ずさりする場面もありました。上下関係のきびしさを垣間見たような気がしました。それにしても仙名さんはじけていました。重いものを下ろして解放されたようなはじけっぷりでした。歌のノリもすごかった。「アナと雪の女王」の主題歌かな、美声を響かせていました。『仮面のロマネスク』のプログラムをみると2年間ですごく変わりましたね。最後の公演でやっとヒロインらしき役がめぐってきたのかな。キャトルレーヴで鉢巻きして半纏を着た舞台写真が売られているのはご本人のチョイスだそうな。

 クリスマスに鳳月さんの組み替えと怒涛の退団者発表。この公演に出演していた茉那さや菜さん、副組長の花野じゅりあさん、ベテラン娘役の桜咲彩花さんが『CASANOVA』で退団。年が明けて華優希さんのトップ娘役就任、発表。直近の三公演出演者の発表にはついていけていません。こっちに出る人があっちにも出るなんて大変、そんな無理させたら体壊してしまいそう、そんなに無理させなくてもと思います。月組に異動した鳳月さんさんの最初の舞台が花組というのもよくわからりません。宝塚をまたみはじめるとこうして移り変わっていくことを受け入れていかないといけないし、ついていけない体制もあります。それでも日常から解き放たれて一回一回命がけでつとめている美しい世界にひたりたくっていくんですよね。一回一回、この世にいる間だけの、一期一会の出会い。

 書き残していたこと書けたかな。

 大劇場日帰りバスツアー、無事にイタリアの世界を往復できますように・・・。


(舞台写真は宝塚ジャーナルよりお借りしています)。

















カウンセリングスクールのつぶやきメモより(13)

2019年02月20日 16時02分18秒 | 祈り
「2004年10月29日

1.この授業を受けて、感じたこと、考えたことを自由に書いて下さい。


妹が逝ってしまう前にこんな療法に出会っていたら、
という思いが疲れた頭をかすめないではいられなかった。
妹の死に対して、母に対して、irrational Belief をもっている自分を
どんなふうにrational Beliefに変えていけるのだろうか。
IBのかたまりのような私に、REBTは有効な方法だという気はする。」


 この内容は認知行動療法を授業を受けたあとですね。認知行動療法、なんか苦手だなあ、なんか自分にはあわないなあというところが自分の中にあります。無理に自分を変えようとしなくてもいいじゃないですか、みたいな変な反抗心。あわないものも必要。なぜあわないかを考えることも大切だと言ってくれた人がいます。まあ、あわないものはあわないんですけどね・・・。こうして大会社で二人分労働しながら金曜日の夜授業に通い続けた日々。その後国家試験に挑戦して合格して、結果的にまわりまわって縁あって合格から10年余りのちにやっと資格を生かす業務の入口に出会った2年前。大会社で疲弊しながらいたずらにエネルギーを消耗させていた日々、心の片すみでくすぶり続けていた自分にはやるべきことがあるのではないかという熱い想いはいくらかわたしの中で昇華できたのでしょうか。あまりにもきつい最中にいるときにはわけわからないまま次々と知らないこと、どうすればいいのかわからないことがふってくるので混乱しまくり、自分は本当にここにきてよかったのだろうかと思い悩みましたが冷静に振り返れば学んだことはすごく多いです。どうしようもないことの方が圧倒的に多い現実の中で、ほんの少しこちらが力をもらえるような、相手を信じようと思えるような、自分少しは力になることができたのかなと思えるような出会いがありました。だからスーパーウルトラハードな業務をやることができたのだろうと思います。

 今は待機状態。待つのみ。何かしら声をかけていただければハードだとわかっていてもまたやってみようかなという気持ちになってきています。資格を生かす業務にハードじゃないことなんてあり得ないのでいずれにしろハードですけどね、ささやかなやりがいもあります。だからやってみようかなという気持ちになってきています。ただし朝がすごく不安。て不眠になることも多い。都心に暮らしていたときのように半分死んだような状態でもとにかく歩いて駅まで行って電車に乗ればなんとかなったのとはわけがちがいます。毎朝交通事故にあわないよう無事に自転車で駅まで行かなければなりません。自転車に乗れない時は7時33分のバス。実はここがいちばん不安だったりします。自分が努力すれば駅まで15分に縮むわけでもバスの本数が増えるわけでもないので、居場所が決まれば毎日毎日覚悟を決めてなんとか生き延びていくしかないです。

