たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

星組『霧深きエルベのほとり』『エストレージャス』_二度目の観劇でした(4)

2019年02月14日 22時53分03秒 | 宝塚
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第15場B ハンブルクの酒場プロースト
     -祭りの終わり-


カール「あんた、なんて名だったけな」

ヴェロニカ「ヴェロニカ」

カール「ヴェロニカ、あんたを、マルギットって呼んでもいいか」

ヴェロニカ「・・・いいよ、呼んでみな。悪い気はしないね」

カール「あんたを、マルギットだと思って、俺いいたいことを言うからな。マルギット、マルギット、俺あ、ほんとうはねえ、お前が好きで好きでたまらねえんだよぉ。お前のためなら死んでもいいと思ってるんだよ。だけどお前には、フロリアンが一番ふさわしい亭主なんだ。幸福(しあわせ)に幸福(しあわせ)に暮らせよ、なあ、幸福(しあわせ)になれよマルギット!幸福(しあわせ)になれマルギット、幸福(しあわせ)になれ、幸福(しあわせ)になれ、幸福(しあわせ)に・・・マルギット・・・マルギット・・・」

カールはヴェロニカの膝に突っ伏して、おいおいと、子どものように声をあげて泣く。
音楽優しく。

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 マルギットの怒りのピアノをシュラック家の窓の外で聴いた後、強がって仲間と「ブラボー「」と酒を飲んでいたカールがヴェロニカには本音をもらしてさめざめと泣く場面、紅カールの真骨頂だと思います。こっちも涙が出てきちゃうよ、ほんといい奴、優しい奴、不器用な生き方しかできなくって愛しい奴。

 今の星組さん、ショーでは紅さんの長い腕と大きな手が愛里さんと真琴さんをすっぽりと包む込む感じがすごくいいですね。ふたりの、トップスター大好き感が最高です。


(舞台写真はツィッターからの拾い画です)。




 29日15時の客席折り、1月14日の15時と全く同じ席だったので同じジェンヌさんたちがきてくれたの思うのですが自分こんなヘンテコおばさんだと思うと恥ずかしくて恥ずかしくて。この日は子供がいなかったのですぐ横にきたジェンヌさんがかなりこっちもみて手をふりながら笑いかけていてくれたのに、まともに顔をみることができませんでした。ハイタッチの手を出してくれたのに恥ずかしくってタイミングあわなかったり、ショーの最初の客席降りの時だったと思いますがなぜか少し離れたところで歌い踊っていた男役さんとめっちゃ目が合ってしまったり、恥ずかしいことしきりでした。舞台もみたいし目はやっぱり忙しかったです。エルベでは瀬央ゆりあさんがすぐ横の通路を通りました。色白の美人さんでした。後ろを振り返ると礼真琴さんが至近距離にいらっしゃいました。みんな小顔で華奢で妖精さん。魔法にかけられたようなひとときでした。ないと思いますがこれで紅さんを近くで拝見したら夢なのか現実なのかわからなくなりそう・・・。




ノンアルコールドリンク、800円は高いですが涙でかれた喉にちょうどいい飲み心地でした。



もう一つの公演デザートもいただきました。





船の錨がデコレーションされているの、細やか。




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