 1月に宝塚大劇場の日帰りバスツアーに二回の参加費、日生劇場に遠征するための新幹線代と宿泊代、全部あわせてようやく30年間払い続けてきた家賃一か月分相当。家賃がいかに大きかったのか、あらためて実感しています。自分が入居する前から水漏れが起きていたのを知らん顔して貸した大家に家賃を払い続けた4年間をおもうと悔しいです。引き換えに利便性を大いに享受できていたので納得。あの部屋に暮らしながらスーパーウルトラハードな業務をやったことで最終履歴を大会社使い捨てから資格を生かした業務に更新できたので納得。少ない収入からどうやって家賃を払っていたのか自分でも不思議でなりません。家賃3か月分相当の引っ越し代をまだ引きずっていますが家賃負担があるかないかの違いはどでかいです。せっかくのデカい家、なんとか無事にやっていけますように・・・。

 家にいるときはひたすら断捨離、家族5人分の茶碗蒸しの容器、母が残したケーキを焼く道具など、もう使うことはないのでお別れ。妹が遺した大量の写真。お別れしていくハードルが高いです。ただ捨ててしまうのは、妹の足跡を消し去ってしまうみたいなので無理。古いアルバムに貼りついてスキャンすることができないものはデジカメで撮影してお別れしていこうかと考えついた次第。デジタルで自分がこの世にいる間は持っていたい。自分がこの世を旅立つ時一緒に旅立ちます。一枚一枚外して写真を撮っていく、手間のかかる作業。少しずつやっていきます。残されたものの役目。

 二晩続けて夢にうなされています。やっと眠剤がぬけてきたかな・・・。

 ハロワにいくためにまた繁華街に出たのでカフェに寄り道ブログでした。

大草原の小さな家への旅_ミネソタ州ウォルナット・グローブ_博物館より(8)

2019年02月20日 09時52分34秒 | 「大草原の小さな家」への旅




博物館の近くにこじんまりと復元されていたローラが生きた時代の学校。








家の中の様子もこじんまりと復元されていました。

















『Little House on the Prairie』より

「Going West

 The enormous lake stretched flat and smooth and while all the way to the edge of the gray sky.Wagon tracks went away across it,so far that you could not see where they went;they ended in nothing at all.

Pa drove the wagon out onto the ice,following those wagon tracks.The horses, hoofs clop-clopped with a dull sound,the wagon wheels went crunching.The town grew smaller and smaller behind,till even the tall store was only a dot.All around the wagon there was nothing but ampty and silent space.Laura didn,t like it.But Pa was on the wagon seat and Jack was under the wagon;she knew that nothing could hurt her while Pa and Jack were there.

At last the wagon was pulling up a slope of earth again,and again ther were trees.There was a little log house,too,among the trees.So Laura felt better.」

星組『霧深きエルベのほとり』『エストレージャス』_二度目の観劇でした(5)

2019年02月19日 17時11分03秒 | 宝塚


「宝塚歌劇団の星組公演「霧深きエルベのほとり」「ESTRELLAS(エストレージャス) 〜星たち〜」が15日、東京宝塚劇場で初日を迎えた。

 「霧深きエルベのほとり」は劇作家の故菊田一夫氏が宝塚のために書き下ろし、1963年に初演された。36年ぶりによみがえった今回は、5度目の上演となる。

 エルベ河沿いの港町で出会った船乗りのカールと令嬢マルギットの短くも切ない恋を描いた作品。カール役のトップスター、紅(くれない)ゆずるは「(初演の時とは)時代も価値観も違う。幸せという言葉がよく出てくるが、今の時代に古き良きを知り新しきを見いだすという気持ちでやっていきたい」と東京公演にかける意気込みを語った。マルギットを演じるトップ娘役の綺咲愛里(きさき・あいり)は「今、この作品に関われたことは光栄に思う。お客さまにも共感してもらえるような舞台作りをしていきたい」と笑顔を見せた。

 また、ショーの「ESTRELLAS…」で好きなシーンは、2人とも「デュエットダンス」とのこと。

 6日に10月13日で退団することを発表したばかりのトップコンビだが、紅は「それはさておきって感じ。この公演を新鮮な気持ちで挑んでいる。1回1回公演を命がけでやっているので、一瞬一瞬を楽しんでほしい」と語った。」


2019年2月15日スポニチのネット記事より


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第7場 ホテル・フロイデ -翌朝-

朝の白樺の森。山小屋風のホテル・フロイデのベランダの向こうにはエルベの流れ。小鳥の声。
マルギットが扉からあらわれる。楽しげに歌いながら、眺めに誘われるように銀橋へ。

乙女「グーテンモルゲン」

マルギット『エルベのほとり
    ある朝のこと
    霧のなかから浮かび出た人影
    それはあなた
    あなたも口笛を吹くのね
    忘れ得ぬ
    白樺の葉のメロディ』

花籠を提げた乙女たちが木陰でのどかに踊る。
カールはベランダの手すりにもたれ、マルギットを見ている。

マルギット「カール、エルベ河よ」

カール「夕べは暗くて見えなかったからな」

マルギット「きれいな景色だわ」

カール「だからとまったんじゃねえか」

マルギット「霧が流れている。あなたと私を包んで。この幸福(しあわせ)を、いつまでも忘れないわ」

カール「マルギット、お前そんなに嬉しいのか」

 マルギットはうなずくと、喜びにあふれて踊る。カールは庭に降り、二人はベンチに掛ける。マルギットはカールに身をもたせかけたまま目をつぶる。カールは上着をマルギットに掛けてやる。
小鳥の声。
ホテルの主人ホルガーがパン籠を抱えて出る。

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 セットも美しい場面でした。現実的には生々しいところを宝塚的に上手くぼかしているところに脚本の巧みさを感じる場面でもあります。二人がいちばん幸福だった時間。言葉少なく静かに流れていく時間。マルギットにベンチへ坐るよう促すところにもカールの優しさがあふれていて、はじめは軽い気持ちで声をかけたのが、この頃には本気でマルギットに惹かれていたカール。カールの左手、わたしが観劇した一度目は膝の上、二度目はベンチにかけていたと思います。カールの表情がにんまりと心の底から嬉しそうで、嬉しい時はストレートに武骨に表情に現すところがカールらしいなと。

(舞台写真はツィッターからの拾い画です)。



 上田久美子先生脚本・演出の『神々の土地』で怜美うららさんのドレス姿の背中がとてつもなく美しかったことをライブビューイングでしたが鮮明におぼえています。この舞台のマルギットとアンゼリカのドレス姿の背中もすごくきれいでした。娘役さんに背中が大きくみえるドレスを着せて背中で語らせる演出、上田先生ならではですかね。カールに札束で叩かれるとき、怒りに震えてピアノを弾くとき、マルギットが客席にみせるのは背中。「ル・サンク」の舞台写真をみるとマルギットの妃咲愛里さんの白い背中、しっかりと筋肉がついていてアスリートでなおかつきれい。鎖骨もきれいでジェンヌさんてすごい。シュラック家を出た後のカールが皮のコートを羽織って客席に背中をみせる場面、フロリアンがピアノを弾く前にタキシードの背中をビシッとなおす場面も印象的でした。言葉よりも語る背中。役者の見せ所。


 冷静に振り返ってみると初演は1967年、高度経済成長期の入口あたり。女性は親元を離れればどこかに嫁いでごはんを食べさせてもらうのが当たり前の時代。ドイツが舞台ですが完全に日本人の物語。カールとフロリアンがお互いに自分ではなくあいつと結婚すればマルギットは幸せになれると決めて譲り合っている。マルギットの本当の気持ちがみえにくところがあるなあと思います。生活に苦労したことのないマルギットにはたぶん家を出てカールと生活するということがどういうことかわかっていなかった、わかっていないまま家を出てカールと結婚するというマルギットの現実感のなさをカールはシュラック家で気づいた。マルギット自身はわかっていないことにも気づいた。生活感がどこにもない無垢な純粋さが可愛いらしいところでもあり残酷でもあり、だからカールはマルギットに惹かれていればこそ身をひくことを決めた。そんなカールの気持ちにフロリアンはたぶん気づいた。フロリアンがマルギットと、出航しようとするカールを港まで追ってきたのはすれ違ったまま行かせてはいけないという想いがあってのことなのかな。マルギットはカールを傷つけてしまったことに気づいて港まで追いかけてきたのかな。マルギット、難しい役所で愛里さんはぎりぎりのところでうまくバランスがとれていると思います。カールが出会ったばかりのマルギットにべらんめえ口調で話しかける場面、随所で笑いが起きていました。カールとマルギットの使う言葉のアンバランスなこと、アンバランスなこと。カールに全く臆することのないマルギットの可愛いこと、可愛いこと。無垢、どこまでも無垢、残酷さと背中合わせの無垢。全く世界が違うカールとマルギット・・・。



 カールの船乗り仲間たち、退団される七海ひろきさんのトビアスがカールの妹ベティと結婚して「あばよ」と去っていくのはもともとある場面なのか、はなむけの場面なのか。パイプをくわえて一人ブーツを履いているトビアスのかっこいいこと、かっこいいこと。もう少し出番があるともっとよかったかな。水夫ズ、緊張感のある舞台の中で客席を和ませ船乗りの世界観をつくる役割を担っていたと思います。左手の花道でも魚釣りながらワチャワチャしていたり、なかなかに可愛かったです。わたしの席からはよくみえました。目が足りなくってみきれていません。船乗りになりたいというヨーニー少年、鮮烈な印象を残しました。



 ショー『エストレージャス』、照明と舞台全体は二階席からのほうがよくわかるので、二度目は二階席からみたかったなという気持ちもありますが、臨場感は一階席の方が断然ありますね。S席なんてバスツアーでなければ坐りません。フィナーレの最後にトップスターが大羽根背負って登場するところ、大羽根がばさあ、ばさあって大きく揺れるところがよくみえてキラキラしていてオーラにあふれているのが少し遠いですが目の前にあって、宝塚をみたー、っていう満足感で幸せでした。

トップコンビが手をつないで踊る星サギをみつめている場面の可愛いこと、清らかなこと。退団発表前から感じていましたが、ショーの随所にお二人の退団に向けたメッセージが込められていますね。どこか覚悟を決めたすがすがしさのようなものを感じました。三回目のデュエットダンスは物語では結ばれなかったカールとマルギットが再会して幸せにあふれた表情で素敵な場面でした。



 二度目の娘役さん群舞、愛里さんのショートヘアが話題ですがお一人お一人、髪型が個性的で素敵でした。他にも見どころはいっぱいで体感5分のショー。やっぱりあっという間に終わりました。衣装も舞台装置もキラキラ、それに負けないキラキラした役者さんたち。

 魂を削りながら芝居をやり、30分の休憩の間に地からお化粧しなおし衣装も髪も変えて、メンタルも整え直して一時間のショーをやる。これを一日に二回。命がけでやっている舞台を観劇できることの幸せをかみしめながら拝見した舞台でした。



 

















 舞空瞳ちゃんの星組への組替えが発表されました。『ハンナのお花屋さん』で入団二年目ながら、すでにヒロイン力をはなっていました。娘役になるために生まれてきたような容姿と華がある上にダンス力があって歌も安定。キキちゃんとまた組んでほしいとなあと思ってすがもうないかな、ないですね。紅さんの星組に迎えられるの嬉しい気持ちもあります。きついと思いますががんばってほしいです。花組のニュースについていくのが大変になっているこの頃、どこにいってしまうのかな、心配・・・。


少しずつ新たな居場所さがし

2019年02月17日 19時06分41秒 | 日記
 昨夜は一週間ぶりにゆるやかな気持ちで7時間余りの睡眠。年取ってくると睡眠もエネルギーいるもんだとわかってきた次第。緊張のあまり眠剤でも眠れなくなっていたと弟に話したら「悲観的になりすぎ」って怒られました。前職で家族との縁がきれた人たちをみてきたあとなので、怒ってくれる家族がいるだけありがたきことかと思ったりします。長い間一人の時間を過ごしてきて、父も母も妹もいなくなった家に暮らしているのがなんとも不思議な気持ちです。

 まだまだ風が冷たい日曜日の夕方、愛車(自転車)で隣町の大きなカフェに来てみました。車に乗せてもらってきたことがある所で遠いかなと思いましたが真っすぐに走ればよくって隣町に入ると信号もあるのでわりと安心。一人用の席だと電源もとれるようになっていて考え事とパソコンに最適。こうしてWIFIもつながります。時代ですね。昨日のための書類作成や作文の準備ここでやればよかったんだと遅まきながら知りました。前職の経験を生かして力を貸してほしいと言われたことで今回の求人とは別のところで前職のことを話したら、あとでいかに大変だったかまざまざとよみがえってきました。同時にほんの少しだけ喜びもあってそれがモチベーションとなりやりがいにもなっていくのかなと思い巡らしたりしています。三カ月前まで暮らしていた巨大都市と郷里近郊の地方都市、ネットで人口を調べてみると10倍ほどの差があります。総合病院の規模と数だけ考えてもけた違い。さらに色々な人が色々なところから流れ込んできているわけだし、施設だっていろいろあるし数も違う。そりゃ大変だったさ、地方都市とは桁違いでした。あんな巨大都市で一人暮らし続けていたことは夢のようにも思えますが事実。事務ではなく大変すぎた経験を生かした仕事をやっていけるといいのかなあという気持ちになりつつあります。

 朝の通勤を考えると自信喪失。土曜日の朝も夕方も駅と家の間は車がほんとにあぶなくって少し気を抜くとひやっとする場面の連続。巨大都市で暮らしていた時のように帰り道でぼんやり仕事のことを考えていたら、たちまち乱暴な車に轢かれます。家から通い続けられるのだろうか。不安におそわれますが壁の薄い部屋のためにまた苦労して家賃を払うのは今のところいやなので慣れていくしかありません。とにもかくにも車に気をつけることを身体に刻み込み直して焦らず少しずつ新たな居場所さがし。大学時代から都心で過ごして10年ほど前郷里に戻ってきた同級生は慣れるのに10年かかったそうなのでわたしも時間がかかると思います。こうして自転車で行ける範囲にお店があるとわかったのでまたひとつ居場所が増えました。今日は会えませんでしたが同級生がアルバイトしています。都心のようにはいかないけれどこうして居場所があるだけありがたいです。適度な人のざわめきの中にいることは大切なのでまた来ようと思います。今度は電源アダプター持ってね。その前に車に轢かれないように帰宅せねば。

 成仏しきれなくなっていた気持ちのつぶやきでした。






茂木健一郎『赤毛のアンに学ぶ幸福になる方法』_エミリーとアン(2)

2019年02月17日 13時47分22秒 | 本あれこれ
「アンに対峙する女性の生き方の一つとして、エミリーの人生の選択が挙げられますが、それはココ・シャネル的な生き方にも通じるものがあると思います。二十世紀初頭に登場し、ファッション界に一大旋風を巻き起こしたココ・シャネル。彼女は、それまでの女性の生活スタイルや価値観を根底から変革しました。このシャネルのように、必ずしも結婚せずとも女性としての人生を謳歌し、仕事面でも大きな成功を得る。そういった感じのキャリアパスというものが、はたして日本に真に入ってきているかということです。

  アンの生き方に対峙するものとして、ココ・シャネル的な生き方が、確固たる人生のロールモデルになりえているかと言うと、やはり日本ではいまだにリアルなものとして根づいていないように思います。いろいろ選択肢はあっても、やっばリアンみたいな生き方が正解なのだと。アンのような強烈な個性を持った女の子でさえも、結局はこういう幸せな結婚で落ち着いたではないかと。もしかしたら日本人はそこにある種の安心感を見出したのかもしれないし、そこに人生の最終日標を設定したのかもしれません。その正解に向けて人生の方向性を決めて歩んでいくという傾向。欧米ではエミリーの人生に共感を覚える女性が多いのに対し、日本ではアンの人生が圧倒的な人気を誇る。それは、こういうことを表しているのではないでしょうか。

 ただ、ここでまたひとつやっかいな問題になってくるのは、おそらく多くの日本の男性にとって、エミリーのような人物は、あんまり好みではないだろうということです。僕は、エミリーという人物はとても面白いと思うけれど、たぶん普通の感覚ではそうは思わないでしょう。ああいう暗黒の世界というのは……。なにしろ『赤毛のアン』の作中においてさえ、男子に人気があるのは想像力溢れるアンではなく、かわいらしいダイアナ・バリーです。それがましてやエミリーとなると、けっこう大変かもしれません。

 けれども、男性がどういう文化を形成しているかで、その国の全体的な文化像も見えてきます。女性の生き方のロールモデルを考察する上では、必ずもう一方の男性の生き方というのも併せて考えていかなくてはならないのです。」

(茂木健一郎著『赤毛のアンに学ぶ幸福(しあわせ)になる方法』より)


「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法 (講談社文庫)
茂木 健一郎
講談社

パラオに行ってきた

2019年02月16日 15時46分19秒 | 小さな旅の思い出
2006年5月7日(日)

パラオに行ってきた。自分の力で行ってきた。
仕事の疲れをひきずって、あわただしく、ずっと睡眠不足のままで身体の疲れはたぶんさほど抜けていない。でも脳みそは休まった。しばし現実を忘れ、ゆるやかに流れる非日常体験な時間。なにもかもどうでもいいような、細かいことなんか気にすんなよ、っていう時間。パラオの海に写真は必要ない。私の心のシャッターに焼きついている光景。それで十分だ。普段眠らせてしまっている身体が感じる心地よさ。風の匂いを身体がおぼえていればそれでいい。
一人という緊張感はかなりあった。ゴールデンウィーク、リゾート地、オプショナルツアーもひとつひとつが前日は不安だった。一人で決めて、待ち合わせる相手もなく出かける、というのもなかなか疲れる。やめとけばよかったかな、という思いが何度もよぎった。でも勇気をもってのぞんだら新しい体験に出会うことができた。
シュノーケリング、体験ダイビング、ドルフィンパシフィック。
はじめてづくしの旅になった。
恐怖感と背中合わせの、目の前を魚たちが泳いでいく光景にいやされる瞬間。現実ではないかのようだ。サンゴ礁たちにも触れてきた。
緊張と興奮が続いて今ひとつ眠れていない。
日々背負っている諸々のものたちを何もかも忘れさせてくれたパラオの海と空。
高いお金を払っても出かけるだけの意義は十分にある。
身をけずるような思いで働いているからこそ、価値がある。
明日から日常生活に戻るが私は負けない。
また、旅に出るために、自分の力で行くために働き続ける。
ダイビング、こわいけどもう一回やってみたい思いもある。
新しい世界が広がりそうだ。
私のように体力のない、無理をしている人間がやってもいいものか・・・。
それにしても、今は身体が軽く、心地よい。
自分へのご褒美だ。
明日からまたヘンなストレスに包まれた日常が戻ってくるが私は負けない。





 翌年の国家試験に向けて勉強しながら、ゴールデンウィークのはざま、社員は長期で休んでいる中、大会社に出勤したその足で成田空港に向い飛び立ちました。グアムで乗り換え、グアム空港はアメリカでした。時差がないし、荷物が少なくてよかったという意味では楽な旅でした。写真はそのご自分からつきあいをやめてしまいましたが体験ダイビングツアーで一緒になった女性がおくってくれたもの。海に抱かれた心地よさ、イルカと触れた心地よさはかけがえのないもの。帰国してからダイビングのライセンスを取得しようとお金払いましたが忙しすぎて疲れすぎて結局挫折。3、11のあとは津波がこわいのでもうやることないかな・・・。

ほんの一歩前進したのかな

2019年02月16日 14時44分41秒 | 日記
 終わってみればあほみたいといえばあほみたいですが、連絡してのんでいたら眠剤に体が慣れてしまったのでしょうか、緊張感もあって昨夜も二時間ほど寝つけませんでした。医師に相談することなくもう一錠のんでしまうのはよくないので半錠だけさらにのんでようやく就寝。6時過ぎにケータイアラームをセットしていたので4時間眠れていないかなあっていう状態での朝、頭が回っているはずもありませんが、ここは一睡もできないまましゃくねつじごくの中をメンタルさんの訪問したりしていた火事場のばか力的力を発揮。電車もバスもなんとか予定どおりにクリアしました。今日は土曜日で弟がいるので鍵神経症から解放されたのは大きかったです。

 行ってみたら思ったよりも人が多くて正直びっくりでした。資格を求められますがこんなにいるのか、こりゃ自分だめだなと思いました。案内どおりに論文試験から開始。お題はこういう求人ならそりゃそうだよねっていうことでしたが完全にスルーしてしまっていました。知識として勉強したことはあるものの前職がそれだけではなくありとあらゆることがあったので細かいことは忘れてしまっているのでこりゃ書けないどうしようと一瞬あせりました。断片的に記憶している知識と前職で出会った事案を思い出しながら書くしかありませんでした。気がついたら冷静に振り返ってみるとあの方からこういうことを教えてもらえたんだなって出会った事案のことを思い返していました。作文でしかありませんが最低限大切と思われることはどうにか書けたのかなあ、わかりません。ひどい字面。ほどなくして面接。都心を離れた理由をたずねられたので全て正直ベース、会社で働きながらしていたこともたずねられたので話しました。都心の前職での経験を話すと、それだけ大変なことをやっていたのなら逆にこれだけではもったいない、人材不足なのでこれから他の職種の募集をかけていくときに連絡させてほしい、ぜひ力を貸してほしいとの話をいただきました。家が駅から遠いので通勤に制約があることは言いそびれてしまったことにあとで気がつきましたが、今日行ったところ近郊なら巡回バスを逃しさえしなければ何とか間に合います。事務ではきっと物足りなくなると思い事務は応募していない、前職はかなりきつかったのでまたやりたいかときかれると正直わからないけれどほんの少しでも人の役に立つことができたのかしらと思えることがありそこに喜びをかんじたので是非連絡してほしいと伝えました。今回の募集はたくさんいらっしゃったのでわたしは決まらないと思います。フットワークの必要な仕事で声をかけてもらえたらやってみようかな。前職はメンタルさん多くってかなりきつかったことを正直に話しました。同じ職種でもそこまできつくないと思いますよとの話でした。肝心の求人を逃したりもしているみたいですがネットで検索すると情報がありすぎるし本当に出会いたい情報に出会うのはなかなかむずかしいことも話しました。声かけてもらえるかな。やってみようと思えることに出会えるといいな。

 都心であれだけきついことを一年間やったっていうことも大きいようです。無事に家から通勤できる範囲で出会うべき場所に出会えますように。こうして少し時間がたってみると最初わけがわからないうちは大変すぎると電話がはいるたびに拒絶反応をおこしたりしていた対象者から、一年間かけて信頼関係を構築したことにより、教えてもらえたことがあったんだなとあらためて気づいた次第。もう会うことはないですがどうしているかなあとふっと思い出したりしている次第。気持ちが入り過ぎてしまってもいけませんが事務的だけではすまない業務。その後どうされたかなあとかまだこの世にいらっしゃるかしらと気になる方が何人かいます。わたしが関わったことでその後ほんの少しでもその方にとってよいと思われる方向に流れているといいですがそう簡単にはいかないのが人。こうすることが絶対に正解だというこたえはどこにもないのが難しいところであり面白いところでもあります。あんまり真面目に振り返っているとまた頭がしびれてきてしまいます。外に置いて帰ることにしましょう。

 せっかく繁華街に出たのでお昼を食べてさらにケーキセットを食べながらひといき。家から自転車で行ける範囲ではなかなかこうして外に置いて帰ることができないのでついついゆっくりしたくなります。水曜日はハロワ。木曜日は花組宝塚大劇場日帰りバスツアー。気持ちが星組から戻らないまま。紅さんからみりおちゃんに切り替えていかないと。

 お見苦しいばかりの連日の弱音ブログ、読んでくださりありがとうございます。

 ずっと緊張していたのでひとまず終わってほっとしました。今夜はゆっくり甘いものを飲んで早めに休みます。その前に観劇ブログなど書けるといいな・・・。

昨夜ねつけず

2019年02月15日 22時03分22秒 | 日記
 明日の朝にむけて緊張しすぎているせいか、昨夜は眠剤をのんでも寝つけませんでした。1時前に布団に入って3時を過ぎたあたりでどうにか寝ついた気配。日曜日の夜から連続で眠剤に頼り中。口の中が気持ち悪くって仕方ないし、論文、論文、と気持ちが追い詰められ、自分が担当した事案をまとめたものを読んでいるうちに頭がしびれてきてしまい飽和状態。今日はコンビニのイートインでコーヒーを飲みながら、もう一回だけ読み返したら、ハロワともうひとつの辞退せざるを得ない方に電話をしてあとは一つ隣の駅近くにあるスーパー銭湯に行ってきました。露天風呂、炭酸浴、ジャグジーなどあり、岩盤浴別料金で千円でした。期待していませんでしたが思ったよりも広くって心地よかったです。都心のスパのようなわけにはいきません。周囲はなんにもないド田舎。時間制限がないので4時間ぐらい過ごしたかな。いやなものがいくらか汗で流れたと思います。あったかくなれば自転車で行けるかな、いや自転車ではちと遠すぎるかな。いやなものがたまったときは汗で流すのがいちばん。明日のことを思い詰めても仕方ない。そんな試験をやる方がどうなのよっていう感じで朝無事に行くことができればそれで十分だと思うことにします。もう一つの、朝巡回バスでは間に合わないとわかっていながら書類を送った方は作文を提出したので面接だけ。こっちのほうが気持ちは楽ですが、業務内容以前に朝間に合わないので辞退せざるを得えませんでした。

 自分が生まれ育った所とはいえ、人生の半分以上を都心の利便性享受しながら暮らした身には慣れない田舎生活。適応できない自分に自己嫌悪で慣れていかなければ、慣れていかなければと自分を追い詰めてしまっているようです。かつて知っている郷里よりもはるかに車社会。想像していた以上に慣れていくの、正直かなり苦しいです。家の近所が特に危ないスポット連続で気が抜けませんちょっと気を抜くと、昨夜はパチンコ店の駐車場から飛び出してきた車と接触するところでした。たぶん従業員。今日昼間みたら出口に「止まれ」ってちゃんと書いてありました。聞こえないけど止まれって書いてあるんだからちゃんと止まれよって叫びました。いつ事故にあってもおかしくないです。今日愛車で通りかかったかろうじて横断歩道の白線だけはひいてある所。警察官がふたり何やら測っていたのでボタン式でいいから危ないので信号つけてほしいと頼んでみました。国交省の管轄で信号やトンネルをつくりたくない方針なんだそうな。交通規制課と行政と住民とで話し合わないといけないのですぐには無理だけど声としてあげますとのこと。住民も歩かない奴らばっかりだからわかんないんじゃないかな。年に数件死亡事故が起きているというのにこんなド田舎で一人や二人死んでもお役人はなんともないさな。悔しいね、車社会。もみじマークをつけている車も多い。自分の父も85歳まで運転してましたが高齢になっても運転しないと生活できないですからね、都心との落差が大きすぎて愕然としています。こっちが気をつけていても注意力には限界があるし防ぎ切れないこともあります。都心の生活ではほとんどありなかった壁が立ちはだかる郷里の生活。

 自分にもうがんばらなくてもいいよって言ってあげたいですが、それは人生という階段をおりるとき。階段をのぼり続けている限りはおりることできなくって収入がなければ観劇も旅もできないし日中の居場所は必要。だから今はまだのぼり続けるしかない。使い捨てにされた大会社でがんばりすぎるぐらいがんばっていた頃、「そんなにがんばらないでください」って言ってくれた人がいました。がんばらなくてよくってふんばればいいのか。

 明日はちょっとあったかくなるみたい。無事に早く起床して7時55分の電車に乗れますかね。そこから先またバス。歩いてもいけますがバス。無事にやれたらそれで十分。

 今夜眠剤で眠れるかな、荷物と服を確認したら眠れますように・・・。

 星組『霧深きエルベのほとり』『エストレージャス』、東京公演始まりました。ライブビューイングまで毎日SNSをみるのが楽しみです。心に沁みこみすぎて余韻引きずり中・・・。

星組『霧深きエルベのほとり』『エストレージャス』_二度目の観劇でした(4)

2019年02月14日 22時53分03秒 | 宝塚
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第15場B ハンブルクの酒場プロースト
     -祭りの終わり-


カール「あんた、なんて名だったけな」

ヴェロニカ「ヴェロニカ」

カール「ヴェロニカ、あんたを、マルギットって呼んでもいいか」

ヴェロニカ「・・・いいよ、呼んでみな。悪い気はしないね」

カール「あんたを、マルギットだと思って、俺いいたいことを言うからな。マルギット、マルギット、俺あ、ほんとうはねえ、お前が好きで好きでたまらねえんだよぉ。お前のためなら死んでもいいと思ってるんだよ。だけどお前には、フロリアンが一番ふさわしい亭主なんだ。幸福(しあわせ)に幸福(しあわせ)に暮らせよ、なあ、幸福(しあわせ)になれよマルギット!幸福(しあわせ)になれマルギット、幸福(しあわせ)になれ、幸福(しあわせ)になれ、幸福(しあわせ)に・・・マルギット・・・マルギット・・・」

カールはヴェロニカの膝に突っ伏して、おいおいと、子どものように声をあげて泣く。
音楽優しく。

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 マルギットの怒りのピアノをシュラック家の窓の外で聴いた後、強がって仲間と「ブラボー「」と酒を飲んでいたカールがヴェロニカには本音をもらしてさめざめと泣く場面、紅カールの真骨頂だと思います。こっちも涙が出てきちゃうよ、ほんといい奴、優しい奴、不器用な生き方しかできなくって愛しい奴。

 今の星組さん、ショーでは紅さんの長い腕と大きな手が愛里さんと真琴さんをすっぽりと包む込む感じがすごくいいですね。ふたりの、トップスター大好き感が最高です。


(舞台写真はツィッターからの拾い画です)。




 29日15時の客席折り、1月14日の15時と全く同じ席だったので同じジェンヌさんたちがきてくれたの思うのですが自分こんなヘンテコおばさんだと思うと恥ずかしくて恥ずかしくて。この日は子供がいなかったのですぐ横にきたジェンヌさんがかなりこっちもみて手をふりながら笑いかけていてくれたのに、まともに顔をみることができませんでした。ハイタッチの手を出してくれたのに恥ずかしくってタイミングあわなかったり、ショーの最初の客席降りの時だったと思いますがなぜか少し離れたところで歌い踊っていた男役さんとめっちゃ目が合ってしまったり、恥ずかしいことしきりでした。舞台もみたいし目はやっぱり忙しかったです。エルベでは瀬央ゆりあさんがすぐ横の通路を通りました。色白の美人さんでした。後ろを振り返ると礼真琴さんが至近距離にいらっしゃいました。みんな小顔で華奢で妖精さん。魔法にかけられたようなひとときでした。ないと思いますがこれで紅さんを近くで拝見したら夢なのか現実なのかわからなくなりそう・・・。




ノンアルコールドリンク、800円は高いですが涙でかれた喉にちょうどいい飲み心地でした。



もう一つの公演デザートもいただきました。





船の錨がデコレーションされているの、細やか。